情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

Google「iPhone端末への警告!お客さまがお使いのApple iPhoneは、極めて危険な状態にあります!」画面に注意

Google (152) iPhone (1654) ウイルス対策ソフト (16)

iPhoneユーザーに、Google「iPhone端末への警告!お客さまがお使いのApple iPhoneは、極めて危険な状態にあります!」というエラーが表示されるケースが増加しています。

これについて、「ウイルス感染は本当なの?」「すぐ消したから大丈夫?」「個人情報の危険は?」などの疑問を持つユーザーまで出てきてしまっています。

この画面が表示される背景について紹介します。

「iPhone端末への警告!」ページ

現在、iPhone利用者に、次のメッセージが表示されるケースが増えています。

iphone-virus-caution-message-site

Google
iPhone端末への警告!お客様がお使いのApple iPhoneは、極めて危険な状態にあります!
undefined
お客さまのApple iPhoneには、危害を加えるかもしれない (4)つのウイルスが存在します。そのウイルスを即座に駆除しない場合、お客様のSIMカード、電話帳、写真、ファイルおよびデータが損傷いたします。

あなたのiPhoneを修復してください!

ステップ 1:iPhone 専用の * Onav セキュリティ * をタップして、インストールする。

ステップ 2:そのアプリを開いて、すべてのウイルスを駆除する。

[ウイルスを今すぐ駆除してください。]

偽物の警告メッセージ

この画面は、アプリをインストールさせるため広告の一種です。

「ウイルスに感染している」と脅かして、その対策ソフトを紹介してインストールさせようとしているだけであり、この表示が出たからと行って、本当にウイルスに感染しているわけではありません

現在このページは多くのユーザーに表示されており、多くの人がアプリをインストールしてしまっていると思いますが、インストールしなければならないものではありません。

アプリが悪いとは限らない状態

しかし、ここから誘導されている「Onavoセキュリティ(VPN Security - Onavo Protect)」が、必ずしも悪質なアプリ(詐欺アプリと呼ばれることが多い)とは限りません。

というのも、アプリの広告を、アプリの開発側の人が書いているとは限らないからです。もちろんそういうケースもありますが、最近は、第三者がアプリを紹介して、紹介相手がインストールしてくれた場合に、アプリ開発者から紹介料が貰えるような仕組みは一般的です。

そして、アプリが悪質なものでなくとも、紹介料目当てに悪質な紹介ページ(広告ページ)を作成する可能性があるのです。

「紹介する側(広告ページを作った人)」が騙そうとしているのみで、「紹介された側(アプリを作った人)」が悪質であるかはまた別の問題です。

騙されないように注意

しかしどちらにしても、「騙されてインストール」するのと、「騙されずにインストール」するのとでは、全く違います。

もちろん、広告によっては、悪質なアプリをインストールさせようとするケースが考えられますし、今回の誘導先のアプリ「Onavo」についても、どんなアプリなのか、正確なところは分かりません(アプリのレビューは、悪質なページから誘導されたことで、「詐欺アプリ」「悪質なアプリ」と言われているケースが多いようですが、実際のアプリの挙動については、あまり分かりません)。

その他の表示

警告!

Apple iPhone がウイルスに感染しているので、早急の対応が必要です。

Apple iPhone を修復するために、続行して指示に従ってくださいこのウィンドウは閉じないでください

**閉じる場合、責任は自己負担となります**
[閉じる]

Gooogle
Apple iPhone でウイルスが 個検出されました

お使いのApple iPhone のウイルス感染が検出されました。対応策をとらないと、SIMカード、写真、および連絡先がまもなく破損します。
3 minutes and 5 seconds

ウイルスの除去方法:

ステップ1:下のボタンをタップしてGoogle Playに進み、推奨されているウイルス除去アプリを無料でインストールします

ステップ2:アプリを実行し、全てのウイルスを除去します

[ウイルスを今すぐ除去]

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