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【Word/PDF】目次が「エラー! ブックマークが定義されていません」になる原因や対策について(印刷時・PDF作成時など)

Microsoft Word (1)

Microsoft Officeの「Word」を利用して作成した文章を印刷しようとしたり、PDFとして保存しようとした際に、目次のページ番号が「エラー! ブックマークが定義されていません。」エラーになってしまう場合があります。

このエラーの意味や原因などについて紹介します。

目次のページ番号がエラーになる

Wordで文章を作成していたものの、印刷プレビューを表示したり、印刷・PDF作成した際に、目次のページ番号の一部が「エラー! ブックマークが定義されていません。」エラーになってしまい、正常に表示されなくなってしまう場合があります。

正常に目次の番号が表示されている箇所はクリックすると該当する見出しに移動できますが、エラーが表示されている箇所はクリックしても移動できません。

エラーの意味

このエラーメッセージは、目次が正しく設定されていない状態を表しています。

具体的には、目次内のエラーが出ている項目について、本文内のどの見出しのことを指しているのかが指定されているものの、指定先の見出しが実際にはどこにも存在しない状態になってしまっています。

目次と文章とがズレた状態

通常であれば「目次」の内容、本文が編集されるごとに更新される必要があります。

本文が更新されると、見出し部分が自動的に読み取られ、目次に反映されるのですが、ここが正しく動作していない・更新できていない状態だと、見た目上はちゃんと本文と見出しが揃っていても、内部的な「指定」が外れてしまっており、ブックマーク定義エラーになってしまう場合があります。

印刷時・PDFでエラーが表示される原因

編集中の時点では問題なくページ番号が表示されていたのに、印刷しようとしたり、PDFを作成した際にエラーになってしまった場合、印刷等の時点でページ番号(見出しが何ページにあるか)の更新が行われ、ズレが発生していることが検出され、エラー表示に切り替わったものと思われます。

対策

そのため、この目次と本文とがズレた状態を修正する、というのが根本的な対策となります。

対策を行う前に、エラー表示になる前のWordファイルや、現在のWordファイルの状態を、別ファイルとして保存するなどして、元の状態に戻すことができるようにしておいてください。

目次を更新する

Wordの目次機能を利用して目次が作成されている場合、目次内をクリックして選択すると上部に表示される「目次を更新」をクリックすることで、エラーが発生している見出しが削除されるなど、目次が最新の本文に合わせて再作成され、問題が解消する場合があります。

目次を作り直す

Wordの目次機能を使わずに手作業で目次が作成されていた場合や、目次を編集しようとして何らかのおかしな状態になってしまっていると思われる場合には、目次を作り直すことも可能です。

目次を挿入したい場所をクリックしてカーソルを置いた状態で、Wordのメニュー内にある「参考資料」>「目次」から目次のデザインを選択します。

すると、新しい目次が挿入される、もしくは、現在の目次が置き換わります。

目次を再作成しても内容と合わない場合は

目次を更新・再作成した際に、目次内に表示される見出しと表示されない見出しが発生している場合は、本文側に問題がある可能性があります。

目次の自動作成は、本文の見出しを自動的に収集して作成されますが、それは見た目が見出しのように大きな文字になっていればよい、という訳ではなく、Wordの機能を利用して「見出し」として指定されている必要があります。

この「見出し」として指定されているかどうかは、Wordのメニューの「表示」タブにある「ナビゲーションウィンドウ」にチェックを入れてナビゲーションウィンドウを画面左に表示した上で、「見出し」を選択します。

すると、現在Wordが認識している、ファイル内の見出し構造を表示してくれます。

ここに目次にしたい見出し構造が表示されていない場合は、見出しに指定したい行を選択した状態で、「ホーム」タブに表示されるスタイルの選択肢から「見出し1」や「見出し2」などを選択して、見出しのスタイルを適用し、見出しとして指定してあげた上で、再度目次の更新や作成を試すようにしてみてください。

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