情報科学屋さんを目指す人のメモ

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【X(旧Twitter)】「このページのリクエスト・トークンが無効です」エラーの発生増加と関連情報

Twitter (620) Twitter-エラー (34) Twitter-障害情報 (100)

本日2024年6月27日現在、ここ最近X(旧Twitter)の連携ログインをしようとした際に、「エラーが発生しました このページのリクエスト・トークンが無効です」というエラーが発生してしまうユーザーが多い状態が続いています。

問題なくX連携ログインができるユーザーが多くいる一方で、一部のユーザーで何度試しても連携ログインができずにリクエストトークンが無効、と言われてしまいます。

この問題やその原因と関連する情報、似ているけれども違う関連エラーなどについて紹介します。

「このページのリクエスト/トークンが無効です」エラー

本日2024年6月27日現在、X(旧Twiter)アカウントを使って連携ログインしようとしたものの、次のエラーが表示されてしまい連携ログインができない、と困ってしまうユーザーが多い状態が、ここしばらく続いています。

エラーが発生しました

このページのリクエスト・トークンが無効です。使用済み、または期限切れの可能性があります。送信したサイトまたはアプリケーションに戻って再度お試しください。何らかの手違いがあったかもしれません。

・Twitterへ.

アプリの利用規約とプライバシーポリシーで、Xアカウントのデータの利用方法を確認することをおすすめします。アプリとアクセス許可は、Xアカウントの設定の[アプリとセッション]セクションからいつでも取り消すことができます。

アプリにアクセスを許可するとXの利用規約に基づいて使用できます。また、一部の利用情報はXにも共有されます。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

英語設定で利用しているユーザーの場合は、次の英語のエラーメッセージが表示されます:

Whoa there!

The request token for this page is invalid. It may have already been used, or expired because it is too old.
Please go back to the site or application that sent you here and try again; it was probably just a mistake.

・Go to Twitter.

エラーの意味

このエラーは、連携ログインの失敗とその理由について説明しています。

X連携ログインは、「OAuth」と呼ばれる種類の技術を使用して連携ログイン機能を提供しており、その中で「リクエスト・トークン」と呼ばれるものの送信が重要な要素のひとつとなるのですが、その「リクエスト・トークン」に何らかの問題があったこと(無効)を示しています。

その理由として、リクエストトークンが「使用済み」である可能性や、「期限切れ」となってしまっている可能性が言及されています。

原因について

ここで、「それってどういうこと?」と思うかもしれません。しかし、ここでのポイントは、エラーメッセージの内容が、非常に専門的な内容である、ということです。

「連携ログイン」という機能は、まずXの開発側が、外部の開発者向けに連携ログインできる機能を提供しており、その連携方法に従って、外部の開発者が連携ログインを自身のサービスに実装(開発)している、という構造であり、今回のエラーメッセージは、そうした仕組みを理解している専門家・開発者向けのエラーメッセージとなっています。

そして実際のエラーの内容も、そうした専門家・開発者向けのものとなっており、難しいのも当然です。

つまり、このエラーメッセージ自体が、おうした開発者向けに書かれており、原因が開発者側にあることを示しています。

基本的に、このエラーが表示される場合、原因はユーザー側にあるのではなく、開発者側(X側、もしくは、連携ログインを提供している外部サービス側)に原因がある、という状態です。

基本的な対策

そのため、X(旧Twitter)側、もしくは、連携ログインを提供しているサービス側の対策が完了し、ログインできるようになるのをしばらく待つようにしてみてください。

多くのサービスで横断的に今回の「リクエスト・トークンが無効です」エラーが発生していることから、個別のサービスの問題(不具合)ではなく、X側も問題の可能性が考えられます。

能動的な対策

その他の対処方法として、Xアカウント側に残っている連携状態を一度解除してからもう一度連携する、という方法があります。

具体的には、Xアプリを開いて、左上の自身のアイコンボタンをタップしてから「設定とサポート」>「設定とプライバシー」とタップし、「セキュリティとアカウントアクセス」>「アプリとセッション」へと進みます。

そしてそこから、「連携しているアプリ」を開き、その一覧の中に、連携ログインしようとしているサービスがないかを確認し、存在している場合には、「アプリの許可を取り消す」を実行することを検討してみてください(運営側が、この手順をトラブル対策として案内しているかどうかをまず確認してみてください)。

X連携ログイン機能を提供する外部サービスからの案内

X連携ログイン機能を提供している外部サービス側から、次のような案内も行われています。

最近発生していた類似のエラー

なお、非常によく似たエラーに、「このページに対するリクエスト・トークンがありません」というエラーがあり、つい最近、2024年6月15日に大量発生していました。

非常にエラーメッセージや、エラーメッセージが表示される画面は類似しているのですが、以前発生していたそのエラーは「リクエストトークンがない」ことをエラーとしている一方で、今回のエラーは「リクエストトークンはあるが、無効のものになっている」というエラーであり、状況が異なります。

また、発生しているページのドメインが「api.twitter.com」だったか、「api.x.com」か、のような違いもあります。

18日頃よりエラー発生が増加中

今回のエラーは、6月18日頃より発生が増加しており、15日に発生した大規模障害から立て続けに、異なるエラーによってX連携ログインができない、という問題が発生している状況です。

なお、前回はほとんど誰も連携ログインできない、というような、壊滅的な状況が短期間続いたものでしたが、一方今回は、一部のユーザーのみX連携ログインができない、という状況が10日近く継続している、というような状況で、そうした発生の傾向にも違いがあります。

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