Zaimや欅のキセキの「通知をオフ」にしてもiPhoneが何度も再起動する不具合が直らない場合の対策について

現在大きな話題となっており「原因」と注目されているアプリは「Zaim」や「欅のキセキ」を中心にいくつかあり、それらの通知をオフにしたり、アンインストールすれば勝手に先どうする問題が直る、とされています。

しかし実際には、かなりいろいろなアプリが引き金となって自動再起動問題は発生しているようで、それら全てに対して「通知オフ」や「アンインストール」といった対処を行う必要があります。

そのため、Zaimや欅のキセキに対処しても、まだ他に「原因」となっているアプリを利用していると、再起動を繰り返す状況は改善されない、というわけです。

これをまるっと解決する方法としては、多少面倒ではありますが、一度全てのアプリの通知をオフにしてから、様子を見つつ少しずつ通知をオンに戻していくという方法がおすすめです。

通知をオフにするには、iPhoneの「設定」アプリを開いて、「通知＞（アプリ名）＞通知を許可」を「オフ」にします。ひとまずこれを全アプリに対して行います（インストール数が多いと大変）。

そして、少しずつ、通知が欲しいアプリから数個ずつ、「通知を許可」を「オン」に戻して、再起動問題が再発しないか、様子を見てみてください。

再発してしまった場合は、その直前に「通知を許可」を「オン」に戻したアプリの中に、原因となっているアプリが存在すると考えられます。

そのアプリを特定できたら、また他のアプリについて、「通知を許可」を「オン」に戻す作業を続けてください。

こうすることで、まだ注目されていないアプリが原因だったとしても、対策を網羅的に実施することが可能です。

画像付きの詳細な手順をこちらにまとめました：iPhoneが再起動を繰り返す不具合の対策「全アプリの通知オフ」を行う手順（設定中に再起動が発生しないようにする工夫をしています）

今回「通知をオフにする」方法が注目されていますが、あくまで一時的・暫定的な対応（ワークアラウンド）です。

今後の修正版iOS11のアップデートや、より優れた対処法を期待して待つようにしてください。

例えば「Zaim」など、個別のアプリの通知設定を無効にしたら直った、となるとその個別のアプリが「原因」と言われても仕方ないかもしれません。ただ、今回の問題は今のところ、iPhone（iOS11）側に何らかの不具合があり、それをZaimが踏んでしまっていただけで、必ずしもZaimに問題のある実装（コード）があった、とは言えません。分かりやすく言うと、Zaimすら巻き込まれた側のアプリ、と考えることもできます。

このような背景があるため、「原因」とされているアプリを「お前のせいか！」とすぐアンインストールしてしまうのではなく、まずは通知オフという緩やかな対応からはじめて貰えればと思います（※最近全然使っていなかった、とかならこれを機会にアンインストールしてしまってよいかとは思いますが）。

今回の不具合についてのより詳しい記事はこちら：iPhoneが勝手に再起動を繰り返す不具合が突然発生中？（2017年12月2日深夜0時すぎ発生）