情報科学屋さんを目指す人のメモ

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【ヤマト運輸(RCSチャット)】「お客様が送信された荷物に関しまして、宛先不明という状況に陥ってしまったようで、大変残念でございます」は偽メッセージなので注意

RCS (20)

2024年7月現在、「こちらは、【ヤマト運輸】のカスタマーサ ポートです。この度は、弊社をご利用いただきありがと うございます。お客様が送信された荷物に関しまして、宛先不明という状況に陥ってし まったようで、大変残念でございます。」等で始まり、「お客様が送信された荷物に関しまして、宛先不明という状況に陥ってしまったようで、大変残念でございます。宛先と電話番号に誤りがありましたため、配送できないことになっています。」と書かれたメッセージ(RCSメッセージ、RCSチャット)が届き、「突然変なSMSが届いた」などと困惑するユーザーが増加しています。

このパターンのメッセージが突然届いたユーザー向けの情報を紹介します。

パターン1:「こちらは、【ヤマト運輸】のカスタマーサポートです」メッセージ

2024年7月現在、突然「メッセージ」などのアプリに次のようなメッセージ(RCS)が届くユーザーが増加しています。

こちらは、【ヤマト運輸】のカスタマーサ ポートです。この度は、弊社をご利用いただきありがと うございます。 お客様が送信された荷物に関しまして、宛先不明という状況に陥ってし まったようで、大変残念でございます。宛先と電話番号に誤りがありましたため、配送できないことになっています。 この問題を解決し、サービスをスムーズにご利用いただくために、お支払い情報の更新が必要です。以下の手順で更新をお願いいたします 下記通り、配送情報をご更新ください、1~2営業日以内に改めて配送手配いたします。 ヤマ ト通常の使用コンソールにログインし、所定の手順でお手続きください。 状態:ご更 新を待っております 荷物の配送状況を確認する https://cutt.ly/~ ※再配達手続きが2日以内に完了しない場合、商品は自動的に発送元に返送されますので、ご注意下さい。。 ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、。何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。注意:48時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません、お客様の安全の為、アカウント の利用制限をさせていただきま すので、予めご了承ください。 ※荷物のお届け遅延について 最新のお荷物の集配および直営店の営業状況は、こちらをご確認ください。 ※ヤマト運輸。 このメールは送信専用のため、ご返信いただけません。

パターン2:「【ヤマト運輸】カスタマーサポート」メッセージ

類似のメッセージに、次のメッセージがあります。

【ヤマト運輸】カスタマーサポート
この度は、弊社をご利用いただきありがとうございます
お客様が送信された荷物に関しまして、宛先不明という状況に陥ってしまったようで、大変残念でございます。
宛先と電話番号に誤りがありましたため、配送できないことになっています。
下記通り、配送情報をご更新ください。1~2営業日以内に改めて配送を手配いたします。
通常の使用に影響を与えないために、ヤマト運輸管理コンソールにログインし、所定の手順でお手続きください。
状態: ご更新を待っております
インタ-ネット再配達依頼:
https://cutt.ly/~
*注意:48時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません、お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきますので、予めご了承ください。

パターン3:「ヤマト運輸をご利用いただきありがとうございます」メッセージ

その他にも、よくにた次のパターンが存在します:

ヤマト運輸をご利用いただきありがとうございます
お客様が送信された荷物に関しまして、宛先不明という状況に陥ってしまったようで、大変残念でございます。宛先と電話番号に誤りがありましたため、配送できないことになっています。
下記通り、配送情報をご更新ください。1~2営業日以内に改めて配送を手配いたします。通常の使用に影響を与えないために、ヤマト運輸管理コンソールにログインし、所定の手順でお手続きください。
運送会社
宅急便 (置き配指定可能)
インターネット再配達依頼: https://~
お知らせ
荷物のお届け遅延について
最新のお荷物の集配および直営店の営業状況は、こちらをご確認ください
注意:48時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません、お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきますので、予めご了承ください。

共通点は「お客様が送信された荷物に関しまして、宛先不明という状況に陥ってしまったようで、大変残念でございます」

いずれのメッセージも、次の部分が含まれているのが共通点となっています。

お客様が送信された荷物に関しまして、宛先不明という状況に陥ってしまったようで、大変残念でございます。
宛先と電話番号に誤りがありましたため、配送できないことになっています。

その他の特徴

これらのメッセージには、その他にも、以下のような特徴があります。

まず、文中ところどころスペースが挟まっているなど、日本語の文章としておかしい箇所がいくつもある、という点です。

そして、短縮URLサービス「cutt.ly」のURLが使用されていることが多い点も特徴です(参考)。

その他、「宛先不明」の状態との説明に対して、必要なこととして求められているのが、「配送情報」だけでなく、「お支払い方法の更新」となっている場合がある点です。

また、宛先だけでなく電話番号にも誤りがありました、とされている一方で、電話番号を宛先としたRCSメッセージを送信している、という点にも違和感があります。

加えて、送信元電話番号が「+254(ケニア)」や「+62(インドネシア)」、「+225(コートジボワール)」、「+992(タジキスタン)」などで始まる国際電話の番号から送信されている、という点も目立つ特徴です。

偽メッセージ

こうした「怪しい」特徴が多数あるこれらのメッセージは、記載されているような「ヤマト運輸」からのメッセージではない、偽物のメッセージです。

そのため、実在する荷物に関する本当の連絡ではないため、内容を信じてリンクされているウェブサイトを開いたり、個人情報、支払い情報等を入力してしまったりしないように注意してください。

そうした入力情報などが悪用されてしまう恐れがあります。

類似のメッセージが増加中

最近こうした偽物のメッセージが増加しています。全く同じでない文面であっても、メッセージが偽物ではないか、という点に注意して取り扱うようにしてみてください。

ヤマト運輸からの注意喚起

なお、こうした偽メッセージ(RCSチャット、SMS等)に関する情報として、次の公式ページにて、注意喚起が行われています。そちらも参考に対処するようにしてみてください。

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