「お使いのアカウントで検出された製品を使って Excel をライセンス認証することができません」エラーの対策

Windows 10 PCにて、Microsoft Excelを起動した際に「サインインしてOfficeを設定する」という画面が表示され、再ログインが求められました。

そこで表示に従って「サインイン」をクリックし、次に表示される「Office ライセンス認証」ダイアログの「メール、電話番号、またはSkype」の欄にMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力して「次へ」をクリックしました。

しかしそこでパスワード入力には進むことができず、次のエラーメッセージが表示されてしまいました：

Microsoft Excel

お使いのアカウントで検出された製品を使って Excel をライセンス認証することができません。

[OK] [ヘルプ]

ここで「OK」をクリックすると、再び「サインインしてOfficeを設定する」と書かれた最初と同じ画面が表示されてしまい、以降この状態を繰り返すだけで、ずっとログインすることができない状態となってしまいました。

製品内からログインできない（ライセンス認証できない）となると、ブラウザからのログインを行うように誘導されるはず、と思いつつ、誘導して貰えません。

ログインできずに認証が完了できないためなのかライセンスが切れているのか、いずれにしてもライセンス認証が解除されてしまった状態で、Excel上には次のメッセージが表示されました：

サブスクリプションを確認できませんでした　Excel で Microsoft 365 のサブスクリプションを確認できませんでした。インターネットに接続していることを確認してください。 [再試行]

なお、「再試行」を行っても、ログインできずに終わってしまう状態で改善されませんでした。

今回この状態を次の手順で抜け、ブラウザからのログイン後に問題が分かり、対処を進めることができました。

その手順とは単純で、「お使いのアカウントで検出された製品を使って」の画面で、「OK」を押さずに、右上の「×（バツ）」をクリックして閉じる、という方法です。

するとブラウザにMicrosoftアカウントでのログイン画面が表示され、そこでログインを行うと、Microsoftアカウントの「サブスクリプションの管理」画面が開き、サブスクリプションの有効期限が過ぎてしまっていることが分かりました。

Microsoft 365 Personal の有効期限が切れています。今すぐ再サブスクリプションしてください。

「ライセンス認証することができない」というのは、ログインできないからライセンス認証できないというケースの様にも見えましたが、今回は少なくとも、ライセンス自体が切れている状況となっており、そちらがエラー表示の原因とも考えられる状況でした。

※パスワードなどは入力していないため実際にログインは行っておらず、ライセンス情報を取得してエラーが表示されたのか、製品内に残る情報からライセンスの更新が必要な状態と判断されたのかは不明。単に製品内からのログインができない状況となりライセンス情報が取得できずに認証不可で、実際ログインできたとしてもライセンスが切れており、ライセンス認証には失敗する状況だっただけ、という可能性も。

そこでライセンスを追加購入し、「コードまたはプリペイドカードを利用する」から、サブスクリプションの再契約を行いました。

すると、直後利用できるようにはならなかったものの、Excelの再起動等を行っているうちに反映されたのか、ライセンス認証済みの状態となり、ファイルの編集が再びできるようになりました。

なお、純粋にライセンスの有効期限が切れていることを示す「サブスクリプションの有効期限が切れています」ダイアログが表示されれば分かりやすかったのですが、今回はログインできない状態が表示されるのみで、ライセンス認証ができないのがログインができない状況だからなのか、有効期限切れだからなのか、見分けることが難しい表示となってしまっていました。