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iPhoneの最新のソフトウェアアップデート「iOS16」の新機能により、ロック画面の時計表示を、壁紙画像の人物の後ろ側に表示する、つまり、時計に重なって今までは見にくくなっていた人物だけを前面に持ってくることができるようになりました。
この「切り抜いて手前に持って来る」ことができる機能は「被写界深度エフェクト」と呼ばれ、壁紙の設定時(ロック画面のカスタマイズ時)に、オン・オフすることができます。
しかしこの「被写界深度エフェクト」をメニュー内から「オン」にしようと思ってもグレー表示になってしまい、タップしても反応せず被写界深度エフェクトをオンにできないために、時計を後ろに回り込ませる設定ができない場合があります。
今回はこの被写界深度エフェクトが使えない状態になってしまう原因に関する情報を紹介します。
なお、「被写界深度エフェクト」の利用には、あらかじめiOS16へのソフトウェアアップデートが必要です。
目次
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被写界深度エフェクト設定
「被写界深度エフェクト」は、ロック画面のカスタマイズ画面の右下の「・・・(メニュー)」ボタンをタップすると表示されるボタンです。
しかし時計を写真の後ろにしたいと思っても、その「被写界深度エフェクト」がグレー表示になってしまい、有効にすることができない場合があります。
この原因には、いくつかのパターンがあるため、それぞれ確認してみてください。
原因1:被写界深度エフェクトが利用できない画像がある(利用できる画像の条件が厳しい)
被写界深度エフェクトが「オン」にできない、と困ってしまう恐らく最大の原因となっているのは、被写界深度エフェクトが利用できる画像を選択できていない場合です。
iOS16では、壁紙に使用する画像を選択した際に、その画像が被写界深度エフェクトが利用できる画像、つまり、切り抜いて手前に持ってくるような被写体を自動検出できるかどうかに関わらず「被写界深度エフェクト」メニューが表示されるため、注意が必要です。
被写界深度エフェクトで切り抜きやすい写真は、こちらを向いている人物(実写)で背景がシンプルなものなので、一度もまだ被写界深度エフェクトを使えていない、という場合には、そうした試しやすい画像を一度利用して、使い方を試してみるとよいかと思います。
原因2:ウィジェットを配置している
iOS16アップデートで追加されたロック画面のウィジェット機能ですが、実はこのロック画面のウィジェットを追加している状態では、被写界深度エフェクトが利用できません。
そのため、ウィジェットを配置している場合には、ウィジェットを一度削除して、被写界深度エフェクトが有効の状態になるか(戻るか)を試してみてください。
原因3:切り抜く対象と時計が被りすぎている
その他には、切り抜きができる画像であっても、時計との重なりが大きすぎる(時計が隠れすぎる)位置に切り抜く対象(人物など)が被っている場合は、強制的に「被写界深度エフェクト」が無効化されてしまうため、そうした場合は重なりが小さくなるように、画像の位置(2本指で動かす)を調整してください。
また、上部の余白が少ない画像を使用してしまうと時計と重ならないように下に動かすことが十分にできず、切り抜きに成功する画像であってもうまくロック画面に配置できずに被写界深度エフェクトがオンにできない場合があるため、上部の余白を追加するような編集を行うか、上部の余白が広い画像でやり直すようにしてみてください。
非対応端末にも注意
なお「被写界深度エフェクト」機能は、iOS16アップデートに対応しているiPhoneすべてで利用できるわけではなく、対応端末でのみ利用できる新機能です。
その影響で、iOS16にアップデートしていても、「iPhone X」「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」では被写界深度エフェクトが利用できないため注意してください。
参考
Note: This option may not be available for all photos. Layering is not available on wallpapers with widgets. The multilayered effect is available on supported models. Layering is available only on images with people, pets, or the sky, and isn’t available on every image in those categories. Layering may not be available if the subject is too high, too low, or obscures too much of the clock.
(引用元)
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