情報科学屋さんを目指す人のメモ

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宛先不明の意味と注意点(宛先不明の通知ショートメール/やまと運輸、佐川急便)

SMS (339)

2021年7月24日現在、「宛先不明」というあまり聞かない言葉の意味が気になった、という人が増えています。

というのも、「やまと運輸(ヤマト運輸)」や「佐川急便」と書かれたショートメール(SMS)が突然届き、そこに「宛先不明のため」との記載があるためです。

この「宛先不明」の意味について興味を持ったユーザー向けの情報を紹介します。特に、宛先不明通知がSMS(ショートメール)等で届いた、という場合には、記載URLを開いてしまわないように注意しつつ、以下の説明を読んでみてください。

一般的な「宛先不明」の意味合い

宛先不明とは、宛先の名前や住所に従って配達しようとしたものの、何らかの原因で宛先を特定することができず(確知できず)、配達することができなかった(配達できずに返送された)ことを指して使われる言葉です。

特に、配達を利用する側からは、「宛先不明で返ってきてしまった」のように、「戻ってきてしまった理由」を指す際に利用されます(※ただし日本郵政や宅配便業者のウェブサイトや規約等でこの「宛先不明」という4文字の用語はあまり利用されていないようで、そういう意味でも配達する側というより、配達を利用する側で使われる場合のある言葉、という性質が強いようです)

具体的に配送できなかった理由としては、住所の表記を読み取る時点でそのような住所がないと判定されてしまったり、記載の住所に従って配達しようとしたものの、建物に関する記載が不足していて場所を特定できなかった(部屋番号記載なし等)、名前が一致している人が住んでいなかった(古い住所に対して発送された/引っ越し済みでもう住んでいなかった)、などといった可能性が考えられます。

郵便物に「あて所に尋ねあたりません(RETURN UNKNOWN)」や「宛名不完全で配達できません(RETURN INCOMPLETE ADDRESS)」といったスタンプが押された上で返送されて来た際に、それについて「宛先不明になってしまった」などと言及されるなどします。

※「宛先不明」より広い言葉として「配達不能」があります。また、宅配便の約款(規約)においては、宛先人を特定することができないことについて「荷受人を確知することができない」と記載されるようです。

現在増加している「宛先不明」の通知SMS

しかし電話番号の記載があれば、宛先が不明であったとき、SMSによる通知が届くのかな?と考えるかもしれません。

実際に現在増加している「宛先不明」を通知するショートメール(SMS)は次のようなものです:

やまと運輸よりお荷物を発送しましたが、宛先不明です、下記よりご確認ください。

佐川急便よりお荷物のお届けに上がりましたが宛先不明の為持ち帰りました。

いずれもURLが記載されていることが特徴です。

偽のメール

しかしこれらの「宛先不明」を知らせる通知は、いずれもヤマト運輸や佐川急便が送信したものではなく、偽物のショートメールです。

メールの扱いに注意

そのため、そこに記載されているURLは開いてしまわないように注意してください。

ヤマト運輸や佐川急便の他、Apple IDやdアカウント(docomo)など、様々なサイトに似せた「偽サイト」につながってしまい、悪質なアプリをインストールさせられてしまったり、入力した個人情報やクレジットカード情報、ログイン情報等が悪用されてしまう可能性があります。

こういった「偽メール」「迷惑メール」については、各社から注意喚起も出されているため、それらも参考にしてみてください。

参考

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