【ChatGPT】「アカウントの保護」表示の意味や操作方法について（アカウント登録時・電話番号認証画面）

ChatGPTアカウントの登録手続きを進めている最中、「Verify your phone number」画面で携帯電話の番号を入力して「Send code」ボタンをクリックした直後に、次のダイアログが表示される場合があります：

アカウントの保護
質問に回答してあなたがロボットではないことを証明してください。

[クイズを開始する]

ブラウザを英語設定で利用している場合は次のメッセージとなります：

Protecting your account
Please solve this puzzle so we know you are a real person

[Start Puzzle]

盾のマークとともに「アカウントの保護」と書かれていることから、「ウイルス対策ソフトと関連するのではないか」とも思ってしまうような表示です。

しかしその一方で、表示されるボタンには「クイズを開始する」というウイルス対策ソフトとは関係のなさそうなボタンが表示されることが特徴です。

このダイアログは、ここから始まる、ロボットではないかを確認する（人間がアクセスして操作していることを確認する）ための認証（画像認証）を開始することを宣言している画面です。

次の画面で指示に従って操作しないと、人間がアクセスしていると認めてもらうことができず、先に進むことができない、という仕組みです。

よくあるのは「当てはまる画像を全て選ぶ」方式や「画像に書かれている文字を入力する」方式などです。ChatGPTでもこれに類似したシステムが組み込まれている、というわけです。

ChatGPTの場合、「アカウントの保護」という見出しよりも、中央に「質問に回答してあなたがロボットではないことを証明してください」という文章が分かりやすく、この「質問」のことが元の英文では「puzzle」であり「puzzle」が「質問」と訳されているのですが、ボタン部分も英語ではもともと「Start Puzzle」であるにもかかわらず「Puzzle」が「クイズ」と訳されてしまっており、「質問」だったり「クイズ」だったりして、さらに混乱しやすくなってしまっているようです。

「クイズを開始する」をクリックすると、画像認証の画面に進みます。

場合によって設問は異なりますが、例えば次のような設問が表示されます。

矢印を使って動物を回転させ、手の方向を向かさせてください。 (2件中1件)

左の画像に指の向きが表示されているので、右の画像に表示されている動物を、右の画像の左下や右下にある左右矢印（「←」「→」）をクリックして、指と同じ向きを向くように回転させます。

正しい向きに回転させられたら（正しい画像を選べたら）、「送信」ボタンをクリックします。

この「設問文を読んで、左の画像を参考にしながら、正解の画像になるように右の画像を「←」「→」ボタン（矢印）をクリックして選択して送信ボタンを押す」という作業を繰り返すと認証に成功し、先に進むことができます。

「検証完了 あなたがロボットではないことが証明されました。操作を続けてください」と表示されたら、SMSが入力した電話番号に送信され、画面が「Enter code」に切り替わります。

なお、この問題を解くのに時間がかかりすぎた場合、次のメッセージが表示されてしまう場合があります：

検証サーバーへの接続が中断されました。もう一度試すには、チャレンジを再読み込みしてください。

[チャレンジの再読み込み]

これが表示されてしまった場合は、「チャレンジの再読み込み」をクリックして、もう一度問題を解き直してみてください。

その後、アカウント作成時だけでなく、ChatGPTでのチャット中に突然この「アカウントの保護」が表示され、チャットの利用前にクイズに答えることが要求されるケースが増加している模様です（2023年6月16日現在）。