情報科学屋さんを目指す人のメモ

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Microsoft Edgeのアップデート後に時間が18時間ずれる/タイムゾーンがおかしい現象と関連情報、対処法について

Edge (47) Windows (498)

2021年3月6日頃より、Microsoft Edgeの最新版へのアップデート後に、時刻表示が18時間ずれて表示されてしまう問題の発生するユーザーが現れ始めています。

例えば、Microsoft EdgeからアクセスしているTwitterの投稿時間の表示がずれてしまったり、ゲームの表示時間がずれる等が発生します。

この現象について、最近発生した別の問題と関連する可能性が高いとみられるため、その情報と、そちらに基づく対処方法について紹介します。

※現在のWindows版Microsoft Edge最新版は「89.0.774.45」。

Microsoft Edgeアップデート後に時刻がズレる

2021年3月7日現在、Microsoft Edgeの最新版へのアップデートを行って以降、Edgeからアクセスしたウェブサイト・ウェブサービスに表示される時刻が18時間ずれて(遅れて)表示されてしまう、という問題が発生したとの声が増えています。

表示時間がずれるだけではなく、「現在時刻」が変わることで表示や挙動が変わるサービスなどで、その挙動がおかしくなってしまう、といった症状も含まれます。

Microsoft Edgeでのみ時刻のずれが発生しているものの、Google ChromeやInternet Explorer、Firefoxなどの別のブラウザであれば問題なく表示される、といった状態で、Edgeでのみ問題が発生しているというのがひとつ特徴です。

類似のトラブルがGoogle Chromeでも発生していた

この「18時間ずれ」と同様の症状は、1月にGoogle Chromeでも一部のWindows版ユーザーの間で発生し、大きな問題となりました

Google Chromeで発生していた問題は、その元となっているChromiumブラウザ側で対処され修正アップデートが提供されましたが、同じくChromiumブラウザを元にしているMicorosft Edgeでも同様の問題が発生してしまっていることが予想されます。

Chromeでの発生時はかなり再現が難しく、Windowsの内部状態に依存して一部のユーザーでのみ発生しており、今回のEdgeでも同様に一部のユーザーでのみ発生し原因が同じタイムゾーンの取得周りであれば、再現は難しい(Windowsのタイムゾーン設定に関する内部状態を、設定を切り替えたりするだけでは到達できない状態にする必要がある)ものと思われます。

対策について

Google Chromeでは既に修正バージョンが最新版に取り込まれており、Google Chromeを最新版にアップデートすることで問題を解消できるのですが、Microsoft Edgeではむしろ最新版へのアップデート後に発生しているという、発生し始めのタイミングに相当するため、Google Chromeの問題発生時に行われた回避方法に効果がある可能性があります。

その方法とは、Windowsのタイムゾーン設定を一度日本(東京)から別の地域に変更した後、もう一度元に戻すという方法です(※なお、「一度タイムゾーンを変更してから戻す」という対応を以前Chromeで問題が発生した際に行っていた場合や、その当時発生状況を確認しようとタイムゾーン設定の変更を行っていた場合などには、既に問題の発生しない状態になっているものと思われます)

Windowsの設定からタイムゾーンを変更する方法や、Chromeでの問題発生から解決までのの流れなどは、以下の2つの記事を参考にしてみてください。

また、別の対策としては、Edgeの修正版がリリースされるまで待つ間、別のブラウザーをインストールして利用する、といった方法もあります。そちらも検討してみてください。

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