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【シーリングライト】リモコンのチャンネル設定手順と「チャンネル確定」ボタンの意味合いについて(パナソニック HK9493)

シーリングライト (1) パナソニック (1) 家電 (6)

シーリングライトを複数個設置しているとき、1つのリモコン操作で複数のシーリングライトが反応してしまう場合があります。そんなとき、「このリモコンを使うと、あのシーリングライトだけが反応する」というような、リモコンとシーリングライトとの組み合わせ設定を使うと便利です。

そんな組み合わせ設定のことは「チャンネル設定(Ch設定)」と呼ばれるのですが、パナソニック製シーリングライトでは、チャンネル設定を行う際に、リモコンのチャンネル切り替えだけでなく、「チャンネル確定」というボタン(操作)を利用して、チャンネルの設定が完了します。

今回は、パナソニック製シーリングライト向けのリモコン「HK9493(HK9493MM)」でのチャンネル設定の方法と、「チャンネル確定」操作の意味合いについて紹介します。

この「チャンネル確定」の操作の意味合いが分かると、チャンネル設定の操作にまつわる疑問が解決したり、より設定をしっかりと行うことができたり、応用的な使い方を説明通りではなくよく考えながら操作できるようになるのではないかと思います(※分かっている人にとってはなんてことはないことを説明するかもしれませんが、説明書を見て手順を学ぶだけでは「何をしているのかよく分からない」といったことが発生しそうなので、ちょっと説明してみます)。

チャンネルを設定する方法

今回題材にするパナソニック製のシーリングライト向けリモコン「HK9493(HK9493MM)」では、「チャンネル1~3」の3つのチャンネルを設定することができます。

次のAmazon.co.jp限定モデル「HH-CD0820AZ(~8畳)」や「HH-CD0620AZ(~6畳)」「HH-CD1020AZ(~10畳)」「HH-CD1220AZ(~12畳)」に付属している、調色機能付きリモコンです。

チャンネルの設定方法だけをさらっと説明すると、まず、

(1)リモコンのカバーを開いて、「チャンネル」の番号を利用したい番号に切り替えます。

そうしたら次に、

(2)リモコンをシーリングライトに向けて、「チャンネル確定」ボタンを押します。

このとき、シーリングライトから「ピッピー」という音がすることで、ちゃんと設定できたことが分かります。

この2ステップで、設定が完了します。

「チャンネル設定」の意味合い

この設定手順自体は、シーリングライトに付属している取扱説明書にも書かれている内容ですが、特に「この設定操作が何を行っているか」の意味合いについての説明はありません

そのため、「なんとなくチャンネル確定操作をしている」ケースが多いのではないかと思うのですが、この設定手順の意味を理解するといろいろ応用が利くようになるので、ちょっと説明していこうかと思います。

「チャンネル」のイメージ

まず「チャンネル設定」のイメージですが、「リモコンが出す赤外線を3種類から選べる」「シーリングライトが受信する赤外線も3種類から選べる」と考えると理解しやすいかと思います。

例えば、「リモコンが『チャンネル2』という赤外線を出す」のであれば、「『チャンネル2』を受信するシーリングライトだけ反応する」といった具合です。

お互いのチャンネルが合致するときだけ反応します。

「リモコン側」の設定と「シーリングライト側」の設定が別々に存在することがポイント

そしてチャンネル設定には、「リモコンがどの赤外線を出すか」というリモコン側の設定と、「シーリングライトがどの赤外線を受信するか」というシーリングライト側の設定の2種類がある、というのがポイントです。

つまり、リモコン側を「チャンネル1~3」に切り替えたり、シーリングライト側を「チャンネル1~3」に切り替えたりをバラバラに設定することができて、お互いの出す赤外線と受信する赤外線の種類が合致したら反応する、そんな仕組みとなっています。

設定手順も「リモコン側」の設定手順と「シーリングライト側」の設定手順に分けて考えられる

この考え方、つまり、設定に「リモコン側」と「シーリングライト側」の2種類があるという考え方を頭に入れると、最初に紹介したチャンネル設定の手順の意味合いが分かってきます。

先ほどの手順(1)で行っていた「リモコンのカバーを開いて「チャンネル」の番号を利用したい番号に切り替える」という手順は、リモコン側のチャンネルを変更する操作に相当します。

そして、このあとの手順(2)で行っていた「リモコンをシーリングライトに向けて『チャンネル確定』ボタンを押す」というのは、シーリングライト側のチャンネルを、(1)で選択したリモコン側の設定と同じチャンネルに変更する操作に相当しています。

こうして(1)と(2)を行うことで、両者のチャンネルが一致し、操作ができるわけです。

「チャンネル確定」ボタンの意味合い

このとき、「チャンネル確定」のボタンは、「リモコン側のチャンネル設定を、シーリングライト側のチャンネル設定にコピーする」ような効果があるボタンと言えます。

最後にこの設定を行わないと、「リモコン側」のチャンネル設定は変わっているのに「シーリングライト側」の設定は変わっておらず操作ができない、つまり、設定が不完全な状態であり、その不完全な状態から、設定完了の状態に変えられるボタンといった意味合いで「チャンネル確定」という名称になっているのかな、と思ったりしますが、実際のところは「確定」というより、「シーリングライト側を設定」というイメージです。

2つの設定を分けて考えると応用が利くように

このようにして手順(1)と手順(2)が一体何をしているのかを理解すると、設定の理解が深まりますし、「どうしてチャンネル確定なんていうボタンがあるんだろう」「未確定のままだと何が起こってしまうんだろう」といった疑問にも答えられるようになるはずです。

この仕組みをうまく使えば、1つのリモコンでいろいろなシーリングライトのチャンネル設定を変更した後、その1つのリモコンのチェンネルを切り替えて、それぞれのシーリングライトを個別に操作する、といったこともできるわけです。

他のリモコン、他社のリモコンでも

パナソニックの他のリモコンでは、「チャンネル2秒押し確定」というボタンがありますが、こちらも「リモコン側の設定」を「シーリングライト側」に送信する機能として「2秒押し」が用意されているイメージです。

また、日立のリモコンではリモコンのチャンネルを変更した後、「全灯」ボタンを3秒間長押しすることで、シーリングライト側のチャンネルを変更(上書き)することができる、という仕組みになっており、やはり「リモコン側の設定」と「シーリングライト側の設定」を分離して考えると、説明書もかなり読みやすくなるかと思いますし、「どうしてうまく設定できていないんだろう」「どうして設定した後こんなふうに動くんだろう」が分かりやすくなるのではないかと思います。

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