情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

【接種証明アプリ】マイナンバーカードの読み取りができない・反応しない場合の注意事項・確認事項について(「62010 マイナンバーカードを読み取れませんでした」エラー等)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19) (28)

本日2021年12月20日リリースされた「新型コロナワクチン接種証明書アプリ(接種証明アプリ)」にて、マイナンバーカードの読み取りがうまくいかないかざしても反応しないなどの問題で、「マイナンバーカードの読み取り」画面から先に進めないと困ってしまうユーザーが発生しています。

この「マイナンバーカードの読み取り」に関する問題の原因や、読み取る際の注意点などについて紹介します。

問題:「マイナンバーカードの読み取り」画面で読み取れない

接種証明アプリで「券面事項入力補助用暗証番号」を入力すると、次に「マイナンバーカードの読み取り」画面が表示されます。

そこで「下の図のように~」と説明が表示され、その通りAndroidスマートフォンやiPhoneにマイナンバーカードを読み取らせようとするものの、何度試しても反応しない、と困ってしまう場合があります。

また、反応しない以外にも、一瞬読み取れたと思ったら「(62010) マイナンバーカードを読み取れませんでした。」というエラーが表示されて読み取りに失敗しまう場合もあります。

原因は様々

このような状況となっている原因として考えられるのは、かなり様々です。

特に多いのが、「読み取らせ方」や「読み取らせる位置」などで、それ以外にも「設定の問題」の場合もあります

そのため、以下でその原因と対策の候補を様々紹介するので、それぞれを確認してみてください。

対策:「かざす」というより「密着させる」

まず「マイナンバーカードの読み取らせ方」についてですが、よくこうしたICカードリーダー系では「カードをかざす」のように表現されることもありますが、ここは密着させるようにしてみてください。

この「密着させる」という表現は「マイナンバーカードの読み取り」画面の説明にも、よく読むと書いてあります。

対策:「タッチ」ではなく「動かさずにしばらく待つ」

また、Suicaのイメージでタッチしたらすぐ読み取り、のように考えてしまうかもしれませんが、読み取りが終わるまで動かさない、というのがポイントです。

「あれ反応しないな?」といろいろな所を動かし続けていると、いつまでも読み取れない場合があります。

そのため、次にも説明しますが、適切な「位置」に、しばらく(例えば10秒)当てて、その間動かさないようにしてみてください。

ただ、左手にマイナンバーカード、右手に端末、のように持っていると「動かさない」が難しかったりもするので、マイナンバーカードをテーブルに置いて、その上にスマートフォンを重ねる、という方法も試してみてください。

※ただしテーブル・机を使う場合は、金属製は避けてください。

対策:「反応した!」と思っても動かさない(62010エラー対策)

また、本体が振動したり表示が動いたりして「読み取りが始まった!」と思っても、そのまま動かさないでおくことがポイントです。

「お、反応した!」と思ってすぐ動かしてしまうと、「62010 マイナンバーカードを読み取れませんでした」エラーになってしまう場合があります。

反応してからもずっとそのまま動かさずにしばらく待つようにしてみてください。そのまま動かさず「マイナンバーカードを読み取りました」と表示されるまで動かさないことがポイントです。

対策:端末ごとの読み取り位置に合わせる

もうひとつ重要なのが、カードを「どこ」に密着させるかです。

「マイナンバーカードの読み取り」画面では、マイナンバーカードに携帯端末の上部を当てるようなイラストが記載されていますが、密着させる位置は端末ごとに異なるため、どの端末でもイラストのように密着させれば良い、というわけではありません(※この当て方はiPhoneが該当)。

※実際「マイナンバーカードの読み取り」画面でも「下の図のように~NFC読み取り位置にぴったりと」と書かれていて、図の位置関係はあくまで「NFC読み取り位置」に当てている状態の例、のようです。

ここで「私の端末はどこに当てれば良いの?」というのが実はかなり難問で、「上部」であったり「少し上」であったり「中央部」であったり様々なのですが、ここについては、「マイナポイント」の公式ページでかなり具体的に、端末ごとに「このメーカーのこの機種なら、この向きにこの部分に当てる」といったことが写真付きで紹介されているので、そちらも参考にしてみてください。

対策:カバーを外す

読み取りを行う際「密着させる」のがよいのですが、スマートフォンにカバーが装着されているとどうしても距離が離れてしまう場合があります。

そのため、なかなか読み取りできない場合はカバーを外してみてください。

対策:ケーブルを外す

また同様に、電源ケーブルやイヤホンケーブルなど、ケーブル類も外してみてください。

対策:NFCを有効にする

ユーザーによっては、スマートフォンの読み取りに利用される「NFC」という機能が無効に設定されている、という場合が少なくないようです(NFCを有効にしたら読み込めるようになった、との声をそれなりに見ます)。

設定の変更方法は機種によって違いがあるのですが、例えばGoogle Pixel 4a + Android 11 では、「設定」アプリで「接続済みのデバイス」を開いて「接続の設定(Bluetoothの設定があるエリア)」>「NFC」と進み、「NFC」という設定項目が「オン」になっているかを確認し、もし「オフ」になっていたら「オン」に変更します。

※NFCが無効に設定されていても、「マイナンバーカードの読み取り」画面自体は特にエラーなく表示されるようなので、「読み取り画面まで行けたからNFCは使えているはず」と誤解しないように注意してみてください。

補足:読み取りボタンが出ない?

「マイナンバーカードの読み取り」画面に「読み取り開始ボタンが表示されない」と困ってしまうケースもあるようです。

しかしAndroid版の「マイナンバーカードの読み取り」画面には「読み取り開始」のようなボタンは表示されないことが正常で、暗証番号4ケタの入力直後に表示されるその画面の時点で既にマイナンバーカードを密着させて読み取ることを待機している状態なので、もうすぐそのままマイナンバーカードの読み取りを開始してみてください。

コメント(0)

新しいコメントを投稿