情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

【YouTube】動画が再生できない「net::ERR_CERTIFICATE_TRANSPARENCY_REQUIRED」エラーが発生中(2018年11月9日)

Chrome (128) HTTPS (3) YouTube (81)

2018年11月9日より、Chromeを利用しているユーザーを中心に、YouTubeで動画がずっと読み込み中表示になってしまい、動画を再生できない問題が発生しています。

この問題の発生時、ブラウザのコンソールには「net::ERR_CERTIFICATE_TRANSPARENCY_REQUIRED」というエラーが出力されている状態です。

このエラーの発生および、動画が再生できない症状について紹介します。

YouTubeの動画が再生できない

現在発生している問題は、次のように動画が読み込まれず、再生が始まらない問題です。動画によって発生したりしなかったり、また、利用している回線によっても発生状況が異なります。

コンソールに「net::ERR_CERTIFICATE_TRANSPARENCY_REQUIRED」エラー

このとき、コンソールを確認すると、次のエラーが表示されていることが分かりました:

https://r4---sn-oguesnzd.googlevideo.com/videoplayback?... net::ERR_CERTIFICATE_TRANSPARENCY_REQUIRED

動画を読み込むメインの通信に失敗

このエラーは、エラーに表示されているURL(のドメイン)が使用している証明書に関してエラーが発生していることを示しています。これは、Certification Transparency(=証明書の透明性)技術に関するエラーで、証明書やCertification Transparencyで用いられる「SCT(Signed Certificate Timestamp)」などに問題がある(不一致など)ものと思われます。

関連:Certificate Transparency

その影響で、このドメインを利用した通信がエラー(失敗)になってしまっている状態でした。

そして現在その失敗している通信がまさに動画を読み込むための通信であり、動画の再生画面を開いてもネットワークエラーになって動画のデータが読み込めず、ずっと読み込み中表示になってしまっているようです。

対策について

この「証明書の透明性」はGoogleが提唱し、現在Google Chromeブラウザから、安全性強化のために利用されているものです。

したがって逆に言うと、Internet ExplorerやFirefoxなど、Chrome以外の別のブラウザを利用することで、今回のエラーそのものについては回避することができます(通常の証明書のチェックは行われるため、従来通りの安全性は担保されている)。

そのためこのエラーが表示されてしまった場合には、まず別のブラウザから再生できるかどうかを試してみるようにしてください

Chromeで再生できるようになるためには、サーバーが利用している証明書の交換作業もしくは前述のSCT、の変更作業など、証明書を提供しているYoutube側(=Google側)での作業が必要になります。

もし強引にChrome側でCertification Transparencyの機構を無視してYouTubeの動画を再生したい、というのであれば、Chrome側でCertification Transparencyの利用自体を無効にする(ドメインを指定して、指定したドメインについてのみ無効化する)、という方法があります。

この方法について調べてみたのですが、Windowsであれば、以下のようなレジストリを追加することで、無効化できるようです:

Windows (Windows clients):
Software\Policies\Google\Chrome\CertificateTransparencyEnforcementDisabledForUrls\1 = "example.com"
Software\Policies\Google\Chrome\CertificateTransparencyEnforcementDisabledForUrls\2 = ".example.com" 引用元

今回の場合は、「example.com」と「.example.com」のところを「.google.com」と「.c.youtube.com(こちらのURLの場合もある)」に変更することで対応可能かと思われます(今回の場合はYouTubeがGoogleの提供するセキュリティ機構の採用を拒絶するようなことはないはずでそのうち復旧する、一時的なトラブルであると思われますし、サブドメインが多数存在して個別の指定が難しく影響範囲が広くなりすぎるため、あまりおすすめの設定ではありません)。

参考:Disable Certificate Transparency checking in Chrome on corporate-managed devices

コメント(2)

  1. なな
    2018年11月10日(土) 08:14

    『まず別のブラウザから再生できるかどうかを試してみるようにしてください。』

    たったこれだけのことになんという無駄な文量。
    しかも殆ど読む価値のない内容。

  2. thx
    2018年11月11日(日) 22:55

    このエラーに該当し、検索でたどり着きました。

    証明書関連のエラーはサーバ側で対処してもらわなければならないので歯がゆいですね。
    レジストリいじるのも気持ち悪いので、しばらくはfirefox使用します。

    いい記事でした。

新しいコメントを投稿