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本日2021年9月15日に配信されたシステムソフトウェアアップデートにより、PS5画「M.2 SSD」によるストレージの拡張(本体の内部にM.2 SSDを追加で搭載できる機能)が利用可能となりました。
しかし、「M.2 SSD」はPS5純正、のようなものはなく、PS5取り付け用のM.2 SSDを探し、購入する必要があります。そのため、「どのM.2 SSDを買えば良いの?おすすめのM.2 SSDは?」などの声も増えています。
そこで今回は、PS5用にM.2 SSDを購入する際に参考になる対応状況や選び方などに関する情報をまとめて紹介します。
目次
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PS5に対応するM.2 SSDの条件について
PS5に対応するM.2 SSDの条件(要件)としては、公式サポートページにて、次の通り案内されています。
- インターフェース:PCI-Express Gen4x4対応M.2 NVMe SSD (Key M)
- ストレージ:250GB~4TB
- 対応サイズ:2230, 2242, 2260, 2280, 22110
- 放熱構造を含むサイズ:幅:最大25mm 長さ:30 / 40 / 60 / 80 / 110mm 高さ:最大11.25mm(基盤から上8.0mmまで、基盤から下2.45mmまで)
- シーケンシャル読み込み速度:5,500MB/秒以上を推奨
- ソケットタイプ:Socket 3 (Key M)
この他にも詳細の記載があるため、詳しくはリンク先を参照して欲しいのですが、それぞれの項目は専門的な場合もあるため、このあたりに不慣れな場合、その内容を見てもM.2 SSDを選ぶのは少々難しいかと思います。
とはいうものの、ある程度勉強してから/調べてから購入し、よく理解して購入できる状態になっておくことをおすすめします。
ヒートシンクは大丈夫?
特に購入時に注意が必要なのが「ヒートシンク」です。
「ヒートシンク(放熱構造)」とは、M.2 SSDの冷却(放熱)を促すために利用されるパーツのことを指しますが、このヒートシンクと呼ばれるパーツはM.2 SSDの表面に取り付けられ、大きさも様々であり、それなりの場所を取る(大きい)場合があり、最悪カバーを閉じられない/取り付けられない、のようなことも発生しかねません。
この「対応ヒートシンク」の問題については、先ほどの要件中では「放熱構造を含むサイズ」という部分で説明されています。そして公式ヘルプサイトを直接見ると分かるとおり、図面も掲載されています。
ただしやはりその難しさからか、次の注意書きも掲載されているため、よく注意するようにしてみてください(メーカーや販売業者への問い合わせが推奨されています)。
ただし、放熱構造(ヒートシンクなど)には、さまざまなサイズがあります。使用を検討しているM.2 SSDまたは放熱構造(ヒートシンクなど)がここに記載されているサイズ要件を満たしているかどうかわからない場合は、別の製品を探すか、詳細について販売業者またはメーカーに問い合わせることを推奨します。
(引用元)
なお、ややこしいならヒートシンク不要、と思ってしまうのですが、次のように何らかの放熱構造は必要、との記載があるため、購入する際には注意が必要です。
PS5でM.2 SSDを使用する場合、ヒートシンクや熱伝導シートなどの放熱構造が必要です。
(引用元)
PS5対応のM.2 SSD
こうなると、無難なのは始めからメーカーが「PS5対応」をうたっているM.2 SSDなのですが、本日利用できるようになったばかりであるためか、まだあまり目立って案内されておらず、なかなか見つけづらい状況となっているようです。
Weastern Digital WD BLACK SN850 シリーズ
そんな中、購入報告をよく見かけるものに、WD BLACK SN850シリーズのM.2 SSDがあります。
こちらについては、「ヒートシンク搭載モデルのWD Black SN850は公表されているPS5のM.2 SSD要件を満たしています。」との記載があり、メーカーの公式ページにも次の記述があります:
PlayStation 5コンソールに対応するようになりました
(引用元)
しかしいずれも、注意書きとして、括弧内で「(現在PS5システムソフトウエアベータプログラム参加ユーザーのみに限定)」や「(PS5対応ファームウェアのベータ版ユーザー限定)」という記載があります。
この「ベータプログラム」というのは、本日の通常のM.2 SSD対応ソフトウェアアップデートを先行して利用できるプログラムのことと思われるのですが、正式リリースされた現在も、特にこの記載は変更されておらず、これだけを見ると「ベータ版に対応しているのは分かるが正式版に対応しているのかよく分からない」となってしまうかもしれません。
ただしこの点については、もともと「WD_BLACK SN850」を紹介したツイート:
ヒートシンク搭載のWD_BLACK SN850 NVMe™ SSDをPS5のM.2スロットに追加すれば、お気に入りのゲームをさらに保存して、次世代ゲームのエクスペリエンス獲得に必要なスピードを活用できます。(※現在はPS5対応ファームウェアのベータ版ユーザー限定です)https://t.co/whGR2pmYBC pic.twitter.com/rCWtpxhWEJ
— WD Japan公式 (@WesternDigiJPN) September 8, 2021
このツイートに対して、明日(今日)のアップデート後にも使用できるのかという内容の質問に対して次のように答えており、今後公式サイトも正式な対応表記へと変更されるのではないかと思われます。
ですね('ㅅ' )
— WD Japan公式 (@WesternDigiJPN) September 15, 2021
Seagate FireCuda 530 シリーズ
また、「PS5動作確認済」との掲載があるのが、次の「FireCuda 530」シリーズのSSDです:
このAmazonの表記上は「PS5動作確認済」ですが、こちらについても公式サイトには次の記載が残った上で、PS5の使用への対応が説明されている状況です。
*PlayStation 5システムソフトウェアのベータ版が必要です
(引用元)
取り付け方法動画
購入したM.2 SSDを取り付けるには、本体カバーの取り外しなど作業が必要となるのですが、そちらについては次の公式動画でわかりやすく解説されているため、そちらを参考にしてみてください。
外付けSSDと何が違うの?
なお、「USB接続の外付けSSD(USB拡張ストレージ)」というのもストレージ拡張の手段として用意されていたよね?それと「M.2 SSD」というのはどう違うの?、と思うかもしれませんが、この「M.2 SSD」との大きな違いは、M.2 SSD内に保存したゲームソフトは、そのまま起動できる、という点です。
PS5にM.2 SSDを取り付けると、M.2 SSDストレージを使用して、PS5用およびPlayStation®4用ゲームやメディアアプリをダウンロード、コピー、起動できます。
(引用元)
M.2 SSDストレージに保存されたPS5用ゲームを直接プレイできます。
M.2 SSDストレージにPS5用ゲームを直接ダウンロードできます。
M.2 SSDストレージに保存されたPS5用ゲームを直接アップデートできます。
(引用元)
USB接続の外付けSSDの場合、データを待避することはできるのですが、起動するためには本体ストレージに戻してから、でなければなりません。
PS5用ゲームをプレイするには、USB拡張ストレージドライブからゲームデータをコピーし、PS5の内部SSDストレージに戻す必要があります。
(引用元)
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