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Windows RTが使用する回復パーティションのサイズを確認する方法を紹介します。
Windows RTが使用する回復パーティションを特定した上で、そのパーティションのサイズを確認する、という2段階で実行します。
※Windows 10使用。
0x80070643エラーの影響で、回復パーティションのサイズを確認するユーザーが増加中です。
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回復パーティションを特定する
Windows RTが使用する回復パーティションを指定するには、管理者権限で起動したコマンドプロンプトを使用します。
コマンドプロンプトを管理者権限で起動したら、まず最初に「reagentc /info」を実行します。
C:\WINDOWS\system32>reagentc /info
すると、例えば次のような実行結果が表示されます:
Windows 回復環境 (Windows RE) およびシステム リセット構成 情報: Windows RE の状態: Enabled Windows RE の場所: \\?\GLOBALROOT\device\harddisk0\partition5\Recovery\WindowsRE ブート構成データ (BCD) ID: ********-****-****-****-************ 回復イメージの場所: 回復イメージ インデックス: 0 カスタム イメージの場所: カスタム イメージ インデックス: 0 REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。
ここでポイントとなるのは「Windows RE の場所」という部分で、ここでは、途中に「harddisk0\partition5」と書かれています。
実は回復パーティションは複数存在している場合があり、その中でも「diskは0番」で、「partitionは5番」というのが、現在Windows RTが使用している回復パーティションであり、そこのサイズを調べれば良い、ということが読み取れます。
回復パーティションのサイズを確認する
そうしたら次に、引き続きコマンドプロンプトで、「diskpart」を実行(起動)します。
C:\WINDOWS\system32>diskpart
起動まで少し時間がかかるのですが、「DISKPART>」というプロンプト(入力を待機している状態)まで進めば、起動完了です。
C:\WINDOWS\system32>diskpart Microsoft DiskPart バージョン 10.0.19041.3636 Copyright (C) Microsoft Corporation. コンピューター: **** DISKPART>
そうしたら、このDISKPART上でまず、diskを一覧するコマンド「list disk」を実行します:
DISKPART> list disk ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT ### ミック ------------ ------------- ------- ------- --- --- ディスク 0 オンライン 931 GB 0 B * ディスク 1 オンライン 3726 GB 0 B *
すると、ひとまず先ほどの情報の通り、「ディスク 0」の存在が分かるので、この中に開発パーティションがあることが分かります。
したがって、次は「ディスク 0」の中のパーティションを見るために、「ディスク 0」を選択します。
そのために今度は、次のコマンドを実行します。
DISKPART>sel disk 0
「disk」と「0」との間にはスペースが必要です。また、「sel」は「select」の略です。
これを実行できると、ディスクが選択できたことが表示されます。
DISKPART> sel disk 0 ディスク 0 が選択されました。
そうしたら、今度はその「ディスク 0」内のパーティションの一覧を表示します。そのためには、「list part」を実行します。
DISKPART> list part Partition ### Type Size Offset ------------- ------------------ ------- ------- Partition 1 回復 499 MB 1024 KB Partition 2 システム 100 MB 500 MB Partition 3 予約 16 MB 600 MB Partition 4 プライマリ 930 GB 616 MB Partition 5 回復 570 MB 930 GB
すると、「Type」が「回復」となっているパーティションが2つあるのですが、先ほどWindows RTが使用している回復パーティションは「partition 5」であることを確認しておいたので、そのサイズは「570 MB」であることが分かります。
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