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iOS17へのアップデート後に「“Googleカレンダー”へのフルアクセスを求めています」等のダイアログが突然表示される現象が発生しています。
「今までは表示されなかったのに突然表示されるようになったのはどうして?」「何かのアップデートの影響?」などと疑問に思ったユーザー向けの情報を紹介します。
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「カレンダーへのフルアクセスを求めています」表示
iOS17へのアップデート以降、アップデートの直後というわけでもなく、他のアプリを利用していたタイミング等で突然次のようなダイアログが表示される現象が発生しています:
“Googleカレンダー”へのフルアクセスを求めています
カレンダーは、予定や誕生日を表示するために使用されます。
9月23日 土曜日
Autumnal Equinox
終日
**件の翌年の予定
カレンダーの予定には、場所、メールアドレス、メモなどの追加データが含まれる場合があります。
[フルアクセスを許可]
[追加のみのまま]
iOS17新機能の影響
このダイアログは、Apple公式のiOS17を紹介しているページからダウンロードできる新機能紹介PDF内の「プライバシーとセキュリティ」にある、次の項目(新機能)の影響と考えられます。
カレンダーへの追加のみの許可。カレンダーへの書き込み専用権限を与えられたアプリは、あなたのデバイスに新しいイベントを書き込めますが、あなたの情報を見ることはできません。
従来、個別のアプリがiPhone標準の「カレンダー」を利用する許可を得ようとすると、「許可あり」と「許可なし」というオン・オフのみしか選択することができませんでした。
つまり、許可を出すと、「追加」することも「閲覧」することもできる状態でした。
そのため、アクセス許可の設定も「オン」「オフ」しかありませんでした。
それがiOS17へのアップッデートにより両者が分離され、「追加のみ」という区分が追加され、設定も「なし」「予定の追加のみ」「フルアクセス」の3種類となり、より詳細な指定ができるようになりました(※「写真」へのアクセス許可に「制限付きアクセス」が追加された以前のアップデートと似ています)。
表示の意味
そのため、表示されたダイアログは、そのアプリに対して、カレンダーへのアクセス許可を「追加のみ」の許可とするか、「フルアクセス」とするか、の選択を求めています。
どうすればいいの?
そのため、利用中のアプリに「フルアクセス」の権限が必要なのか、「フルアクセス」が必要なのか、を考え、選択してください。
「カレンダー」へのアクセスをあまり利用していないはずだ、というのであれば、「追加のみのまま」という弱いアクセス許可を選択しておき、必要に応じて「フルアクセス」に変更したり、本当に必要がなさそうであれば、「設定」アプリのプライバシー設定から「なし」に切り替えることも検討してみてください。
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