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Zoomを利用する際に重宝される機能の一つに、「バーチャル背景」があります。
しかしChromebook版のZoomを利用していて「ビデオ」の設定(Video Settings)を開いても「バーチャル背景(Virtual Background)」に関する設定が用意されておらず、「Chromebookでのバーチャル背景の使い方が分からない」「設定がないということはバーチャル背景が使えないということなの?それとも設定が違うの?」などと困ってしまうかも知れません。
今回はこの「Chromebookからのバーチャル背景の利用」についての情報を紹介します。
目次
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ChromebookからのZoom利用方法は主に3つ
ChromebookからZoomを利用する際、標準的な手順で利用できる、主な利用方法は次の3つです(2021年1月時点):
ただしこのうち「Linux版Zoom」はChromebookの「Linux(ベータ版)」機能を利用するのですが、Chromebookに搭載されているカメラをLinux側から利用する機能に非対応であるため、バーチャル背景どころかビデオ機能を利用することができない状態であるため、最初の2つがバーチャル背景を利用できるZoomの候補となります。
カメラはサポートされていません。
(引用元)
バーチャル背景の対応状況
しかし、バーチャル背景機能には、利用に必要な「前提条件」が設けられています。
その前提条件にはそもそも対応しているプラットフォーム(OS)に制限があり、次のページで確認することができます:「Virtual Background – Zoom Help Center(英語。日本語版は既に対応済みのAndroid版が含まれておらず、情報が古い。)」
ここには、以下のZoomでバーチャル背景が利用できることが案内されています:
- Windows
- macOS(Mac)
- Linux
- Android
- iOS
バーチャル背景機能に対応していない
この通り、「Chromeアプリ版」や「ブラウザ版」はここに含まれていません。
また、実際の各ZoomのUIにも、バーチャル背景に対応する機能が配置されていないことから、現時点でChromebookのZoomからはバーチャル背景を利用することができません(Google Playからインストールできず、公式ダウンロードページからも配布されていないAndroid版Zoomの.apkを別途入手してインストールする等の手段まで行えば別かもしれませんが、だいぶ特殊な利用方法となります)。
今後のバーチャル背景対応について
今後Chromebookからバーチャル背景を利用できるようになるとすれば、Zoom側(Chromeアプリ版またはブラウザ版)の機能がアップデートされ、バーチャル背景機能に新しく対応する、もしくは、ChromebookのLinux(ベータ版)機能がアップデートされカメラに対応する、といったケースが考えられます。
前者のZoom側のアップデートについて、Zoomとしてブラウザ版はどのプラットフォームにおいてもあまり積極的に案内していないことから、Chromeアプリ版のアップデートに期待することとなりそうです(現時点で最終更新が2021年1月5日となっており、全くアップデートしていない、いうわけではなさそう)。ただこのChromeアプリ版についても、Chromeアプリという仕組みが今後終了となる予定であるため、どこまでChromeアプリに手を入れるのかは怪しい状況です(ブラウザ版/PWA版の注力へと移行する等)。
ChromebookのLinux(ベータ版)のカメラ対応について
一方、Linux版Zoomの(Chrome OSのLinuxの)カメラ対応については、Chromium OS(Chrome OSの元となっているOS)の開発者向けページの「907701 - support camera access - chromium」にて対応が議論されています。
ただし開発の進捗やリリースの見込みについては見えておらず、こちらもいつごろ対応されるのかはっきりとしない状況です。
リリースの予定が立った際には事前に内容が更新されるものと思われるため、定期的に確認しておくとよいかも知れません。
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