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iOS16へのアップデート後に話題の新機能に、写真の切り抜きが簡単にできる、というものがあります。
こちらを利用しようとしたものの、新機能が利用できない、写真の切り抜きができない、と困ってしまう原因や対策について紹介します。
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写真の切り抜きができない
iOS16のアップデートにより、iPhone標準の機能で写真に映っている人物や物の輪郭を検出し簡単に切り抜くことができることが「切り抜き機能」として話題となっています。
しかし一部のユーザーからは「使えない」との声もあります。
この原因については様々な要因が考えられますが、以下に代表的なものを紹介します。
非対応端末がある
大きな落とし穴となるのが、iOS16にアップデートしても非対応機種では使えない、という点です。
「写真の切り抜き」機能は、iOS16にアップデートできるiPhoneならどのiPhoneでも使える新機能というわけではなく、「写真の切り抜き」を利用できるiPhoneに以下のような制限があります:
A12 Bionic以降を搭載したiPhoneで利用できます。
(引用元)
ここには直接どの機種なのか、という記載がないのですが、「A12 Bionic」というのは、iPhoneに搭載される「SoC」と呼ばれるパーツのことです。
そして、「A12 Bionic」が搭載されたiPhoneは、2018年9月12日に発売されたiPhone XS、iPhone XS Maxからで、それ以降、iPhone XRにも搭載され、そこから先、後継のA13 BionicやA14 Bionicの搭載へと続いていきます。
そのため、「A12 Bionic」より古い「A11 Bionic」を搭載した「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」が非対応機種となります(※iOS16に対応している最も古いiPhone SEシリーズのiPhone SE 第2世代はA13 Bionicを搭載しています)。
現在利用中の機種が該当しないかを確認してみてください。
こちらを利用している場合は、端末がiOS16の新機能の写真の切り抜きに対応していないため、利用するには機種変更などで別の端末を用意する必要があります。
切り抜ける場合と切り抜きできない場合がある
また、iOS16の切り取り機能は、切り取りたい対象を長押しして切り取りを行いますが、切り取りやすい対象と、切り抜きにくい対象があり、切り抜きに失敗した(切り抜きできない対象を切り取ろうとした)場合には、切り取りに成功した場合に表示される「コピー|共有」メニューが表示されません。
そのため、操作方法の間違いなどがないかを確認するために、切り抜きを行いやすい、人物の写真を使って、その人物を長押しして切り取りができるか、を試してみてください。
少しだけ反応するのに切り抜けずに失敗する場合の対策
長押しすると切り抜きできたかのような振動があるものの、「コピー|共有」というボタンが小さく表示されるだけで一瞬で消えてしまい切り抜きできない、という場合があります。
こちらについては、何らかの不具合の可能性が考えられます。
というのも、そうして失敗してしまうような場合であっても、同じ画像を複製してから再度切り抜きすると成功する場合があるためです。
そのため回避策として、一度iPhone本体の再起動を行った上で、それでも切り抜きできない画像が発生する場合があるため、そうした場合には、切り抜きに失敗する画像を写真アプリで開いた後に画面右上の「・・・」ボタンをタップして「複製」を選択します。すると、同じ画像ファイルがもう1つ作成されるので、そちらの新しく複製された方の画像に対して長押しして、切り抜きを行ってみてください。
また「複製」の操作がよく分からない場合には、画像を表示したiPhoneの画面のスクリーンショットを撮影し、そのスクリーンショットを切り抜く、といったような方法もあるため、そちらの利用も検討してみてください(画質の低下的な問題はあるので、ちょっとした切り抜き/共有の際に利用してみてください)。
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