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iPadOS15へのアップデート以降、iPadで外付けキーボード(カバー一体型も含む)を利用している一部のユーザーの間で、記号の入力がおかしい問題が発生しています。
具体的には、括弧やアットマークなどを入力しようとしても、違う記号が入力されてしまうという症状です。
この症状は、キーボード自体が「JIS配列(日本語配列)」なのに、どういうわけか「US配列(英字配列)」として認識されてしまい、US配列のキー配列(特に記号の配置が大きく異なる)で入力されてしまっている、という問題に起因したものです。
今回は、この問題の発生報告の特徴などについて紹介します。
※当初、iPadOS 15 の不具合まとめにてこの不具合を小さく紹介しましたが、その後も遭遇するユーザーが増えている一方で、「iPadOS 15」のキーボードやUS/JIS配列関連の不具合情報を調べてみてもこのまとめに小さく記載した以外に見つからない状態であったため、より発見しやすいように、こちらで単独の記事として紹介してみます(2021年9月25日22時現在)。
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キーボードのキーレイアウトがおかしい/記号が入力できない
iPadを最新版のiPadOSである「iPadOS 15」へアップデートして以降、外付けキーボードを利用していたユーザーの間で、記号などが正しく入力できない問題が発生しています。
この問題は、iPadOS 15リリース当日から発生報告があり現在もiPadOSへのアップデートを行うことで新たに遭遇して困ってしまうユーザーが増えています。
具体的には、キーボードの「@(アットマーク)」を押しても、「[(左大括弧)」が入力されてしまいます。その他、「((左丸括弧)」を入力しようとしても「*(アスタリスク)」になってしまなどです。また、「_(アンダーバー、アンダースコア)」が入力できない(押しても反応しない、何も入力されない)といった症状も特徴的な症状です。
また、気が付きにくいところとしては、「ショートカットキーが反応しない」といったケースもあります。
JIS配列キーボードがUS配列として認識されてしまう
この症状から、JIS配列(日本語配列)のキーボードを利用しているにもかかわらず、US配列(英字配列)のキーボードとして認識されてキー入力が解釈されてしまっている、のではないか、と考えられます。
不具合発生中
iPadでは、iPad専用の一体型キーボードを利用しているユーザーが多いためか、iPadOS 15のリリース直後から、同様の問題の発生報告が急増しており、何らかの不具合が発生しているものと思われます。
具体的には以下のキーボードでの発生報告がありますが、恐らくこれらに限ったものではなく、幅広く発生しているものと予想されます。
- Logicool Combo Touch キーボード
- Logicool Folio Touch キーボード
- Apple Smart Keyboard
- Apple Magic Keyboard
実際に、Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S 日本語配列 を Bluetooth接続してiPadで利用してみても、US配列として認識されてしまい、キーの印字通りに入力することができませんでした。
対策について
この問題に関しては、症状の特徴は掴めているものの、解決手順、例えば問題を解消できるような設定の変更方法(US配列をJIS配列に切り替えるような設定方法など)は分かっておらず、修正アップデートを待つしかない、というのが現状です。
そのため、修正アップデートがiOS15に対して配信されるのを待ち、最新版(例えばiOS15.1やiOS15.0.1など)がリリースされた際には、最新版へのアップデートを行ってみてください。
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