情報科学屋さんを目指す人のメモ

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【消費税増税】ポイント還元店舗検索アプリの地図に同じ店舗が複数表示される理由についての調査メモ

iPhone (1403) 消費税増税 (5)

2019年10月1日、消費税10%への増税に伴い、QRコード決済や電子マネー決済、クレジットカード決済などキャッシュレスでの支払いで2%や5%の還元を受けることができるキャンペーンが開始されました。

その対象店舗の検索ができる専用アプリ「ポイント還元対象店舗検索アプリ(ポイント還元アプリ)」がリリースされ、近所のポイント還元対象店舗を探すことができるようになっています。

しかしその地図を見てみると、妙にピン(店舗マーク)が集中している場合があり、それぞれのピンを開いてみると内容を見る限り同じ店舗であり、同じ店舗が複数表示されていることに気が付きました。

この理由について調べて分かったことを紹介します。

ポイント還元対象店舗検索アプリ

「キャッシュレス・消費者還元事業」が今回のポイント還元を促す事業の名前ですが、その事業の対象店舗は、「ポイント還元対象店舗検索アプリ」という専用アプリから、地図上で確認することが可能です(キーワード検索を行うことは今のところまでできないようです)。

同じ店舗が地図上に複数表示される

しかしその地図上に表示された店舗を見ていると、同じ店舗(同じ店名・同じ住所)が、地図上に複数カ所(複数ピン)表示されており、ピンをタップしてみても、同じ店舗が繰り返し出てくる、といった現象に遭遇することがあります。

本来1つのピンで良いはずが、複数のピンとして表示されてしまい、加盟店を閲覧していく中で、少し不便なポイントになってしまっています。

この現象を理解する上で、「加盟店登録の流れ」および「加盟店ID」について、少し紹介します。

「キャッシュレス・消費者還元事業」の加盟店登録の流れ

事業の「対象店舗」になり(加盟店になり)、地図上に表示されるようになるためには、店舗が加盟店になるための登録を行う必要があります(※そして加盟店になると自動的に地図上に表示されることとなる)。

その登録時に必要となるのが「加盟店ID(この制度用のID)」であり、この事業の「決済事業者」に連絡することで発行してもらうことができるIDです。

加盟店IDを既に持っている場合には、決済事業者に対してその発行済みの加盟店IDを伝えて登録してもらい、新規発行は行わない、そして、加盟店IDを持っていない場合のみ、新しい加盟店IDの発行を依頼する、という「1店舗1加盟店ID」になるような登録までのステップが解説されています。

「複数社(複数の決済事業者)と契約している場合は、いずれか1社を選んで加盟店IDの発行を依頼してください」とも注意書きがあり、複数決済事業者に同時並行で登録したい、と思ったとしても、まず1社を選んで加盟店IDの発行を行う必要がある、という推奨される手続きの手順を読み取ることができます。

「加盟店ID」ごとに地図に表示される

この「加盟店ID」と、「地図に同じ店舗の情報が複数表示される」問題とがどう関連しているかというと、実は、公式サイトの「お知らせ」に9月20日に「中小・小規模事業者」向けとして登録された、地図上の店舗情報についての「注意事項・御案内」のPDFにて、その関係が以下の通り言及されているのです:

複数の決済事業者経由で異なるIDを用いて登録申請をした店舗は、複数店舗と認識され、地図上に複数のピンが立ってしまう場合があります。

つまりどうやら「加盟店ID」は、店舗を識別するために利用され、加盟店IDが同一店舗に対して複数発行されてしまった場合、対象店舗検索アプリの地図側にも、複数店舗が表示されてしまう、という仕組みのようです。

実際、重複してしまっている店舗情報を1つ1つ確認してみると、店舗情報として表示される決済手段は重複しておらず、決済手段ごとに加盟者IDが分かれてしまった結果、分裂して表示されている状態なのではないか、という様子が見て取れました。

この地図上の重複を修正したい(統合したい)場合は決済事業者へ修正依頼をするようにとそのPDF内でも案内されていたり、実際地図を確認すると、数日前までバラバラに表示されていた店舗のピンが統合されていることが確認できる場合があるなど、修正自体は進められる予定/進んでいるようです。

「同じ店舗が複数表示される場合がある」を念頭に利用する

このようにして、「1店舗に複数の加盟者IDが割り振られる場合があり、加盟者IDごとに地図上に表示されるため、1店舗が複数地図上に表示されることが発生しうる」ということが分かりました。

アプリの不具合、表示のバグ、というのとも少し違うようなので、iPhone側の設定を変更したり再インストールすることで直る、というものでもなさそうで、アプリを利用する消費者側として、今すぐどうこうできるものでもない、ということが分かりました。

しかしながら、何も知らなかった状態と比較すると、ポイント還元対象店舗検索アプリで地図を見る際に「1つの店舗が複数のピンとして表示される場合がある」ということを念頭に入れておくと、「表示がおかしいな」という点にも少し納得感を持って、操作することができるかと思います。

また今後修正が進むようなので、改善が早く進み、「開いても開いても同じ店舗が続く」現象が減ることを待ちながら利用するのが良さそうです。

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