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Windows 10 PCに突然「デバイスのセットアップを完了しましょう」という画面が表示される場合があります。
この突然の表示に対して、最初の画面で「3日後に通知する」ではなく「続行」を選択した場合にどのような項目が表示されるのか、について紹介します。
普段とは違う黒い背景に青色の小さい画面が表示され、「セットアップ」と表示されたり、改めて「Microsoftアカウントを追加」画面が表示されるなどして、パソコンが初期化されてしまったのかと戸惑うようなケースも多いこの画面で一体何が起こるのか、表示された際の参考にしてみてください。
目次
- 1. 「デバイスのセットアップを完了しましょう」表示
- 2. よくある戸惑い:データが消えた?初期化された?
- 3. いつものデスクトップ画面に戻れる
- 4. 「続行」をクリックして手順を進めるとどうなる?
- 5. 1.「推奨ブラウザーの設定を使用」画面
- 6. 2.「PCからAndroidスマートフォンを使用する」画面
- 7. 3.「Microsoftアカウントを追加」画面
- 8. 3-2.「パスワードを再度入力してください」
- 9. 3-3.「情報の保護にご協力ください」画面
- 10. 3-4.「受け取ったコードを入力してください」画面
- 11. 4.「すべて完了しました。」画面
- 12. ようやくデスクトップへ
- 13. 意外と時間がかかる
- 14. 急ぎなら「3日後に通知する」を
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「デバイスのセットアップを完了しましょう」表示
Windows 10の電源を入れてログインした直後、普段とは違う見た目で次の画面が表示される場合があります。
デバイスのセットアップを完了しましょう
お使いの全てのデバイスでの作業を寄り簡単で安全にするために、あといくつかのMicrosoftサービスにデバイスを接続する必要があります。[続行]を選んで、数回クリックするだけで開始できます。
・Windows Helloを使用して、すばやくサインイン
タッチやスマイルで、デバイスを安全にロック解除できます。
・スマートフォンとPCのリンク
スマートフォンの写真やテキストメッセージなどにPCから直接アクセスできます。
・Webブラウザーの操作性を向上させる
Microsfot 推奨ブラウザーの設定を復元します。
・Micrsooft 365 サブスクリプションで生産性を向上
Officeのプレミアムアプリと1TBのクラウドストレージ、高度なセキュリティなどを利用できます。
・OneDriveを使用すると、クラウドにあるファイルのセキュリティを強化できます
バックアップが作成され、アクセスする事も出来るため、ご安心いただけます。
よくある戸惑い:データが消えた?初期化された?
この表示に関して、「データが消えて初期化されてしまったのではないか」と戸惑うケースがあるようです。
確かに黒い背景に青色の小さい画面が表示されるという普段とは違う画面デザインで初期セットアップ手順の画面のようにも見えますし、「セットアップを完了しましょう」という文章などからも、「初期化されてしまった」と感じてしまうかもしれません。
ただこの画面、初期化されたから表示される、というわけではなく、起動直後に追加の設定を行うように促す場面で表示される画面です。
いつものデスクトップ画面に戻れる
なので、「3日後に通知する」をクリックすると普段のデスクトップ画面に戻ることができますし、「続行」のクリックから設定を進めると、設定の完了後に普段のデスクトップ画面に戻ることができます。
「続行」をクリックして手順を進めるとどうなる?
今回、2021年12月に行った際の例ですが、「続行」から進めた場合、以下の画面が表示されました。
- 「推奨ブラウザーの設定を使用」画面(Micrsofot Edgeを既定のブラウザーにしようとする設定)
- 「PCからAndroidスマートフォンを使用する」画面(Androidアプリのインストールを促す画面)
- 「Microsoftアカウントを追加」画面(どういうわけか再ログインが要求される画面)
- 「すべて完了しました。」画面(設定完了を伝える最後の画面)
以下に概要と操作例、捜査結果例を紹介します。表示タイミングや表示時の設定により設定項目の増減や内容の変化があるものなので、実際に操作する際は、画面上の表示内容をよく確認するようにしてみてください。
1.「推奨ブラウザーの設定を使用」画面
まず最初に表示されたのが「推奨ブラウザーの設定を使用」画面です。
Google Chromeを既定のブラウザ(デフォルトのブラウザ)として利用しているPCに表示され、Microsoft Edgeブラウザを利用するようにと促されました。
推奨ブラウザーの設定を使用
Windows に最適なブラウザーである最新のMicrosoft Edgeを使用して、セカイトップクラスのパフォーマンス、プライバシー保護、生産性を手に入れましょう。
・Microsoft推奨ブラウザーの設定を使用
既定のブラウザー:Micrsoft Edge
デスクトップやタスクバーへのショートカットのピン留めもします。
既定の検索エンジン:Microsoft Bing
・ブラウザーの設定を更新しない
既存の設定を保持します。
[今はスキップ] [設定を適用]
せっかく設定した内容を元に戻されてしまうことに相当する画面なので、「ブラウザーの設定を更新しない」をクリックして選択しつつ、「設定を適用」をクリックしました。
2.「PCからAndroidスマートフォンを使用する」画面
次に表示されたのは「PCからAndroidスマートフォンを使用する」画面です。
こちらは、PCとAndroidスマートフォンを連携させるように促す画面ですが不要なので、「結構です」をクリックしました。
PCからAndroidスマートフォンを使用する
・電話をかける、電話を取る
電話が鳴ってもAndroidスマートフォンをポケットに入れたままにしておきます。PCから応答するだけです。
・テキストメッセージを送信する
PCのキーボードとサイズの大きい画面を使用して、会話を続けてください。
・モバイルアプリを使用する
PCからAndroidモバイルアプリにmすばやくアクセスして、閲覧、再生、注文、チャット、およびその他の機能を利用できます。
[後で通知する] を選択すると、Windowsの設定終了後に、Androidスマートフォンをリンクするように促すメッセージが表示されます。
[結構です] [リマインダーを後で自分に送る]
※「[後で通知する]を選択すると」との説明があるものの「後で通知する」という文言のボタンは画面上に表示されておらず、「リマインダーを後で自分に送る」がその役割に相当するものと思われます。
3.「Microsoftアカウントを追加」画面
続けて表示されたのが「Microsoftアカウントを追加」画面です。
突然Microsoftアカウントを「追加」という画面が表示され、ここも「やっぱり初期化されてしまったのでは?」と思ってしまいやすい画面です。
ただし既にMicrosoftアカウントは認識されており、メールアドレスの入力欄には、利用中のアカウントのメールアドレスが表示されてしました。
Microsoftアカウントを追加
Microsoftアカウントのパスワードを確認する必要があります。
[(メールアドレス)]
[Microsoftプライバシーに関する声明] [次へ]
この画面が表示された時点で「戻る」ボタンこそ画面左上部に矢印マークで表示されるものの、「スキップ」のような選択肢は表示されず、「次へ」が目立つ様に表示されます。
今回「次へ」をクリックしました。
3-2.「パスワードを再度入力してください」
次に、「パスワードを再度入力してください」画面へと切り替わり、Microsoftアカウントのパスワードを入力するように要求されます。
パスワードを再度入力してください
プライバシーにかかわる情報にアクセスしようとしているため、(メールアドレス)のパスワードを確認する必要があります。
[パスワード]
パスワードを忘れた場合
Microsoft Authenticator アプリを使用する
Microsoftプライバシーに関する声明
[戻る] [サインイン]
ここで注目すべきは「再度入力」という表現で、「もともと登録されていたけれど」といった意味合いを感じさせます(※初期設定っぽくないように感じやすい文面)。
また、「プライバシーにかかわる情報にアクセスしようとしているため」と、このログインの目的を伝えるかのような文面も、突然登場しています。
このままログインを続けるために「サインイン」をクリックしました。
3-3.「情報の保護にご協力ください」画面
次に、Micrsoftアカウントの2段階認証を利用したログインを行うために、コードの受け取り方法の選択を要求されます。
情報の保護にご協力ください
2段階認証を有効にしたので、本人確認が必要です。
コードの受け取り方法
[(一部伏せ字のメールアドレス)にメールを送信]
これがご自分のメールアドレスであることを確認するには、以下にアドレスを入力し、[次へ]をクリックしてコードを受け取ってください。
[someone@example.com]
[コードを持っている場合]
[次へ]
「2段階認証を有効にしたので」と書かれており、今有効に変更されたかのようにも見えるのですが、アカウントに対する2段階認証は以前から有効で、そういうわけではありません(翻訳の問題か、今このログインの画面上でそういうモードに入ったよ、のようなメッセージなのか)。
今回は、いくつかコードの受け取り方法には選択肢があったのですが、最初から選択されていた「(一部伏せ字のメールアドレス)にメールを送信」を選択したまま「someone@example.com」と表示されている場所にメールアドレスを入力して「次へ」をクリックしました。
※その他のコードの受け取り方法としては、「アプリを使う」「(一部伏せ字の電話番号)にSMSを送信」があり、その他「すべての情報が不明」というトラブル対策用の選択肢が用意されていました。
3-4.「受け取ったコードを入力してください」画面
コードの送信を実行すると、メールアドレスに対してコードが送信されると同時に画面が「受け取ったコードを入力してください」に切り替わりました。
受け取ったコードを入力してください
(メールアドレス) がお使いのアカウントのメールアドレスと一致する場合は、コードをお送りします。
[コード]
[別の確認オプションを使う]
[次へ]
「Microsoftアカウントチーム」から「Microsoftアカウントのセキュリティコード」という件名のメールが届きそこに「セキュリティコード」が記載されているのでその数字7桁を「コード」欄に入力して「次へ」をクリックしました。
※このとき、メールアドレスをスマートフォンで受け取れるように設定していたため、PCが使えない状態(このセットアップ完了ダイアログが表示されてしまっているから)でもメールの内容を確認できましたが、ここで指定しているメールを普段からこのPCで受信していた場合は面倒なことになってしまうかもしれません。
4.「すべて完了しました。」画面
「お待ちください...」がしばらく表示された後、「プライバシーにかかわる情報にアクセス」と書かれていたためこの後そういったプライバシー関連の設定が表示されるのかと思いきや、「すべて完了しました」画面が表示されました。
すべて完了しました。
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[閉じる]
未完了な設定項目がないかの確認が走ったものの特になかったため完了画面まで進んでしまった、といった挙動かもしれません。
最後に「閉じる」をクリックして設定完了です。
ようやくデスクトップへ
ここまでの手順を終えて、ようやく普段通りのWindowsのデスクトップ画面を開くことができました。
意外と時間がかかる
当初「数回クリックするだけで」と書かれてしましたが、2段階認証を行うMicrosoftアカウントでのログインもあったことで、そこまですんなりと終わる設定ではありませんでした。
このあたり軽い気持ちで設定をはじめた後ログインの手順まで進んでしまいそこでパスワードが思い出せなかったりしてしまうと、さらに手間がかかりあたふたしてしまうことになる場合もあるかと思われます。
急ぎなら「3日後に通知する」を
そのため、急いでPCを利用しなければならない状況で突然この「デバイスのセットアップを完了しましょう」が表示された場合は最初の画面で「3日後に通知する」を押したほうがよいかと思われます。
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