情報科学屋さんを目指す人のメモ

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テレビの「副音声」を録画(録音)する方法について(録画モードで「DR」を選択する)

テレビ (17)

「テレビの副音声の録音に失敗した」「副音声を録音するための設定を忘れていた」などの声を見かけて、どのような形式の設定があるのか気になったので、副音声を録音(副音声を含めて録画)したい場合の録画方法について紹介します(※放送されている状態のまま、「副音声」と「主音声」を切り替えて聞けるように、音声データを全て録音する方法)。

※2019年9月6日に金曜ロードSHOW!にて放送される予定の「名探偵コナン 天空の難破船(ロストシップ)」にて、「江戸川コナン」役の高山みなみさん、「毛利蘭」役の山崎和佳奈さん、「毛利小五郎」役の小山力也さん、「怪盗キッド」役の山口勝平さんの4人が副音声(生放送)で登場することが発表されており、副音声の聞き方や録音(録画)方法が話題となっています。

※2019年4月26日に金曜ロードSHOW!でテレビ初放送される予定の「名探偵コナン ゼロの執行人」にて、「沖矢昴」役の置鮎龍太郎さんが副音声を用いた解説放送を行うことが発表されており、副音声の録音方法や聞き方に関する関心が現在高まっています。

副音声を聞く方法

副音声を録画するのではなく、聞くだけであれば、こちらを参考にしてください。

副音声を含めて録画する方法

テレビ(デジタル放送)の副音声を録画するときのポイントは、「録画モード(画質)」の設定です。

テレビ内蔵の録画機能やハードディスクレコーダー(ブルーレイレコーダー・DVDレコーダー)には、「高画質だけれど長時間録画できない録画モード」や、「低画質だけれど長時間録画できる録画モード」があります。

その中でも、最も画質が高い「DRモード」であれば、映像が高画質なだけでなく、放送されていた副音声もまとめて録画してくれます。

例えばパナソニックのページには、以下の説明書きがあります:

ただし、録画先を「HDD(ハードディスク)」、録画モードを「DR」にして録画する必要があります。

複数の音声が含まれている番組は?
録画モード「DR」で録画した場合 : 複数の音声を全て録画

引用元

「DR」という画質の名前は各社共通

「DR」以外でも副音声を録画する方法があるかもしれませんが、とりあえず「DR」にしておけば、これが高画質(ダイレクトレコーディング・放送画質・デジタル放送そのまま画質)であるため、最も無難のようです。

この「DR」という表記は、パナソニックに限らず各社共通の表現のようで、以下の会社のレコーダーでその表記を確認することができました:

  • パナソニック(例:DIGA)
  • 東芝(例:REGZA)
  • SONY
  • シャープ(例:AQUOSブルーレイ)

※「DR」ではない、その他の画質の名前(主音声+副音声を録音できない)としては、「XR」「XSR」「SR」「LSR」「LR」「ER」「EER」「XP」「XSP」「SP(標準)」「LSP」「LP」「HX」「HL」「HZ」「HG」「HX」「HE」「HL」「HM」「HZ」「H.264」「2倍モード、3倍モード、5倍モード」などがあります(副音声「だけ」を録音することはできるが、切り替えができない)。

ただ、説明書に直接「主音声と副音声の両方を含めて録画するにはDRモードを選択してください」と書いてあるわけではなく、難しいところです。

なおこの「DR」モードについては、シャープ株式会社の公式Twitterアカウントからも、「シャープ製に限らずだいたいどのメーカーのレコーダーも同じ」とのことです:

録画モードを「DR」に切り替える方法

録画モードの切り替えは、「録画予約」の設定画面に表示される「録画モード」の設定項目で切り替えます。そこで「DR」を選択してください。

まずは、「予約の確認画面」に録画モードを「DR」に変更できる場所がないか、確認してみてください(リモコンに「録画モード」ボタンがあり、それを押す必要がある場合もあります)

また、予約画面ではなく、番組表の画面で変更できたり(簡単に録画する機能を使う場合)、あらかじめレコーダー本体の設定画面で「録画画質」を設定しておくパターンもあります(同じ機種でも、複数通りの設定手段が用意されている場合もあります)。もし試してみてよく分からなければ、レコーダーの取り扱い説明書を参考にしてみてください(※説明書のPDFへのリンクは後半にまとめてあります)

※人気の高い数社分の説明書を読んでみました(パナソニック DMR-BRW1020、シャープ BD-NW1200、東芝 DBR-W1007、ソニー BDZ-ZW1500)

予約なしで今すぐ録画を開始したい場合は、現在の録画モードを変更してから録画を開始してください(基本的に、録画中に録画モードを変更することはできないようなので、低画質で録画中の場合は、一度録画を止めてから再度録画する)

説明書ページ

練習録画がおすすめ

大事な録画でいきなり初めての副音声録画を試すのではなく、副音声のある他の放送を録画してみて、ちゃんと録画されるか、録画を再生してみて、副音声を選択できるかなどを実験しておくことをおすすめします。

HDD(ハードディスク)の残量に注意

DRモードは地上デジタルの画質をそのまま録画するため、HDD(ハードディスク)の残量を消費しやすく(かなり激しく消費します)、残量が少なくなった場合、低画質に切り替わってしまったり、録画できない可能性もあります。残量には注意してください。

よくある質問「副音声にしたまま録画しないといけないの?」

DRモードでの録画の場合は、音声をまるごと(主音声や副音声などまとめて)録音するため、音声のうちのいずれかを特別指定する必要はありません。

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