スポンサーリンク
ChatGPTの登録時や、Microsoftアカウントの登録時(Outlookなど)に、「矢印を利用して左の画像で示した座標に列車を移動させましょう」や「矢印を使用し、同じアイコンの動物を回転させて手の指し示す方向を向くようにしてください。」「矢印を使い、左側の表示と同じアイコンを点線でつないでください。」などの画面が途中で表示される場合が今月6月以降、増加しています。
この画面が表示されて、「何の画面なのかよく分からない」「意味が分からない」「どう操作すれば良いのか分からない」「矢印が何のことか分からない」などと困ってしまったユーザー向けの情報を紹介します。
目次
スポンサーリンク
「矢印を利用して左の画像で示した座標に列車を移動させましょう」問題
6月初め頃以降、ChatGPTに登録しようとした際に、電話番号の入力直後に「アカウントの保護」という画面が表示され、そこで「クイズを開始する」をクリックすると次のような文章の書かれた画面が表示されるケースが増加しています:
矢印を利用して左の画像で示した座標に列車を移動させましょう。 (○件中1件)
[画像(列車の位置)] [画像]
[送信]
この画面が表示されたものの、内容の意味が分からずに登録を進められずに困ってしまうケースが発生しています。
※2023年6月12日現在、「矢印を使って動物を回転させ、手の方向を向かさせてください。」というパターンも多く発生しているようです。
画面の目的
そもそもこの画面は、ChatGPTへの登録において何の役割を果たしているのかというと、自動化されたロボットなどではなく、人間が操作していることを確認するために表示されてします。
よくあるのは、画像が複数枚表示されて「あてはまる画像を全て選べ」と指示されるものや、画像に読みにくい数字やアルファベットが表示されており「表示されている文字を入力せよ」と指示するようなものです。
そうした「ロボットかどうかを確認するシステム」の一種が、「矢印を利用して左の画像で示した座標に列車を移動させましょう」という画面です。
基本的な操作方法
今回のこのタイプの画面は、他にもいくつかの種類がありますが、基本的に、左側の画像を見ながら、文章の指示に当てはまる右側の画像を選択する、という方式になっています。
右側の画像は、2つの左右矢印ボタン「←」「→」をクリックすると切り替わるので、右側の画像を切り替えて正解の画像が表示されたら、「送信」をクリックします。
「座標に列車を移動させましょう」問題の意味
今回の「矢印を利用して左の画像で示した座標に列車を移動させましょう」はどういう意味かというと、左側の画像を頼りに、小さな列車が正しい位置にある右側の画像を選ぶ問題になっています。
右の画像の仕組み
先に右側の画像を見ると分かりやすいのですが、右側の画像には格子(マス目、碁盤の目)が描かれており、そのどこかに列車(小さい1両編成)が配置されています。
そして、格子の左には4つの数字、格子の上には4つのイラストが描かれており、列車の場所が、「数字」と「イラスト」の組で表現できるようになっています。
左の画像の「数字」と「イラスト」を確認
一方、左の画像に目を向けると、そちらに同じ「数字」と「イラスト」が1つずつ描かれているはずです。
そちらを確認してから右の画像を見ると、その「数字」から伸びる横の線と、同じ「イラスト」から伸びる縦の線とが重なる位置に列車が表示されている画像が正解の画像、となります。
正解の位置に列車がある画像を選ぶ
あとは、右の画像の左下にある「←」ボタンと、右下にある「→」ボタンを何度かクリックして、その正解の位置に列車がある画像を探します。
そうした画像を見つけたら、その画像を選択したまま(表示させたまま)「送信」ボタンをクリックします。
何度か同じような問題が表示される場合は、「基本的な操作方法」は同じなので、問題文を読み、左の画像をヒントに、当てはまる右側の画像を「←」「→」ボタンを押して選んで送信を押す、という操作を繰り返してみてください。
Microsoftアカウント作成時にも同じタイプのクイズが表示
このクイズは、Microsoftアカウント(Outlookのメールアドレス作成時など)の作成時にも、「ロボットでないことを証明するために クイズに回答してください。」という画面が表示された後、「次」ボタンをクリックした際にこのような問題が出題されるケースが同時期より増えています(※ChatGPTを運営するOpenAIに対してMicrosoftが出資していることもあり、同じシステムを利用しているのかもしれません)。
そちらでも基本は同様です。
「列車の位置」以外にも問題パターンあり
なお、「左の画像で示した座標に列車を移動させましょう」パターン以外にも、以下のような問題が出題される場合があります:
- 「矢印を使い、左側の表示と同じアイコンを点線でつないでください。」
- 「矢印を使用し、同じアイコンの動物を回転させて手の指し示す方向を向くようにしてください。」
- 「矢印を使って対象物の数を変え、左の画像と一致させてください。」
- 「矢印を使い、バツ印で指示された位置に人物を移動させてください。」
- 「矢印を使って動物を回転させ、手の方向を向かさせてください。」
- 「矢印を使い、アイコンを指示された軌道へ移動させてください。」
その他、形式が異なるものとして、ChatGPTの利用時に次のような質問が表示される場合もあります。
- 「指の数の合計が4本となる画像を選んでください」(6つの画像から1つの画像を選択する別のタイプ)
- 「矢印を使い、指示された席に人物を移動させてください。」
スポンサーリンク
スポンサーリンク