突然インストールされた「Logi Bolt」って何？アンインストール方法は？等について（Logicool Optionsアップデート）

Windowsのスタートメニューや、Macのアプリケーション一覧などを開いた際に、新しくインストールされたソフトウェアとして、インストールした記憶のない「Logi Bolt」というソフトウェアがインストールされており、名前を聞いたこともなく不思議に感じるユーザーが増えているようです。

現在、この「Logi Bolt」は、Logicool製のマウスやトラックボールなどを利用するユーザーが利用する専用ツールである「Logicool Options」を最新版へアップデートしたり、新規にインストールした際に、同時にインストールされるようになっている（なった）模様です。

現在のLogicool Options最新版は「9.20.374（WIndows）／9.20.265（Mac）」で、それらに対して、Logibolt バージョン 1.0.7948.0（Windows）／1.0（Mac）がインストールされました。

「Logi Bolt」とは、ロジークールの従来より利用されていた無線接続形式である「Unifying（ユニファイイング）」と同様の、ロジクールの新しい無線接続の形式です。

Unifying同様、専用のLogi Bolt専用のレシーバー（USB接続）および、Logi Bolt対応のマウスやキーボードがある、といった具合です。

そして、Unifyingには「Unifying Software」という、ペアリング設定などを行うためのソフトウェアがありますが、そのLogi Bolt版ソフトウェアが、今回インストールされた「Logi Bolt」、というわけです。

しかしこの「Logi Bolt」形式、従来のUnifyingとの互換性はありません。

Logi Bolt製品は他のロジクールUSBレシーバーとはペアリングできません

（引用元）

そのため、Logi Boltを利用するためには、Logi Bolt専用の製品を購入する必要がある状況です。また、（今後対応する可能性が示唆されていますが）Unifying接続のツールは現在も変わらずUnifyingソフトウェアで管理するようにと案内され、「Logi Bolt」ソフトウェア自体、Logi Bolt対応製品を持っていることが利用の前提となっている状況です。

つまり、今回気が付かないうちに（特にアップデート時に表示されないうちに）インストールされたこの「Logi Bolt」ソフトウェアですが、Logi Bolt対応製品を持っていなければ、インストールしていても出番がない状態であると言えます（少なくとも表面上提供されている機能として、Logi Bolt用の。Logi Boltレシーバーの接続をしなければ始まらない状態）。

ここでLogi Boltに興味を持ち対応製品を購入してみたい、と思うかもしれませんが、現時点で公式サイトで案内されているのは「Ergo M575 Wireless Trackball for Business」および「MX Keys Combo for Business」「Mx AnyWhere 3 for Business」「Ergo K860 Split Keyboard for Business」「MX Keys for Business」「MX Maaster 3 for Business」と、いずれの製品にも「for business」となっており、いずれも「セールスへのお問合せ」へ誘導され、法人向けの製品のみ、となっている模様で、また、今月発売予定で未発売となっており、今のところまだ身近な存在というわけではないようです（Logi Boltソフトウェアが配信されたのがつい最近である、ということもそれを示しています）。

新ワイヤレス通信技術Logi Boltを搭載した法人向け製品群「フォービジネスシリーズ」を発売します。

（引用元）

そのため、「利用しない」という場合には、Logi Boltをアンインストールする、ということも選択肢になるかと思います。Logicvool Optionsとはアンインストール操作が独立しており、単独でアンインストールすることが可能です。

Windowsの場合、「設定」を開き、そこから「アプリと機能」を開き、「Logi Bolt」の「アンインストール」から、削除することが可能です。