情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

【macOS Ventura】突然の再起動と「SOCD report detected: (AP watchdog expired)」エラーの発生メモ

macOS (11)

macOS Venturaへのアップデート後のMacbook Airにて、突然再起動が発生して「問題が発生したためコンピュータを再起動しました」表示となり、その詳細情報には「SOCD report detected: (AP watchdog expired)」とだけ表示されていました。

この現象の発生について、メモしておきます。

※なお、手元ではmacOS Venturaへのアップデート直後に初めて発生しましたが、このエラー自体はM1 Macで以前より発生する場合があったもののようです。その問題がmacOS Venturaでは解消されず、Venturaへのアップデート後も発生している模様です。

Macbookが突然再起動

Macbook Air(M1, 2020, macOS Ventura 13.0)の利用中、操作していないタイミングで突然の再起動が発生しました。

そして再ログイン後、次のダイアログが表示されました:

問題が発生したためコンピュータを再起動しました

詳細を確認してAppleにレポートを送信するには、“レポート”をクリックしてください。

[無視] [レポート...]

「レポート」から詳細を確認すると、次の説明が表示されました(※詳細情報は1行のみ):

macOSの問題レポート

問題が発生したためコンピュータを再起動しました。

“Appleに送信”をクリックしてAppleにレポートを送信してください。この情報は匿名で収集されます。

>コメント
問題の詳細およびシステム構成

SOCD report detected: (AP watchdog expired)

[詳細情報を隠す] [送信しない] [Appleに送信]

※詳細情報の「SOCD」の「O(オー)」が「0(ゼロ)」のように見える影響で、メッセージ全体が「S0CD report detected: (AP watchdog expired)」のようにも。

詳細情報が残されたファイル

このクラッシュについての情報は、「Macintosh HD」>「ライブラリ」>「Logs」>「DiagnosticReports」ディレクトリ内の「panic-base-2022-10-**-******.00.panic」ファイル(Panic Reportファイル)にて確認することができました。

しかし見て簡単に分かる原因に関する情報は確認することができませんでした。

{"bug_type":"210","timestamp":"2022-10-** **:**:**.00 +0900","os_version":"macOS 13.0 (22A380)","roots_installed":0,"incident_id":"********-****-****-****-************"}
{
  "build" : "macOS 13.0 (22A380)",
  "product" : "MacBookAir10,1",
  "socId" : "0x00008103",
  "kernel" : "Darwin Kernel Version 22.1.0: ...",
  "incident" : "********-****-****-****-************",
  "crashReporterKey" : "********-****-****-****-************",
  "date" : "2022-10-** **:**:**.** +0900",
  "panicString" : "SOCD report detected: (AP watchdog expired)",
  "panicFlags" : "0x0",
  "bug_type" : "210",
  "foregroundAppHash" : "0",
  "SOCDContainers" : [{"SOCDContainer":"****","SOCDPanicString":"SOCD report detected: (AP watchdog expired)"}],
  "binaryImages" : []
}

M1 Macbook Airで以前より発生

このエラーメッセージでM1 Macbook Airが勝手に再起動してしまう問題は、2020年のApple M1搭載のMacbook Air/Mac mini/Macbook Proの発売開始初年から発生していたようで、macOS Venturaより前のバージョンから発生しており、macOS Venturaでも残っている、という状況のようです。

このエラーはM1搭載のMacにて、USB接続時に発生するとの報告が多く、手元でもこの突然の再起動は、USB接続機器の利用を開始して数日後に発生しました。

ただ「外部ストレージを接続している場合に」との報告が多いものの、今回USB接続で利用したのはUSB接続のヘッドホンアップであり、ストレージではありません。

様子見中

なお一度発生して以降、接続はそのままに利用を継続していますが、今のところ再発なく利用できています。

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