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Windows 11では、Microsoft IME の「キーの割り当て」設定で手軽に「無変換キー」を「IME オフ」に、「変換キー」を「IME オン」に割り当てられるようになりました。
しかし、AutoHotkeyなどで「変換キー」を修飾キーなどとしてカスタマイズして利用している場合に、「Ctrl+無変換」で「ひらがな」から「全角カタカナ」や「全角英数字」などに切り替わってしまう機能が言わば「暴発」してしまう場合があります。
この「Ctrl + 無変換」の挙動を、Windows 11(Version 23H2)で変更する方法について紹介します。
目次
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Windows 11で「変換」「無変換」の機能変更が行いやすく
Windows 11最新版のMicrosoft IMEの設定(タスクトレイの言語アイコンを右クリックから「設定」を選択)では、「キーとタッチのカスタマイズ」内の「キーの割り当て」から、簡単に「無変換キー」に「IME-オフ」、「変換キー」に「IME-オン」を選択することで、「無変換キー」と「変換キー」を、IMEのオンオフに割り当てられるようになりました。
Ctrl+無変換の動作を変更できない
このような設定が行いやすくなった一方で、より詳細なキー設定が見当たりません。
そのため、AutoHotkeyなどで無変換キーを修飾キーとして使用している場合等に、「Ctrl」と「無変換」を同時に押した際、タスクトレイの言語アイコンを右クリックした際に表示されるメニューが展開されてしまい、突然「半角英数字」や「全角カタカナ」に切り替わってしまったり、IMEツールバーが突然表示されてしまうなどの操作ミスが発生してしまい困ってしまう場合があります。
「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」
この問題を回避するひとつの方法としては、「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」設定を使用するという方法があります。
「Microsoft IME」の設定から「全般」を開き、「互換性」内の「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」設定を「オフ」から「オン」に切り替えます。
すると「IMEバージョンの変更」が表示されるので、「OK」をクリックします。
IMEバージョンの変更
以前のバージョンのMicrosoft IMEを使用しますか?
[OK] [キャンセル]
そうしたら、すぐ下に表示される「詳細設定を開く」をクリックします。
すると「Micorosft IMEの詳細設定」が開くので、「キー設定」の「変更」ボタンをクリックし、キー設定を開き、キーごとの設定を行っていきます。
具体的な設定内容はどう使いたいかにも依りますが、もともとの誤操作の原因となっていた「Ctrl+無変換」の動作も設定することが可能です。
今回は、AutoHotkeyを使用して無変換/変換キーを修飾キーとして使用していたため、Ctrl+無変換、Shift+無変換、Ctrl+変換、Shift+変換は、すべて割り当てを削除し、何も動作しないように設定しました。
そうした上で、「無変換」キーと「変換」キーに関しては、それぞれ「入力/変換済み文字なし」列に「IME-オフ」と「IME-オン」を割り当て、その他の列は割り当てを削除し、「OK」をクリックして保存しました。
その他の方法について
その他の方法として、物理的な「無変換」キーを押した際に送信されるキーを「無変換」以外のキー、例えば通常使用されない「F21」などに割り当てた上で、「F21」を押した際の動作をAutoHotkey側で定義する、という方法もあるのですが、既に「無変換」キーをそのまま使用するAUtoHotkeyのスクリプト側を変更する量が大きくなってしまうため、今回の方法が利用できない場合に使用を検討することとしました。
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