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2017年10月28日現在、iPhoneの利用中に突然「警告! ブラウジング中にiPhoneが感染した可能性があります!iPhoneを保護してください」などのポップアップが表示され、アプリのインストールを促されるケースが急増しています。
この表示の意味と対策について紹介します。
※現在、「漫画村を読んでいたら表示された」というiPhoneユーザーが増えている模様です。もともと多くのサイトで表示されていたものですが、漫画村の利用者の多さから、漫画村で表示されたユーザーが目立っているものと思われます:
「漫画村でiPhoneがウイルスに感染したかも、大丈夫?」が増えているAppleセキュリティ画面からアプリダウンロードへの誘導に注意
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「iPhoneがウイルスに感染した」ポップアップ
現在、突然表示されるユーザーが増えているのは、次のようなポップアップです。
警告!
ブラウジング中にiPhoneが感染した可能性があります!
下の案内に従ってウイルスを防いでiPhoneを保護してください。
iPhone IOS (11.4) はウイルスから守るためにVPNアプリが必要です。
'OK'をタップして問題を修正してください。
[閉じる]
この誘導に従うと、その指示の通りVPNアプリ、例えば「Best VPN Proxy Betternet (Betternet Technologies Inc.)」のインストールへ誘導されます。
また、ポップアップが表示されたページのURL(ドメイン)は、「com-www10.xyz」「www.okgarden.club」「wallj.space」「wool-j.trade」などがあります。
iPhoneがウイルスに感染した?
これを見て、「iPhoneがウイルスに感染した!」と驚いたり、「iPhoneはウイルスに感染しないらしい」といった情報を参考にして「そんなはずはない」と考えるなどしているユーザーが多いようです。
この画面は「本当にウイルスを見つけた」という表示ではありません。
この画面の正体は、アプリをインストールさせるため「広告」です。
今回は、その誘導先が「VPNアプリ」と呼ばれる種類のアプリとなっています。
VPNアプリに注意
VPNアプリは、iPhoneのすべての通信を、特定の回線を経由するように設定するアプリです。
これが安全な回線であればよいのですが、もしVPNアプリ悪質なVPNアプリだった場合、通信の内容を除かれてしまうなどの危険も考えられます。特別信頼できるVPNアプリ以外はインストールしないことをおすすめします。
つまるところ、今回のような突然現れた悪質な広告経由で誘導されるVPNアプリを、すんなりインストールしてしまうのは避けるべきです。
類似の画面が急増中
「ウイルスに感染した」と脅かして、「ウイルス対策ソフト」や、「VPNアプリ(安全な通信を行うために利用されるアプリ)」をインストールさせようとする、広告(よく「詐欺広告」と言われています)が後を絶ちません。
Android・iPhone両方で多発しています。「iPhoneだから安全」などと考えず、注意してください。
また、「広告ネットワーク経由でこのポップアップが強制的に表示されている」とも疑われており(参考)、怪しいサイトでなくとも、かなり幅広いサイトで突然表示される可能性があります。その点でも「自分は危ないサイトは見ないから」と油断しないように注意してください。
参考:突然表示されるGoogle「あなたのシステムは4つのウイルスによってひどく損なわれています」画面に注意(2017年10月25日急増)
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