情報科学屋さんを目指す人のメモ

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【PayPay(ペイペイ)】現金化(出金)できるPayPay残高「PayPayプラス」が提供予定?

PayPay (62)

「20%還」や「抽選で40回に1回(ソフトバンクユーザーであれば10回に1回)全額が戻ってくる」などのキャンペーンが話題の「PayPay(ペイペイ)」では、それらのキャッシュバックにより次々ポイント(残高)が貯まっていくことが一つの特徴です。

ポイントの付与自体は1ヶ月後ですが、他の支払い方法と合算できないためにポイントが使い切りにくかったり、使える店舗が限られていることなどから、PayPayの残高を現金化したい、出金したいというユーザーも増えています。

そんな中、PayPayについて調べていると、加盟店向けの利用規約の中に、現金化に対応したPayPay残高となる「PayPayプラス」というタイプのPayPay残高が発行予定であることが分かりました(これにより、どうして「PayPayライト」という名前なのかも分かりました。プラスより機能が制限されるから「ライト」となるようです)。

この「PayPayプラス」に関連する情報について紹介します。

現在のPayPay残高には「PayPayライト」と「PayPayボーナス」の2種類がある

PayPay残高には現在、「PayPayライト」および「PayPayボーナス」の2種類があります。PayPay残高としてアプリ内に表示される総額は、この2種類のPayPay残高の合算で、それぞれの意味は次のように案内されています:

PayPayライト:Yahoo! JAPANカードや、Yahoo!ウォレットの預金払い用口座からPayPay残高にチャージした金額

PayPayボーナス:特典やキャンペーン等の適用に伴い、PayPay残高に進呈された金額

引用元

簡単に言うと、PayPayボーナスはキャンペーンなどでもらえる言わば「無料PayPay残高」、PayPayライトは自分で銀行口座やクレジットカードからチャージしたある種「有料PayPay残高」のようなものです。

PayPayには個人間で送金する機能がありますが、こちらは「PayPayライト」の残高分しか送金することができず、キャンペーンでアカウントを作成するだけでもらえる500円分のポイントを1つのアカウントに集める、といったことはできません。

PayPay残高にチャージした金額(PayPayライト)は、友だちに送金(譲渡)ができます。

引用元

「銀行口座に出金」機能

PayPayアプリの「残高」タブには「銀行口座に出金」という機能のボタンが用意されています。しかし今のところそこをタップしても

Coming soon!

今後、出金できる新しい電子マネーを提供予定です

と表示されるのみで、現時点では利用できません。このおかげで「銀行口座に出金と書いてあり現金化できるのかな、と思ったものの利用できない」状態になっています。

ただここで気になるのは、「出金できる新しい電子マネーを提供予定」という部分です。これを見ると、PayPay残高は出金できず、出金できるタイプの電子マネーがまた別に発行されるような意味に聞こえます。

ただしその詳細はこれ以上表示されません。

加盟店向け利用規約に登場する「PayPayプラス」

この件について、加盟店向けの利用規約を見てみると、「PayPayプラス」という、PayPayライトでもPayPayボーナスでもない、3種類目のPayPay残高が定義されていることが分かりました(一般ユーザー向けの利用規約には今のところ登場していない用語です)。

第2条(定義)

1. 「PayPayマネー」とは、以下の(1)および(2)の総称をいいます。

(1)商品等の代価の弁済のために使用することができ、また譲渡することができる電磁的方法により記録される前払式支払手段であって、当社がPayPayライトという名称で発行するもの
(2)商品等の代価の弁済のために使用することができ、また譲渡および出金することができる電磁的記録であって、当社が PayPayプラスという名称で発行するもの

2.「PayPayマネーアカウント」とは、PayPayマネーを電磁的に記録し、保管するために必要な口座をいいます。
3.「利用者」とは、別途当社が定める PayPayライト利用規約または PayPayプラス利用規約に従って、PayPayマネーを利用する者または利用を希望する者をいいます。
4.「加盟店」とは、本規約に同意のうえ、PayPayマネーによる商品等の販売等の代価の決済を可能にすることを当社に申し込み、当社がこれを承認した者をいいます。
5.「商品等」とは、加盟店によって販売または提供される商品、役務および権利をいいます。
6.「PayPayマネー取引」とは、利用者が加盟店から商品等を購入等する場合において、金銭等による弁済に代えてPayPayマネーの使用によりその代金を決済する取引をいいます。

7.「加盟店店舗」とは、加盟店が運営する店舗のうち、加盟店がPayPayマネー取引を行うことを可能とすることを希望し、当社が承認した店舗をいいます。
8.「加盟店サイト」とは、加盟店が運営するウェブサイトのうち、加盟店がPayPayマネー取引を可能とすることを希望し、当社が承認したウェブサイトをいいます。
9. 「対象商品等」とは、加盟店がPayPayマネーによる決済を可能とすることを希望し、当社が承認した商品等をいいます。
10. 「ポイント」とは、当社が別途指定するポイントプログラムにより付与されるポイントをいいます。
11. 「本サービス」とは、当社が加盟店に対し、対象商品等の販売等に係る代価を、PayPayマネーで決済することを可能とするサービスをいいます。

 

引用元

ここでは現在すでに利用できる「PayPayライト」に加えて「PayPayプラス」が定義されており、両者はほぼ同じ定義がされていますが、PayPayプラスは譲渡だけでなく出金もできるとされています。

どうやらこの「PayPayプラス」が、銀行に出金できるタイプの第三のPayPay残高となるようです。

※なお、加盟店規約中は「PayPayボーナス」という言葉が登場せず、それに該当する概念は「ポイント」という用語で説明されており、大きく分離されているようでした。

PayPayプラスの詳細は不明

このPayPayプラスというタイプの残高の獲得方法については今のところ詳しいことは分かっていません。利用規約中にも「PayPayプラス利用規約」との用語が登場しますが、現時点では「PayPayライト利用規約」しか公開されておらず、未知の利用規約となっています。

(15) 「PayPayマネー」とは、PayPayライト利用規約および PayPayプラス利用規約に従って当社が発行する PayPayライトおよび PayPayプラスをいいます。

引用元

とはいえ、自分で銀行から入金した残高ですらPayPayライトにしかならないので、PayPayプラスとなり出金が可能であることが必然な入金があるのだとすれば、例えば給与がPayPay口座に入金されるなど、かなり強力な入金方法がその対象になるか、特別なアカウントを作成すると銀行口座から入金してもPayPayプラスになる、といった違いがあるのかもしれません(アカウントに関しても「PayPayライトアカウント」という言葉があるので、「PayPayプラスアカウント」がありそう)。

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