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Apex Legendsの大会配信などで、配信タイトルなどに「10分遅延」や「5分遅延」「3分遅延」「1分遅延」など、「○分遅延」と書かれていることがあります。
この表示の意味や理由、注意点などについて紹介します。
目次
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「○分遅延」の意味
Apex Legendsなどのゲーム大会配信などで、YouTube配信やTwitch配信のタイトル等に、「○○分遅延」と書かれている場合があります。
具体的には、「10分遅延」や「5分遅延」、「3分遅延」「3分半遅延」「1分遅延」など様々です。
こうした「○○分遅延」という表記は、動画配信がリアルタイムではなく、○○分遅れていることを意味しています。
つまり、「10分遅延」と書かれている配信は、リアルタイム配信ではなく、10分遅れ(10分前)の映像・音声となっています。
「遅延」の具体例
例えば、「10分遅延」の配信を12時10分に視聴していた場合、実際にはその10分前の12時ちょうどの映像・音声を見ていることになります。
つまり、配信中で「12時になった!」と言っている映像が、視聴者には「12時10分に、12時になったと言っている」のように見えるズレが発生します。
大会でよくあるのは、「45分から次の試合が始まるみたいです」と言っているようなケースです。
配信者にとって45分に開始されても、その45分の配信映像を視聴者が見られるのはその10分後の55分からであるため、遅延のことを考えておかないと、「45分になったのに試合が始まらない」のようになってしまうため、注意が必要です。
この場合は、「10分遅延だから、次の試合の配信は55分頃に始まるんだな」となります(※配信者が最初から遅延を加味して「10分遅延なので55分からです」と説明してくれている場合もあるので注意が必要です)。
「○分遅延」で配信する理由
このような「○分遅延」で配信を行うのは、大会のルールで定められているから、というのが基本的な理由です。
大会のルールで、「この大会を配信する場合は○○分遅延にしてください」のように事前に定められており、それに従って配信者が「○○遅延」を設定しています(※大会ごとに分数は異なります)。
そして、こうしたルールがそもそも設けられている理由としては、不正防止/不正をしにくくする等があげられます。
もし遅延がなかった場合、敵チームの配信を見ると、敵の位置や状況がリアルタイムで分かってしまいます。
しかし10分遅延であれば、もし敵チームの配信を見る行為が行われたとしても、あくまでその映像は10分前の状態であり、10分前にどこにいたのか、などは分かるものの、現在どこにいるのかは分からないため、不正行為の影響を低減することが可能です。
また、遅延があることで、配信を見たとしても10分前の映像となりリアルタイムには見れないため、「ゴースティングしていたから隠れていた場所が分かったのではないか(配信を見てプレイしていたから隠れていた場所が分かったのではないか)」などのプレイヤーに対する疑いを軽減する効果などもあります。
こうした配信遅延は、大会参加者だけでなく、公式配信(神視点配信)も同様に、こうした「○分遅延」が設けられます。
遅延がない大会もある
なお、オンライン大会であっても、カジュアルな大会(賞金が出なかったり、楽しむことを重視する大会など)では配信遅延を入れる(○分遅延にする)ことが求められない場合があります。
そうした場合は、遅延0分のリアルタイム配信が行われます。
このように、遅延の分数は大会によって、1分遅延や5分遅延、15分遅延など様々で、あくまでルールによるものとなっています。
そのため、コメント・チャットで「今日の配信って遅延ありですか?」「何分遅延ですか?」のように聞かれることもあります。
「○分遅延」のよくあるデメリット
なお、大会配信に限らず、「○分遅延」と書かれている配信での視聴上の注意点としては、映像を見てコメント・チャットに書き込んでも、配信者にとっては、10分前の映像に関するコメントが投稿されているように見えるという点です。
例えば配信者がPCのトラブル等で困っているときに、「それは○○すれば直りますよ」と教えてあげたとしても、実際に困っていたのは10分遅延であれば10分前の出来事であるため、それを見た配信者からは「10分前に困っていたことに対するコメント」に見えてしまいます。
また、コメントに配信者が反応してくれたとしても、反応したのを視聴者が見れるのはその10分後となります。そのため、「コメントしたのに全く反応してくれない」のように感じてしまうかもしれません(しかし遅延という仕組みの都合上仕方のないところです。また、大会の種類にもよりますが、そもそも大会中はコメントに反応しない(見ない)ことも少なくありません)。
コメントへの反応がしにくい・遅れる
このように、遅延がある配信では、コメントの反応が大幅に遅れてしまうため、「遅延があるのでコメントには反応できません」のように書いてある場合もあり、遅延の有無には注意が必要です。
「遅延を破棄する」とは
なお、大会の終了後、結果が出た後などに、「遅延を破棄しました」といった言葉が出てくることがあります。
これは、配信に遅延を入れている配信設定をオフにすることを指します。
つまり、「遅延を破棄しました」と配信者が言った場合、そこからは遅延0分の、リアルタイム配信に切り替わったこととなります。
なお、その直前まで10分前の映像だったのが、突如0分前の映像に切り替わることで、9分前や8分前などの映像が失われ、約10分間分の映像が飛ぶ(抜ける)こととなる点には注意が必要です。
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