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2020年1月16日、Chromium版のMicrosoft Edge正式版がリリースされました。
Windows 10版およびmacOS版について、新しいEdgeのUserAgentを確認したので、その内容をメモしておきます。
また、同時に確認したEdge系のUserAgentやChrome系のUserAgentも比較用に掲載しておきます。
ひとことで一番印象的なところを紹介すると、旧Edgeでは「Edge」だったところが、Chromium版では1文字減って「Edg」になりました(最初コピペミスかと思いました)。
目次
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Windows 10の「旧版Edge」と「Chromium版Edge」の比較
Windows版Edgeは、Chromium版にアップデートされても、ほとんどUserAgentの形式は変わっていません。
大きく変わったのは、「Edge」と今までブラウザ名が4文字だったところが、「Edg」と3文字になったところです。
そしてChromiumベースになったことで、末尾のバージョン番号がChromiumのバージョン番号に変更され、一気にバージョン番号が大きな数字に変更されています。
旧版
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/70.0.3538.102 Safari/537.36 Edge/18.18362
Chromium版
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/79.0.3945.117 Safari/537.36 Edg/79.0.309.65
なお、Beforeを見ないと見落としがちですが、Chromium版になる以前から、UserAgentには「Chrome」が含まれていました。
また、Chrome/Chromiumのバージョンらしき「79.0~」の番号が2箇所に登場しているものの、マイナーバージョンは一致していない、という特徴が分かります。
以下、個別に紹介していきます。
【Chromium 版】Microsoft Edge(Windows 10)
最も一般的な構成である、「Windows 10+新しいMicrosoft Edge」のUserAgentがこちらです。
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/79.0.3945.117 Safari/537.36 Edg/79.0.309.65
※Microsfot Edge 44.18362.449.0、Microsoft EdgeHTML 18.18362、Microsoft Windows バージョン 1903 (OSビルド 18362.592)。
【Chromium 版】Microsoft Edge(macOS)
macOS版はこちらです。
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_2) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/79.0.3945.117 Safari/537.36 Edg/79.0.309.65
macOS版とWindows版とでは、前半部分の「Windows NT 10.0」と「Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_2」というOSの違いこそあれど、それ以降の部分に違いはなく、「Edg」という3文字表記についても共通となっています。
※macOS Catalina バージョン 10.15.2, Microsoft Edgeバージョン79.0.309.65。
【旧版】Microsoft Edge(Windows 10)
Chromium版との比較用。
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/70.0.3538.102 Safari/537.36 Edge/18.18362
※Microsoft Windows バージョン 1903 (OSビルド 18362.592), Microsfot Edge 44.18362.449.0, Microsoft EdgeHTML 18.18362。
Chrome(Windows 10)
WindowsのChromeは次のUserAgentです。
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/79.0.3945.117 Safari/537.36
Chromium版Edgeと比べると、この末尾に「Edg/~」が付いたらChromium版Edgeになる、といった具合です。
つまりUserAgentの最後の最後まで見ないとChromeなのかChromium版Edgeなのか見分けが付かないような構成になっています(見分けるには「後ろに何も付いていない」であったり「Edgがない」の確認が必要です。ただしこの特徴は、旧版Edgeでも同様です)。
Chrome(macOS)
macOSは、OSを表記している前半部分のみの違いとなっており、事情は共通です。
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_2) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/79.0.3945.117 Safari/537.36
※macOS Catalina バージョン 10.15.2, Chromeバージョン79.0.3945.117。
【モバイル版】Microsoft Edge (iOS版)
iOS版のMicrosoft EdgeのUserAgentには、「EdgiOS」というモバイルならではの表記が登場しており、それが末尾でもなく、デスクトップ版とはいろいろと異なる、ということがよく分かります。
Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 13_3 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0 EdgiOS/44.11.9 Mobile/15E148 Safari/605.1.15
※iPhone 11 Pro Max + iOS 13.3, Edgeバージョン44.11.9。
【モバイル版】Microsoft Edge (Android版)
一方Android版はというと、「EdgA」という表記が利用されています。
Mozilla/5.0 (Linux; Android 9; Pixel 3) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/73.0.3683.0 Mobile Safari/537.36 EdgA/44.11.4.4122
※Pixel 3 + Android 9, Edgeバージョン44.11.4.4122。
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