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Wi-Fiではなくモバイル回線(4G/5G/LTE等)を利用している場合にも、通信に利用するDNSサーバーを変更することのできる「1.1.1.1: Faster Internet」アプリの使い方を紹介します。
DNSサーバーの変更は、インターネット回線につながらなくなってしまった障害発生時によく用いられます(※通信できない原因が、デフォルトで利用するDNSサーバーに起因するものであることが少なくないため)。
※今回は、iPhone(iOS 14.7.1)を利用した場合の手順について紹介します。
※Wi-Fiの利用中にDNSサーバーを変更したい場合は、Wi-Fiの設定からDNSサーバーを変更する方法のほうが手軽かつ、アプリのダウンロード不要で利用できるため、そちらの方法を利用してみてください。
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1.1.1.1アプリのダウンロード
「1.1.1.1」とは、Cloud Flare社が提供しているDNSサーバーのことで、「1.1.1.1アプリ」というのは、同じCloud Flare社が提供している「1.1.1.1: Faster Ineternet」というアプリです。
App Storeからダウンロードすることが可能です(※インターネットにつながらない問題が発生している場合は、一時的にコンビニのWi-Fiを利用するなど、何らかの手段で一時的にでもインターネットに接続する必要があります)。
初期設定を行う
アプリをインストールして起動すると、「WARPとは?」が表示されるので、「次へ」をタップします。
「Cloudflareのプライバシーに関する取り組み」が表示されるので、内容を確認して、同意できる場合は「同意する」をタップします。
「Install VPN Profile.」が表示されたら、「VPN プロファイルをインストール」をタップします(※通常設定アプリから行うことができるDNS設定の変更は、Wi-Fiを利用している場合にしかに対してしか利用できませんが、1.1.1.1アプリでは、VPNを利用することで、Wi-Fiではないモバイル通信の利用中でも、他のアプリ含め、iPhone全体の通信で利用するDNSを変更することができています)。
「“1.1.1.1”がVPN構成の追加を求めています」と表示されるので、内容を確認して「許可」をタップすると、先へ進むことができます。
“1.1.1.1”がVPN構成の追加を求めています
このiPhoneでのすべてのネットワーク動作状況は、VPNの使用中はフィルタリングまたは監視されることがあります。
[許可] [許可しない]
画面が切り替わり、「iPhoneのパスコードを入力(VPN構成を追加)」が表示されるので、ロック解除に利用しているパスコードを入力します。
「最新情報を受け取る」が表示されるので、「通知を許可」または「今はしない」をタップします。
WARPを有効にする
すると、画面左に「1.1.1.1 by Cloudflare」、画面上部に「WARP」の文字が表示された、このアプリのトップ画面が表示されるので、画面中央にある切り替えスイッチをタップして、WARPを有効にします。
「接続済」と表示されると、VPNが有効となり、DNSサーバーとして1.1.1.1が利用される状態となります。
利用の終了方法
もう一度画面中央のスイッチをタップするとWARPが無効化され、1.1.1.1を利用する設定が解除されます。
設定状況の確認方法
「1.1.1.1」に設定されているかを確認する方法として、Cloud Flare社より、確認用ページ「https://1.1.1.1/help」が提供されています。
このページへアクセスすると、アプリの利用前は「Connected to 1.1.1.1」および「Using DNS over WARP」の両方が「No」でしたが、利用開始後(WARP有効化後)には、両者とも「Yes」に切り替わり、設定内容が通信に影響を与えている様子を確認することができます。
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