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本日リリースされた最新版のiOS「iOS15」へのアップデート以降、ディスプレイ左上に表示される位置情報/GPSの利用に関連する矢印が、今まで見かけたことのない青色の丸に囲われて表示されることを見かけるようになりました。
この表示について調べてみると、公式情報を見る限り一見当てはまるものがなかったのですが、最終的に関連する情報を見つけることができたので、そちらを紹介します。
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青色の矢印が目立つ
iOS15へのアップデート以降、アプリを利用していると、ホーム画面に戻るときなどに、画面の左上、時刻表時のすぐ右隣に青色の矢印が表示されていることが気になりました。
この表示は、同様の操作をiOS14の端末で確認してみても、今までには見られなかった表示でした。したがって、iOS15で新たに導入された表示なのではないかと思われました。
ドキュメントを見ても該当する記述がない?
この表示について、以下のいくつかのドキュメントに目を通しました(2021年9月21日19時30分時点)。
- iPhone のステータスアイコンと記号 - Apple サポート (日本)
- iPhoneで共有する位置情報を制御する - Apple サポート
- iPhoneのステータスアイコンの意味について - Apple サポート
既にiOS15に対応した「iPhoneユーザガイド」も発行されていたのですが、内容を確認しても特に記載が見当たらず、困ってしまいました。
英語版に記載あり
前述の資料のうち、一番上の「iPhone のステータスアイコンと記号」という資料には「公開日」の記載があり、今年の1月14日となっていました。そこで、もっと新しい資料はないのかと考え、英語版を確認してみることにしました。
英語版はこちらです:
こちらはなんと、その公開日の記載が「2021年9月20日」、時差のことも考えると、US時間でiOS15の公開当日、つまり今日、でした。
要するに、どうやら英語版はiOS15にあせて最新版が公開されているものの、日本語版はまだ更新されていない状態だったようです。
そこでこちらの内容を確認していくと、かなり内容が改定されており(つまり、iOS15での変更が発生しており)、青色の矢印についての記載もありました(アイコンの画像付きなので、ずばりあの青色矢印です):
A blue arrow may appear when the app you’re using requests your location.
(引用元)
位置情報の要求を示す表示
もともと矢印が「位置情報サービス」の動作に関するものだ、ということは分かっていましたが、ここではこの青色の矢印を、利用中のアプリがあなたの位置情報を要求した(取得しようとした)際に表示される、と説明されています。
つまり、どうやらアプリが今まさに位置情報を取得しようとしたぞ、取得したぞ、というときに表示されるようでした。そしてこの取得操作自体に数秒時間がかかるのか、一度色が付くとそのままアプリを閉じたとしても青色がほんの少しの時間ですが画面上に残り、目立っていたものと思われます(もともとこれ系のインジケーターは長めに表示される印象があるので、ただの表示上の問題かも知れません)。
言われてみれば、位置情報表示の他の状態は白黒であるのに対し、この青色だけずば抜けて目立つのはもっとも目立つべき瞬間、つまり位置情報を取得したぞ、というタイミングだった、というのはかなり自然ですが、やはりドキュメント上でも確認でき、(あまり詳細な記載があるわけではありませんが、)ひとつ納得することができました。
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