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昨日以降、本日2021年10月26日にかけて、iPod touchでLINEアプリが起動できなくなってしまった、立ち上がらない、落ちる、などの声が増加しています。
この問題および関連情報について紹介します。
目次
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iPod touchでLINEが開けない
昨日以降より増加し始め、本日2021年10月26日現在もiPod touchでLINEが開けずに落ちてしまう(緑色のロゴ画面が一瞬表示された後すぐにホーム画面に戻されてしまう)問題の発生するユーザーが増加しています。
アプリを開いてもすぐに落ちてしまうため、LINEを利用することができません。
原因:何らかの不具合が発生か
突如問題が発生するユーザーが急増しており、iPod touchとLINEの組み合わせにおいて、何らかの不具合が発生しているものと思われます。
基本的な対策
不具合が発生していて特に回避方法がない現状、基本的にはLINE運営による不具合修正の完了を待つ、というのがユーザーにできる基本的な対策となります。
iPod touchはLINEアプリのサポート対象外
ただし今回「iPod touch」において不具合が発生していることについては、ひとつ特別な事情を加味しておく必要があります。
それは、LINEがiPod touchを「サポート対象外」の端末とはしている点です。
このことは、公式ヘルプの「LINEの推奨環境を教えてください」という項目にて、次のように紹介されています。
なお、以下の端末はサポート対象外です。
- iPod touch
- WALKMAN
- SmartTV BOX
- KindleなどのFireOS端末
- PHS端末
- シミュレータ/エミュレータ(仮想環境)
- Androidタブレット
- カスタムOS端末
(引用元)
通常「サポート対象外端末に指定されているから起動できなくなるんだ」のような単純な仕組みではないのでややこしいのですが、サポート対象外であることによって、いざサポート対象外端末でしか発生しない不具合が発生した際に、その不具合を修正する優先度が下がったり、技術的な修正の難しさ等によっては全く修正しないことになる、などの対応も考えられます。
しかし、「サポート対象外」であっても、何ごともなかったかのように不具合が修正され、iPod touchで再び利用できるようになる可能性も十分考えられます(※今までiPod touchでの動作を全く考慮せずに開発を続けていたとしたら、もっと前から不具合が多発していたのではないか、とも思われるので、ある程度意識的に対応されていたのではないか)。
したがって、この「サポート対象外」に記載されていることがどの程度不具合修正の有無や速度等に影響を与えるのかは今のところはっきりとしないものの、「サポート対象」とされていない、という点は注意しておくほうが良いかと思います。
※App StoreのLINEアプリのページには、「互換性」という項目があり、そこに「iPod touch iOS 13.0以降が必要です」や「このiPod touchに対応」との掲載があるため、「サポート対象なのではないか」と見えてしまうかも知れません。しかしここの「対応」の文字はあくまで「互換性」の話をしており、このApp Storeの「互換性」という表示は「サポート対象」とは異なる表示で(例えば「iPod touchだけ互換性から消したい」のように直接表示内容を開発者が編集するものではない)、「サポート対象外だけれど機能的にはインストールできてしまう」といったことが起こりうるものであるため、ユーザーとしてはこの「サポート対象端末」と「互換性」に差が発生する可能性に注意が必要です。
※ヘルプを「iPod touch」で検索すると、いくつかの記事が見つかり、例えばLINE Outの機能内のヘルプでは、「iPadやiPod touch、タブレットなど電話番号がない端末」のような注意書きが書かれています。サポート外であればiPod toudchに対するこの記載は不要のはず、と思うと、公式ヘルプ内の記載に何らかのミスや更新漏れなどがあることも考えられそうです。ただしiPodという単語を含むページはいずれも動作環境の項目と比較すると更新頻度が高かったり閲覧数が多いページとは考えにくく、どちらかといえば「iPod touch」の記載のあるヘルプ側がiPod touchがサポート外であることを加味せずに書かれている、と考える方が納得感が高いように感じられます(※ただしこういった読みは覆される可能性もあるので一応気にしておくのが良いかも知れません)。
対策について(「サポート対象外」表記を加味した場合)
このような「iPod touch」ならではの事情がありつつも、今回の不具合そのものに関しては普通に修正が行われることを期待しつつ復旧を待つ、というのがユーザーのできる対策である、という点に大きな変化はありません(特殊な回避策等は見つかっていないため)。
実際のところ、前述の通り「サポート対象外に記載しているから絶対に修正しない」という話ではないため、現在のユーザーへの影響の大きさなどを加味して、サポート対象外の状態を続けるとしても修正対応を行う、ということ自体は不思議ではありませんし、iPod touch以外にまで影響が出ている不具合で、それを直すと同時にiPod touch側の不具合も修正された結果再びiPod touchで動作するようになる、などといったパターンとなることも考えられます。
ただしその一方で、iPhoneやiPadなどのサポート対象の端末で発生した問題とは異なり、なかなか修正されない可能性にも配慮しておくことがおすすめです。例えば特定の友人/知人への連絡手段が絶たれてしまっているような場合には、必要に応じて他の連絡手段を確保しておくなども検討してみてください。
また、その後この不具合が修正され再び起動できるようになった際には、今後もこのようなことが発生することを懸念して、正常に動作している間に対応端末(iPhoneなど)への引き継ぎ/移行する、といった対処も検討してみてください(※iPod touch以外に別の端末を利用しているかどうかなどにも寄りますが、例えばiPod touchの代わりに中古のiPhoneのWi-Fi運用などで安価に済ませる方法などを検討しても良いかも知れません)。
今回iOS15.1リリースとタイミングが重なる
なお今回、本日実施されたiOS 15.1のリリースとこの問題発生とのタイミングが重なっている影響で、iOS 15.1にアップデートしたらLINEが起動しなくなった、との声もありますが、iPod touchユーザーに関しては、iOS 15.1リリース以前の前日から発生しており、現在iOS 14系でもこの落ちてしまう問題が発生していることから、iOS 15.1で発生する不具合、というわけではなく、iPod touchとLINEアプリとの組み合わせで発生している問題、と考える方が良さそうです。
追記:アップデートで修正(2021年11月5日追記)
2021年11月5日現在、LINEの最新版アップデート(バージョン11.19.0)へのアップデート後、iPod touchでLINEアプリが起動できるようになったとの報告が増えています。
起動できなくなっていた問題が解消されたものと思われます。
起動できない状態が続いていた場合には、最新版へのアップデート後に起動できるようになっているかを確認してみてください。
参考
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