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2018年2月18日日曜日の深夜より、「私はロボットではありません」に関する記事へのアクセスが普段に比べて少し多い状態が続いていることに気が付きました。
それほど大きく増えたというわけではないのですが、この記事の過去のアクセス量の変動周期から外れた違和感のある変化だったため、原因を少し調べてみました。その調査について。
目次
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「Google検索」が原因ではなさそう
もともとその「私はロボットではありません」に関する記事では、「Google検索を行った際に『私はロボットではありません』が表示される問題」を扱っていました。
そのため、当初は「また『私はロボットではありません』が表示されやすくでもなったのかな?」と思ったのですが、どうも実際にGoogle検索で「私はロボットではありません」エラーが頻発している様子は目立っておらず、どうしてアクセスが増えているのかがよく分かりませんでした。
「漫画村」にも「私はロボットではありません(reCAPTCHA)」表示が
そこで、実際に「私はロボットではありません」が表示されているユーザーの言動を調べてみた結果、最近各所で話題の「漫画村」にもこの「私はロボットではありません」が表示されることが分かりました。
実際の表示メッセージは、以下の通りです:
画像を見るにはチェックボックスにチェックして欲しいクマ お礼に 読み込み速度が上がるクマ
何故この認証が必要?
人間の確認ができないとサーバーに負荷がかかり全員の画像が不安定になってしまうからクマ ご協力ありがとうクマ私はロボットではありません reCAPTCHA プライバシー - 利用規約
前半にこの表示内容と必要性についての説明があってから、「私はロボットではありません」というreCAPTCHAのパーツが埋め込まれています。
この表示には飴を持ったクマのキャラクターのイラストが表示されており、また、語尾にも「クマ」が繰り返し使用されています(※伏線)。
「表示のタイミング」と「表示の目的」
この「私はロボットではありません」表示は漫画村で画像(ページ)を読み込んでいる最中に突然表示されます。この認証に成功するまで、次のページの内容を表示することができません。
よく分からないクマのポップアップが突然表示されて「ウイルスに感染したのではないか」「高速化するわけなどない」などと感じるユーザーの反応をいくつか発見することができました。
実際このポップアップは、漫画村への攻撃や、クローリング(ボット)、一括ダウンローダーのようなツールなどによる機械的でサービスに負荷がかかるアクセスを防ぐ目的で漫画村側が設置したものであると推測されます。
2月18日より急増
遡ると1月末よりこの「私はロボットではありません」の表示は開始されているようなのですが、これが突然この週末に頻繁に表示される(多くのユーザーに表示される)ようになり、結果「私はロボットではありません」ページへのアクセスが変に増えた原因となったのではないかと予想されます。
ここ1週間ほどの間「漫画村」の話題が各所で取り上げられた結果、アクセスが増え、漫画村の運営側がアクセス増の対策として、ロボットや攻撃への対策を強化したのではないか、と考えるとつじつまが合います。
第2検索キーワードのサジェスト「reCAPTCHA クマ」
これについて調べている最中に、Google検索で「reCAPTCHA」について検索しようとして検索窓に「recaptcha」と入力したのですが、その検索キーワードの候補の一番上に、「クマ」があることに気が付きました。
先ほど強調した通り、この「クマ」は、漫画村に表示されたエラー画面に表示される「クマ」のことを示しており、漫画村に関連して「reCAPTCHA」というシステムについて検索するユーザーが増えていることを示しているものと予想されます。
「reCAPTCHAとクマと何の関係が?」と感じるようなサジェストですが、おそらくこういうことなのではないかと。
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