情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

【Windows11】音にノイズ・雑音が入る・ザーやブツブツ音がする問題と対策まとめ

Windows 11 (100) 自作PC (25)

新しく組んだWindows 11の自作PCにて、音にノイズが入る、雑音が入る、急にザーっという音がする、音割れする、ブツブツと音が途切れる、音の出始めや終わりにボソボソ音が出る、などといった、サウンド関連の問題が多発しました。

その際に、いろいろと「よくある対策」を試したので、それらを紹介します。

かなり多くある有名な対策方法や、有名でない/知られていない対策まで多数ある中で、自分のケースに当てはまり効果のあるわずかな手段を探し出す、といった作業となるため、今回多数試した対策候補の多くは自分の場合効果がない、といった結果となりましたが、ユーザーによっては効果がある対策を多く試しているため、Windows 11におけるノイズ問題に遭遇した際の参考になるかと思います。

なお、現状、紆余曲折ありながら、当初よりは大幅に改善された(*)ものの、まだ完全な改善には至っていない、という状況です。

(*)最も効果が大きかったのは、後述するグラフィックボードの電力設定(「電源管理モード」を「標準」から「パフォーマンス最大化を優先」に変更)でした。

※OS:Windows 11 Pro バージョン 25H2/マザーボード:MSI MAG X870 TOMAHAWK WIFI/CPU:AMD Ryzen 9 9950X3D/グラフィックボード1:MSI GeForce RTX 5060 8G VENTUS 2X OC/グラフィックボード2:ASUS Dual GeForce RTX 4060 V2 OC Edition 8GB GDDR6/電源:Corsair RM1200e 2023 CP-9020258-JP。

※音の発生に伴うような「ポッ」というようなノイズ音は、「popping(ポップノイズ)」や「crackling」のように呼ばれます。

目次

ノイズが頻繁に入る・ざーっと音がする

Windows 11の自作PC(MAG X870 TOMAHAWK WIFI)において、音に関する問題が多数発生してしまいました。

具体的には、突然「ザー」という大きな音が入ったり、急に音量が変化してノイズが増える、再生している動画や音楽、効果音(通知音)などに合わせて雑音が入るなど、様々な問題が発生しました。

とにかく頻繁にノイズが発生してしまい、急に大きな音で雑音が入ることもあるため、イヤホンをした状態で継続利用するのはなかなか厳しいような状態でした。

再起動直後は問題が起こりにくい

ひとまず再起動で改善するかもしれない、と再起動を試すのですが、「直ったかも」と思ってしまうほど一度は安定するのですが、またしばらくすると、ノイズや音割れが発生してしまいます。

以降、いろいろな効果があるかもしれない有名な対策を試していきました。

音量を小さくする

音が出る瞬間(音量が大きくなったタイミング)にノイズが発生しやすいため、音量を下げ、最大音量を小さく抑えてみたものの、ノイズ自体の音量が下がるだけで発生し続けてしまい、改善はみられませんでした。

「オーディオの強化」を「オフ」に変更

「設定」>「システム」>「サウンド」>「Realtek Digital Output」で「オーディオの強化」を「オフ」に変更しても効果はありませんでした。

なお、「立体音響」も「オフ」に設定しています。

電源プランを変更

コントロールパネルで電源プランを「バランス(推奨)」から「究極のパフォーマンス」に変更しました。

特に、「PCI Express」>「リンク状態の電源管理」の設定を「オフ」にしていることを確認しましたが、改善されませんでした。

この電力設定系で解決するケースは多くあるようですが、今回のケースはまた違う原因のようでした。

サービス「MSI_Center_Service」を停止する

タスクマネージャーから「MSI_Center_Service」および「MSI_Case_Service」を停止してみました。

MSIのツール系の動作が影響している可能性を疑ったものでしたが、これらは効果がありませんでした。

「Wi-Fi」を「オフ」に

(UEFI BIOS上ではなく)Windows上で「Wi-Fi」を「オフ」にしましたが改善されません。

「排他モード」の無効化

「サウンド」の設定から「Realtek Digital Output」のプロパティを開き、「詳細」タブの「排他モード」にある「アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする」のチェックを外してみたものの、改善されませんでした。

不要な再生・録音デバイスの無効化

「サウンド」の設定の「再生」および「録音」タブで、不要なデバイス(特にスピーカー内蔵ディスプレイが多数)をすべて「無効」に設定していきました。

しかし改善されません。

サウンドのトラブルシューティング

「設定」>「システム」>「サウンド」から「サウンドの一般的な問題のトラブルシューティング」の「出力デバイス」をクリックし、診断を進めてみました。

最初に「スキャン中に再生された音(ビープ音)が聞こえましたか?」と問われましたが聞こえず「いいえ」と答えると、「オーディオドライバーの問題」と診断されました。

オーディオドライバーの再インストール

そのトラブルシューティングの後続の指示にもあった、オーディオドライバの再インストールを行うこととしました。

デバイスマネージャーを開き、「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開し、「Realtek USB Audio」を右クリックして、「デバイスのアンインストール」をクリックしました。

すると「デバイスのアンインストール」ダイアログが表示されたので、「このデバイスのドライバーを削除しました」にはチェックを入れず、「アンインストール」をクリックしました(この時点で音が出なくなります)。

デバイスマネージャー上から「Realtek USB Audio」が削除されたことを確認した後、PCを再起動しました。

再起動すると「Realtek USB Audio」は自動的に復活し、音も出るように戻っていたものの、ノイズは改善されませんでした。

このとき、「Realtek USB Audio」の「ドライバー」は「プロバイダー」が「Realtek Semiconductor Corp.」で、バージョンは「6.4.0.24122」(日付:2025/08/07)でした。

デバイスドライバーを変更する

「デバイスマネージャー」>「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」>「Realtek USB Audio」のプロパティを開き、「ドライバー」タブの「ドライバーの更新」をクリックした上で、「コンピューターを参照してドライバーを検索」へ進み、「コンピューター上の利用可能などライバーの一覧から選択します」をクリックすると、次の3つの選択肢が表示されました。

  • Realtek USB Audio
  • USB オーディオ 2.0
  • USBMidi2-ACX

ここで「USB オーディオ2.0」を選択して「次へ」をクリックしました。

「ドライバーが正常に更新されました」と表示されたら、再起動を行いました。

しかし再起動後、ノイズの発生は改善されませんでした。

このドライバの置き換えはかなり期待していた対策なのですが、今回ドライバを置き換えても変化がなく、一体どこでノイズが発生してしまっているのかと、かなり苦戦しそうに思われました。

Realtekのドライバーに戻す

改めて「ドライバーの更新」から「Realtek USB Audio」を選択し再起動することで元に戻すことができました。

しかしあくまで元に戻っただけであり、ノイズは発生し続けました。

Realtekのドライバーをアップデートする

この時点でドライバのバージョンは「6.4.0.2422」で、「MSI Center」でアップデートを確認しても最新版ドライバは確認できませんでした。

マザーボードの公式ページで「On-Board Audio Drivers」を確認したところ、そちらも「6.4.0.2422」であり、最新版(より新しいバージョン)へのアップデートはできませんでした。

なお、古いバージョンの掲載はなく、そこからのダウングレード(過去版のインストール)もできません。

フロントパネルの出力端子を利用する

光デジタル音声出力でノイズが発生していたので、フロントパネルのイヤホンジャックにイヤホンを接続しましたが、ノイズの発生は変化せず、ノイズの発生傾向も変わらずでした。

同じマザーボード上のチップで音を処理した上でリアから出力しているのかフロントパネルから出力しているのか(フロントパネル用のピンから出力しているのか)の違いではノイズについて差はないようでした。

グラフィックボードの音声出力機能を利用する

それではさらに異なるパターン/出力端子を試してみようとしたのが、グラフィックボードからの音声出力です。

映像と一緒に音声が出力されることを利用します。

まず「サウンド」の設定の「再生」タブで無効化していたディスプレイのスピーカーを有効にし、そちらにイヤホンを接続してノイズが入るかを確認しました。

これはつまり、マザーボードからの直接の音声出力ではなく、グラフィックボードからDisplayPort経由でモニター出力された音声です。

こちらを確認すると、ノイズが発生していないことが分かりました。

こちらは、サウンド設定のプロパティで「制御情報」を確認すると「NVIDIA High Definition Audio」となっています。

こうしたことから、マザーボード上のチップ経由での音声出力に関連する何らかの問題が発生しているものと考えられました。

逆に言えば、他の経路では問題の発生を回避できるようです。

なお、マザーボード搭載のオーディオコーデック「Realtek ALC4080」が搭載されているようでした(参考)。

実は類似の問題がWindows 10の「ASUS ROG STRIX Z390-F GAMING」でも発生していたのですが、そちらにはRealtekベースの「SupremeFX S1220A」が搭載されているようでした(参考1参考2)。

まずは一旦グラフィックボード出力で回避

マザーボード上からの出力について解決することは今回できませんでしたが、一旦グラフィックボードからの出力を利用することで、問題の発生を回避する、という切り分け/回避策の発見は行うことができました。

こちらでしばらく回避しつつ、今後のオーディオドライバのアップデート等が行われた際には、再度試してみようかと思います。

なお現状、ディスプレイからのイヤホン出力をさらにSound Blaster G3(Macのサウンド設定の「入力」として「Sound Blaster G3: Aux In」を選択)を経由してMacbookにマイク入力し、それをOBSで再生(出力)した上で、AirPodsからMacbook上の音も含めて再生する、という構成にしています。

そのためもともとラグもあり、音質もあまり良くない状態ではありつつ、ディスプレイに有線イヤホンを接続して取り回し的に不便、ということはなく利用できている、といった状態となっています。

サウンドカードを利用する

さらにそこから、サウンドカード「Sound BlasterX AE-5 Plus」をPCI Expressで自作PCに接続し、サウンドカードからのSPDIF出力(光デジタル出力)を利用してみました。

こちらでも同様に、マザーボード上の音声チップを利用しないことにしたためか、音にノイズが入る問題を回避することができました。

なお、サウンドカードからのSPDIF出力を光るデジタルケーブルで「Sound Blaster G3」に接続(「Sound Blaster G3: SPDIF In」を選択)し、Macに接続しました。ディスプレイカード経由より、かなり音質が良くなったように感じます。

ブツブツとしたノイズが発生

しかしその後しばらく利用しているうちに、少し異なる種類のノイズが入ることがあることに気が付きました。

当初よりだいぶ軽度ですが、たまに発生してしまうようで、完全解決はできていなかったようです。

特定のディスプレイで動画を再生すると発生

このノイズは、発生しないときはほとんど発生せず、発生するときは繰り返し発生し続けるような、発生する/しないの傾向が極端に変化する印象があり、何がトリガになっているのかといろいろと発生時とそうでないときの特徴が何かないか、よく観察することにしました。

すると、特定のディスプレイで動画を再生している場合に発生しやすい、ということに気が付きました。

よくよく考えると、そもそものノイズの発生も、グラフィックボード1枚刺しの時点では発生していなかったものが、2枚目を刺したことで発生するようになったのかもしれない、と考えられ、グラフィックまわりに原因があるのではないか、マルチGPU環境に起因する問題があるのではないか、と考えられました(CPU内蔵グラフィックスを含めると3つ。なので、マルチGPUというより、マルチグラフィックボード)。

「Realtek USB Audio」の無効化

デバイスマネージャーから「Realtek USB Audio」を無効化してみましたが解消されず。

「ASPM Control for CPU PCIe」を「Disabled」に

UEFI BIOS上の「Advanced」>「PCIe Subsystem Settings」にある省電力設定「ASPM Control for CPU PCIe」を「Auto」から「Disabled」に変更し、ASPMによる省電力が働かないように変更するも、改善されず。

「USBのセレクティブサスペンドの設定」を「無効」に

コントロールパネルの「電源オプション」から、現剤利用中のプラン内にある「詳細な電源設定の変更」へ進み、「USB設定」>「USBのセレクティブサスペンドの設定」を「有効」から「無効」に変更しました。

「Realtek USB Audio」を利用中に関係する可能性があったもので、この時点では改善に関係ないものと思われるのですが、省電力系設定を順番に無効化する中でこちらも無効化しました。

「2チャンネル、16ビット、44100 Hz (CDの音質)」を選択

サウンドの詳細設定の「再生」タブからプロパティを開き、「詳細」>「規定の形式」にある設定を、「2チャネル、24ビット、48000 Hz (スタジオの音質)」から、「2チャネル、16ビット、44100 Hz (CDの音質)」に変更しました。

発生の様子が、音声の処理落ち(処理が間に合わなくなってしまっている)のようにも感じられるため、何らかの軽量化の効果があるのではないかと試した設定変更です。

また、「サポートされている形式」の「サンプルレート」も、「48.0 kHz」のみ選択されていた状態から、「44.1 kHz」のみ選択している状態に変更しました。

この変更以降、問題発生しにくくなりましたが、あくまで発生後の回復が早くなり、発生するノイズも小さな規模で収まることが多くなった、というものであり、処理落ちの引っかかりが小規模で済んでいる、といった程度のもので、解決とは言えませんでした。

また、音質も気になるため、あまりお得な対策とはなりませんでした。

そのため、元の「24ビット、48000 Hz」に設定を戻しました。

「Windowsオーディオ デバイス グラフ アイソレーション」(audiodg.exe)のCPU負荷を確認

問題発生時、「Windowsオーディオ デバイス グラフ アイソレーション」(audiodg.exe)のプロセスがCPU負荷の高い状態になってしまっているパターンではないかと確認しましたが、特にCPU使用率は高くない様子でした。

「プロセッサの電源管理」を設定変更

再び電源オプションの詳細設定を開き、「プロセッサの電源管理」>「最小のプロセッサの状態」を「0%」から「100%」に変更しました。

しかし改善されず。

ディスプレイのリフレッシュを60Hz近辺に統一

マルチディスプレイ構成で、ディスプレイの中に、60Hzのリフレッシュレートのディスプレイもあれば、120Hzのリフレッシュレートのディスプレイもある、という状態でした。

それを統一しようとしました。すると、1つのディスプレイを除き59.95Hzに設定することができ、1つだけ60Hzとなりました。

しかしこちらでも改善されず。

「NVIDIA コントロールパネル」の「電源管理モード」を変更

「NVIDIA コントロールパネル」の「3D設定の管理」を開き、「グローバル設定」にある「電源管理モード」を「標準」から「パフォーマンス最大化を優先」に変更しました。

LatencyMonで「nvlddmkm.sys」や「dxgkrnl.sys」等のグラフィック系に遅延が発生している場合に利用される対策のようです。

しかし、こちらについても設定変更直後、効果は表れませんでした。

ただし、設定変更後に改めてWindowsを再起動してみることにしました。

またこの再起動の際、UEFI BIOSの設定から、「Advanced」>「PCIe Subsystem Settings」を改めて開き、「PCI_E1 Gen Switch」および「Chipset Gen Switch」の両方を「Auto」から「Gen3」に変更しました。

すると、ノイズの発生が大幅に軽減されたようでした

ほぼ発生せず、「もしかして発生したかも?」と思うような瞬間がある、といった程度で、ここまでで最も大きな効果があった対策です。

一度、「電源管理モード」を戻してみるとノイズが酷くなったため、やはりこの設定に大きな効果があったようです。

ここまででかなり改善

この「電源管理モード」の設定を「パフォーマンス最大化を優先」に変更するところまでの試行錯誤により、かなり改善されました

もともと「電力・省電力無効化系」での解消報告は多く、今回は数ある電力・省電力無効化系の設定項目の中でも特にグラフィックボードの電力制御の影響が大きかったようです。

※この「電源管理モード」の設定だけに効果があったのではなく、それまでの設定の積み重ね(特に電力・省電力無効化系)のおかげである可能性もある点には注意が必要です。

ただし、まだノイズが発生することがまれにあり、また、サウンド設定の「再生」タブから再生デバイスのプロパティを開き、「詳細」>「規定の形式」で「2チャンネル、24ビット、96000 Hz (スタジオの音質)」のような高音質な選択肢を選択すると、処理の負荷が高まるためか(処理のスムーズさに対する要求が厳しくなるためか)、ノイズが発生しやすくなり、その状態でもノイズを大幅に小さくすることができれば、さらなる安定を目指せそうです。

さらなる改善を目指す

さらなる安定を目指し、他の対策をさらに試していきます。

UEFI BIOSで「Global C-state Control」を変更

UEFI BIOSの設定で、「Advance」の「Overclocking」>「Advanced CPU Configuration」>「AMD CBS」にある「Global C-state Control」を、デフォルトの「Auto」から「Enabled」に変更しました。

変更直後の利用時にノイズが多発し、悪化したように感じられました。

ただしその後は、「あまり変更前後が変わっていない?」というような状態で、その後同じ設定を「Disabled」にもしてみましたが、特に改善を感じられず、「Auto」に戻しました。

「ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング」の無効化

Windowsの「設定」から、「システム」>「ディスプレイ」>「グラフィック」と進み、「グラフィックスの詳細設定」内にある「ハードウェア アクセラレータによるGPUスケジューリング」を「オン」から「オフ」に変更し、再起動しました。

すると、ログイン画面からログインする最中の「ようこそ」表示中に固まってしまい、そのまま待っていると、突然落ちてしまったようで、勝手に再起動が始まってしまいました。

その後は無事起動・ログインできましたが、ログイン時には重く、不安定になってしまったのではないかと思われます。

ノイズも解消はされておらず、はっきりとした改善には繋がりませんでした。

不安定な動作が見られたため、設定は元に戻すこととしました。

「プロセッサアイドル降格しきい値」「プロセッサアイドル昇格しきい値」の変更

コントロールパネルの「電源オプション」>「プラン設定の編集」>「詳細な電源設定の変更」を開き、「プロセッサの電源管理」に表示される、「プロセッサアイドル降格しきい値」および「プロセッサアイドル昇格しきい値」を変更しようとしました。

しかしそこには「最小のプロセッサの状態」と「最大のプロセッサの状態」の2つの設定項目しかなく、変更したい2つの設定は見当たりませんでした。

そこで、コマンドプロンプトを管理者権限で起動した上で、次の2つのコマンドを実行しました。

C:\Windows\System32>powercfg -attributes SUB_PROCESSOR 4b92d758-5a24-4851-a470-815d78aee119 -ATTRIB_HIDE

C:\Windows\System32>powercfg -attributes SUB_PROCESSOR 7b224883-b3cc-4d79-819f-8374152cbe7c -ATTRIB_HIDE

すると、設定を再度開いた際に2つの設定項目が表示されるので、「プロセッサアイドル降格しきい値」を「40%」から「100%」に、「プロセッサアイドル昇格しきい値」を「60%」から「100%」に変更し、再起動を行いました。

ただし、ノイズの発生は特に改善されず。

「NVIDIA オーバーレイ」を無効化

NVIDIA Appを起動して、「設定」タブ内にある「性能」タブから、「NVIDIA オーバーレイ」を「オフ」にしました。

特に改善は見られないものの、もともとオーバーレイ系は問題を発生させやすいので、利用する予定がない現状はそのまま「オフ」を継続することとしました。

BIOSアップデートを確認(確認のみ)

以前確認したとき、より新しいバージョンが公式サイトからダウンロード可能ではあったものの、MSI Centerの「Advanced Update」を確認しても表示されなかったことから特にアップデートしていませんでしたが、再度確認すると、「マザーボードBIOS」として「MS-7E51」が表示され、現在のバージョン「1.A60」に対し、オンラインバージョン「1.A70」が表示されました。

「Advanced Update」には、「システムに問題がない場合、MSIはBIOSの更新を推奨しません」とされており、一度BIOSのアップデート内容を確認しました。

しかし、「1.A60」から「1.A70」までのアップデートない間の更新内容を確認しても、この音のノイズ(というより、グラフィック系の処理遅延など)を改善する確度が高そうな更新内容は見当たらなかったため、今回は見送ることとしました。

AMD Graphics Driverのアップデート

マザーボードメーカーから提供されているツール「MSI Center」から、「AMD Graphics Driver」を最新版にアップデートしました。

少しややこしいのですが、AMD Graphics Driverのバージョンは、「32.0.21030.2001」から「32.0.21036.18」にアップデートされました。

しかし、特に改善は見られませんでした。

それだけでなく、アップデート直後にChromeが落ちる現象が発生し、この直前のアップデートが原因なのか、それより少し前の対応の影響が遅れて発生したのか、はたまた全く別の原因なのか、はっきりしないのですが、少し不穏に感じられます。

「CC_Engine_x64」を終了してみる

「MSI Center」に同梱され実行されていた「CC_Engine_x64.exe」のプロセスをタスクマネージャーから強制終了し、様子をみることにしました。

しかし、ノイズの発生は改善されず。

「Realtek PCIE Network Drivers」をアップデート

MSI CenterのLive Updateから、「Realtek PCIE Network Drivers」を「10.74.1128.2024」から「10.79.50.1003」にアップデートしました。

スタートアップアプリの無効化

またその際、スタートアップアプリにあった、以下を無効化した上で、再起動を行いました。

  • MSI Center
  • RtkAudUService64.exe

しかしここで、ずっとノイズが乗り続ける状態に。

そこで、「RtkAudUService64.exe」や「MSI Center」をそれぞれ有効に戻してみたり再び無効にしてみたりを試してみたものの、ノイズが多かったり少なかったりと、この設定に連動しているというより、ノイズ発生のばらつきの影響を受けているようで、他の要因のように思われました。

「PCI_E1 Gen Switch」と「Chipset Gen Switch」の設定を元に戻す

少し設定変更の履歴を遡り、元に戻した方が良さそうなものはないかと確認したところ、「PCI_E1 Gen Switch」と「Chipset Gen Switch」を「Gen3」に変更していた設定変更があったので、そちらを両方とも「Auto」に戻しました。

「Realtek PCIE Network Drivers」をアップデート前に戻す

直近ではドライバアップデートが怪しいので、デバイスマネージャーから「ネットワークアダプター」>「Realtek PCIe 5GbE Family Controller」のプロパティを開き「ドライバー」タブでバージョンが「10.79.50.1003」という、アップデート後のバージョン番号と一致することをまず最初に確認しました。

そして「ドライバーを元に戻す」をクリックし、そこから元に戻し、「10.74.1128.2024」に戻りました。

しかし、改善はみられず。

「AMD Graphics Driver」をアップデート前に戻す

そこで、さらに遡り、「AMD Graphics Driver」のアップデートを元に戻すことにしました。

デバイスマネージャーから「ディスプレイアダプター」>「AMD Radeon(TM) Graphics」のプロパティを開き、「ドライバー」タブでバージョンが「32.0.21036.18」になっていることを改めて確認しつつ、「ドライバーを元に戻す」を利用し、「32.0.21030.2001」に戻すことができました。

しかし、これでもノイズが多い状態が続き、それより前では調子が良かったので、動作しているアプリケーションの動作内容等、直近の設定変更やアップデート等の影響ではなく発生が増加している可能性が高そうです。

ただしいずれにしても、この範囲に症状を劇的に抑えるような改善策はなかったことに変わりなさそうなので、引き続き改善策を探していきます。

Chromeのグラフィックアクセラレーション設定を無効化

PC上では、Chromeがメインで利用しているソフトウェアなので、Chromeの挙動に起因する成分だけでも改善することができれば、ということで、影響の大きそうな「グラフィック アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」を「オフ」にして再起動しました

ノイズが減ったように感じられます。ノイズの有無を確認する、動画を再生しているソフトウェア自体もChromeなので、このあたりは「Chrome内では」といった可能性が考えられますが、実際の利用上はそれだけでも効果が大きいので、様子を見てみます。

高速スタートアップを無効化

コントロールパネルの電源オプションで、「電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化」を開き、「現在利用可能では無い設定を変更します」をクリックして設定変更できない状態を解除した上で、「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外し、再起動を行いました。

特に効果は確認できなかったものの、高速スタートアップは無効化のままにして他の対策へと進みました。

NVIDIAのドライバを旧バージョンにする

以前のPCでもかなり前から類似の問題が発生しており、以前のPCに対しても可能な対策で改善されるだろうと予想しつつ、ちょうどGPUの「電源管理モード」設定で大幅に改善されたことからその予想はさらに強固となり、そうしたタイプの対策を中心に試していたのですが、対策の幅をより広げていくべく、NVIDIAのグラフィックドライバ(GeForce Game Ready Driver)を旧バージョンにしてみることとしました。

有名な安定版は、566.36等の「56x.xx」以前のドライバーなのですが、現在利用しているGeForce RTX 5060を含む「GeForce RTX 50シリーズ」については、56x.xxのドライバーは非対応であり、57x.xx系以降のバージョンしか利用できない都合上、採用できませんでした。

また、NVIDIA GeForce RTX 5060 + Windows 11用のドライバをNVIDIA公式サイトから探して遡れるのは、「576.52」が現在最も古いものであり、それ以降のダウンロード可能なバージョンの中で、特に安定しているバージョンとして有名なものは見つけられませんでした。

そこで今回はまず、ダウンロード可能な中で最も古い「GeForce Game Ready ドライバー 576.52」をダウンロードしてインストールすることとしました。

ダウングレードに相当するインストールを行う前に、現在インストール済みのドライバをアンインストールするべく、DDUを利用し、セーフモードからの削除を実施しました。

そうした上で、ドライバーのインストーラーから、NVIDIAアプリを除く「NVIDIAグラフィックスドライバー」のみをインストールするオプションを選択し、また、インストールオプションで「カスタム」を選択しつつ「クリーンインストールの実行」を選択肢、設定等を規定値に戻しつつのインストールを行いました。

インストール後、マルチディスプレイの配置を元に戻したり、「電源管理モード」の設定を再び「パフォーマンス最大化を優先」に設定したりしつつ、再起動を行いました。

手間がかかる対策手順でしたが、再起動後に改善は見られませんでした。ノイズは継続していました。

「スレッドした最適化」を「オフ」に変更

再びNVIDIAコントロールパネルの「3D設定の管理」で「グローバル設定」を開き、「スレッドした最適化」を「自動」から「オフ」に変更しました。

直接の効果は判別できず。

「電力の節約のため~」設定をオフに

デバイスマネージャーから、「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」(USBコントローラー)および「ネットワーク アダプター」の2つのプロパティ内「電源の管理」タブにある「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外していきました。

USBコントローラーについては、「USBルートハブ」の設定をオフにする、という対策方法がよく利用されているようでしたが、今回はその設定項目があるもの全てを対象にオフにしていきました。オフにしたデバイスは以下の通りです(ものによっては同名デバイスが複数あり):

  • AMD USB 2.0 eXtensible Host Controller - 1.20 (Microsoft)
  • AMD USB 3.10 eXtensible Host Controller - 1.20 (Microsoft)
  • AMD USB 3.10 eXtensible Host Controller - 1.20 (Microsoft)
  • AMD USB 3.20 eXtensible Host Controller - 1.10 (Microsoft)
  • ASMedia USB 3.20 eXtensible Host Controller - 1.20 (Microsoft)
  • USB ルート ハブ (USB 3.0)
  • USB ルート ハブ (USB 3.0)
  • USB ルート ハブ (USB 3.0)
  • USB ルート ハブ (USB 3.0)
  • USB ルート ハブ (USB 3.0)
  • USB4 ルート ルーター (1.0)
  • 汎用 SuperSpeed USB ハブ
  • 汎用 SuperSpeed USB ハブ
  • 汎用 USB ハブ
  • 汎用 USB ハブ
  • 汎用 USB ハブ

なお、以下は同じUSBコントローラー内に掲載されているデバイスですが、「電力の節約のため~」の設定自体がありませんでした。

  • USB Composite Device
  • USB4 (TM) ホスト ルーター (Microsoft)

ネットワークアダプターについては、以下を対象に、設定を変更しました。

  • Qualcomm FastConnect 7800 Wi-Fi 7 High Band Simultaneous (HBS) Network Adapter
  • Realtek PCIe 5GbE Family Controller

同じネットワークアダプター内でも、以下は設定項目がありませんでした。

  • Bluetooth Device (Personal Area Network)
  • WAN Miniport (IKEv2)
  • WAN Miniport (IP)
  • WAN Miniport (IPv6)
  • WAN Miniport (L2TP)
  • WAN Miniport (Network Monitor)
  • WAN Miniport (PPPOE)
  • WAN Miniport (PPTP)
  • WAN Miniport (SSTP)

さらにここに追加で、「ヒューマン インターフェイス デバイス」内の以下のデバイスにも同じ設定項目が発見できたため、そちらもオフにしました。

  • Logitech USB Input Device
  • USB 入力デバイス

「3D設定の管理」をさらに設定変更

もはやおなじみの「NVIDIAコントロールパネル」の「3D設定の管理」>「グローバル設定」内の以下の設定を追加で設定変更しました。

  • OpenGL レンダリング GPU:「自動」→「NVIDIA GeForce RTX 5060」
  • テクスチャフィルタリング - クオリティ:「クオリティ」→「ハイ パフォーマンス」
  • トリプルバッファリング:「オフ」→「オン」
  • 垂直同期:「高速」

「プロセッサ パフォーマンス コア保留の最小コア数」の設定を確認

次を実行して、電源オプションの詳細設定「プロセッサの電源管理」で非表示になっていた項目「プロセッサ パフォーマンス コア保留の最小コア数」(Processor performance core parking min cores)を表示して「100%」に設定しようとしました。

C:\Windows\System32>powercfg -attributes SUB_PROCESSOR 0cc5b647-c1df-4637-891a-dec35c318583 -ATTRIB_HIDE

しかし、表示時点で既に「100%」になっており、特に変更せず。

「NVIDIA High Definition Audio」等の無効化

デバイスマネージャーの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」内から、以下を無効化してみました。

  • (iPhone名) A2DP SNK
  • (iPhone名) Hands-Free HF Audio
  • AMD High Definition Audio Device
  • NVIDIA High Definition Audio
  • NVIDIA High Definition Audio
  • Realtek USB Audio

※スピーカーとして利用しているものを無効化してしまうと、音が出なくなるはずの設定変更なので、利用環境に応じた設定変更に注意が必要です。

BIOSにてWi-Fiを無効化

UEFI BIOSの「Advanced」>「Integrated Peripherals」にある「Onboard Wi-Fi/BT Module Control」を「Auto」から「BT Only」に変更し、Wi-Fiを無効化しました。

BIOSにてHD Audio Controllerを無効化

また同じ画面から、「HD Audio Controller」についても、「Enabled」から「Disabled」に変更しました。

※オンボードのサウンド出力を利用している場合、それ自体を無効化してしまうため音が出なくなってしまいます。

ネットワークアダプターの設定変更

デバイスマネージャーの「ネットワークアダプター」内の有線LANアダプタ(Realtek PCIe 5GbE Family Controller)のプロパティを開き、「詳細設定」タブ内の設定を変更しました。

  • Power Saving Mode:「有効」→「無効」
  • 割込みモデレーション:「有効」→「無効」
  • IPv4 チェックサムオフロード:「有効」→「無効」
  • TCP チェックサムオフロード(IPv4):「受信と伝送有効」→「無効」
  • TCP チェックサムオフロード(IPv6):「受信と伝送有効」→「無効」
  • UDP チェックサムオフロード(IPv4):「受信と伝送有効」→「無効」
  • UDP チェックサムオフロード(IPv6):「受信と伝送有効」→「無効」
  • グリーンイーサネット:「有効」→「無効」
  • フローコントロール:「受信と伝送有効」→「無効」
  • 省電力型イーサネット(EEE):「有効」→「無効」

ネットワークアダプターの再アップデート

一度アップデートした後、ダウングレードして元に戻した「Realtek PCIe 5GbE Family Controller」のドライバを再度MSI Centerからアップデートしようとしたもの、「Live Update」の選択肢に表示されなくなってしまっていました。

そこで、デバイスマネージャーの「Realtek PCIe 5GbE Family Controller」のプロパティ内の「ドライバー」タブの「ドライバーの更新」で「ドライバーを自動的に検索」を利用したところ、前回のアップデート後と同じバージョン「10.79.50.1003」にアップデートすることができました。

ディスプレイアダプター(内蔵CPU)の無効化

マルチディスプレイがそもそもの原因だと考えられつつも、マルチディスプレイを減らして解決した、ではなく、あくまでそこは維持した範囲内で達成したい、という考え方であるため、ディスプレイ数を減らす対策はここまで行っていなかったのですが、CPUに内蔵されているグラフィックス(内蔵GPU。グラフィックボードに接続するディスプレイ出力がこちらに相当)であれば影響がより少なく、また、内蔵GPUはAMD、グラフィックカードはNVIDIAという構成のうちのAMD側をすべて排除できることも期待できることから、無効化してみることにしました。

今回は手軽にできる、デバイスマネージャーの「ディスプレイアダプター」内にある「AMD Radeon(TM) Graphics」を右クリックして無効化を行うという、手軽に行うことができる無効化だけを行ってみることにしました。

しかし、ノイズは解消せず(元に戻しました)。

ディスプレイアダプター(2枚目グラボ)の無効化

続けて、接続している接続先PCI ExpressポートがPCIe Gen 3 x1 であることなど不安が大きい、メインではないサブの2枚目グラボとして利用している「ASUS Dual GeForce RTX 4060 V2 OC Edition 8GB GDDR6」を同じように、デバイスマネージャーの「ディスプレイアダプター」内にある「NVIDIA GeForce RTX 4060」の右クリックから、無効化してみました。

すると、ノイズの発生が解消されるかと思いきや、ノイズの発生は解消されませんでした。

これで解消してしまうと、複数グラフィックボードが原因となり、グラフィックボード1枚構成にするか、大幅なパーツ変更が必要となりかねなかったので、良かったような面も少しあります。

さらにそこから一度再起動しておこうと再起動したのですが、再起動後、Chromeの起動中に画面が固まってしまい、ノイズも多数入りつつ、Windowsが落ちてしまいました(勝手に再起動がかかる)。

再起動後には問題なくChromeの起動もできたのですが、イベントビューアーには、1秒に100個を超えるような、次のエラーが6万個ほど発生していることが分かりました。Windowsが落ちるまで、連続で発生し続けていたようです。

ソース "nvlddmkm" からのイベント ID 153 の説明が見つかりません。このイベントを発生させるコンポーネントがローカル コンピューターにインストールされていないか、インストールが壊れています。ローカル コンピューターにコンポーネントをインストールするか、コンポーネントを修復してください。

イベントが別のコンピューターから発生している場合、イベントと共に表示情報を保存する必要があります。

イベントには次の情報が含まれています:

\Device\Video3
Error occurred on GPUID: 100

メッセージ リソースは存在しますが、メッセージがメッセージ テーブルに見つかりませんでした。

ログの名前: システム
ソース: nvlddmkm
イベント ID: 153
レベル: エラー
ユーザー: N/A
オペコード: 情報

グラフィックボードのドライバ「nvlddmkm」がクラッシュしてしまったようでした。

この画面が固まっている最中にも音声は流れ続けていたものの、音声にノイズが繰り返し入り、普段発生しているノイズと類似していたため、グラフィックボード周りに不安定な状況が発生しているのではないか、とも思われました。

※なおこの時点でもデバイスマネージャーでの2枚目グラフィックボードの無効化は継続しており、1枚のグラフィックボードと内蔵GPUのみとなっており、2枚グラボ構成という少数派な構成ではなくなっています(あくまでデバイスマネージャー上)。

というのも、このエラー自体は以前にも発生していたためです。しかし、今回あまりに大量のログが出力された影響か、イベントビューアーの最大ログサイズに達してしまい、古いイベントが削除されてしまっており詳細を再度確認することはできませんでした。

ディスプレイ数を減らす

今回のnvlddmkmのクラッシュ(ID 153エラー)について、「これを行ったら直った」という対策は多岐にわたっており、どれから試すべきかはかなり悩ましかったのですが、まず一度、ディスプレイ数を減らしてみることにしました。

この時点で、内蔵GPUにHDMI接続で1台、メインのグラフィックボードにHDMI接続1台とDisplayPort接続3台、サブのグラフィックボードは無効化済み、という系5台のディスプレイが接続されていましたが、ここからグラフィックボード数までは減らさず、DisplayPort接続を排除した、内蔵GPUにHDMI1台+メインのグラフィックボードにHDMI接続1台という、2ディスプレイ構成にして様子を見てみることにしました。

しかし、これでも頻度は低くなっているものの、たまにノイズが入ることが分かりました。

ディスプレイ数が減っただけでなく、DisplayPortケーブルを排除したことで、DisplayPortケーブルを交換すれば直るようなタイプのDisplayPortケーブルが原因となっている問題でもなさそうです。

GPUのクロックを下げる

MSI Centerを起動しない状態にしつつ、MSI AfterBurner 4.6.6を利用して、250 MHzほどGPUコアのクロックを下げてみました(-250 MHzに設定)。

また同時に、「グラフィック アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」を「オン」に戻しています。

結果、ノイズは変わらず発生してしまいました。

ただしAfterBurnerを確認しながらノイズを確認したため、GPUコアのクロックが高くなっていない、つまり、負荷が掛かってコアクロック数が上がっていないような状態であっても音声にノイズが発生してしまうことが分かりました。

なお、このとき、AfterBurnerの設定から「モニタリング」>「アクティブハードウェア監視グラフ」内の「GPU1 使用率」と「GPU2 使用率」のチェックを外しました。

2枚目グラボを取り外し

ここまで、デバイスマネージャー上で無効化していただけだった2枚目のグラフィックボードを、改めてPCI Expressスロットから取り外してみることにしました。

様々な設定を確認している際にもこのグラフィックボードが接続されているGPUとして登場することに加え、このグラフィックボードを接続していた別のPCでも同種の音声ノイズ発生していたことから、やはり怪しい、と感じてしまったためです。

2枚目のグラフィックボードを接続していたPCI Expressポートは、今回利用しているマザーボード「MSI MAG X870 TOMAHAWK WIFI」の「PCI_E2」スロットでした(※PCI_E1はメインマザーボードで利用し、PCI_E3は干渉的に接続できない。グラフィックボードの縦置きに対応しているケースではあるものの、グラフィックボード1枚装着済みの状態では縦置きスロットに接続したグラフィックボードと補助電源が干渉してしまうと思われたため(スペースがない)、ひとまずその方法は選びづらい状態です)

しかしそのPCI_E2スロットは、「PCI Express Gen 3.0 x1」までに対応したスロットでした。

PCI_E2 Gen PCIe 3.0 supports up to x1 (From Chipset)
引用元

2枚目のグラフィックボードは、「PCI Express Gen 4.0 x8」に対応しているものであり、3.0のx1と4.0のx8とでは、物理層転送帯域が双方向で256 GT/sと16 GT/sという16倍の大差があるあたりも気がかりでした。

低性能で構わないので、ということで実際ノイズ問題以外は比較的問題なく利用できていたため(たまにクラッシュの症状がその後確認されたものの)、全く使えないわけではないものの、音声ノイズはそのあたりによって生じる遅延が、よりシビアに音声への影響として現れてしまっているのではないかとも考えられたためです。

そんな2枚目のグラフィックボードを外して以降、ほぼノイズが発生しなくなりました

あくまで「ほぼ」であり、全く発生しないわけではないものの、発生頻度が低下しつつ、発生時も、「ノイズが入っているような?」という、弱いノイズとなっていました。ここまで音声ノイズの問題は最小です。

2枚目グラボに別のグラボを利用する

ここで、「グラボ2枚構成」よりも、2枚目として利用していた「ASUS Dual GeForce RTX 4060 V2 OC Edition 8GB GDDR6」の個体を利用することに問題があるのではないかと、そこからさらに、その個体は排除しつつもグラボ2枚構成は維持すべく、2枚目のグラフィックボードを、別のグラフィックボード「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060」(GeForce RTX 2060搭載。PCIe 3.0 x16)に差し替えて、様子を見てみることとしました。

すると、ノイズが少し増え、ディスプレイも接続すると、かなりノイズが目立つ状態(ノイズが発生し始めたときの大きさが大きく、継続時間も長い)となりました。

AfterBurnerをアンインストール

あるときから突如、画面表示が固まってしまい、キーボード操作でのCtrl+Alt+Delも効かず、マウスカーソルだけ動く(動かなくなってしまうことも)、という状態が繰り返し発生するようになってしまいました。

15分以上待っても何も起こらないため、発生するたびに、電源ボタン長押しで強制シャットダウンして再起動する、という対応を行いました。

AfterBurnerのクロックを下げる設定の影響が思い浮かびつつ、グラフィックボードを入れ替えたことも関係するのではないかとも考えつつで、まずAfterBurnerの設定をリセットしたもののそれでも画面表示が固まる現象が発生したため、AfterBurnerをアンインストールしてみました。

MSI Centerをアンインストール

すると、繰り返し発生していた、突然画面が固まってしまう現象が改善されたかのように見られたのですが、そこからさらにMSI Centerをアンインストールをしようとしたところ、画面が固まってしまいました。

Windowsの「設定」にある「インストールされているアプリ」からMSI Centerのアンインストールをクリックした瞬間固まってしまい、強制終了からの再起動後にもう一度アンインストールしようとすると「MSI Center」が発見できませんでした。つまりどうやら、アンインストールが行われていたようです。

そこからさらに、残っていた「MSI Center SDK」のアンインストールも行いました。

しかし、画面が固まってしまう症状は改善されません。

「既定の高パフォーマンスGPU」の設定変更

このあたりまで試していて、2枚目グラフィックボードを「RTX 2060」のものにを変更したことがトリガになっているのではないか、との疑念が高まっていました。

そんな中、タスクマネージャーを確認していたところ、追加で手動表示していた「GPUエンジン」列がほぼ「GPU 0」だったことが目に留まりました。

例えば、多数ウィンドウやタブを開いているChromeについても、「GPU0 - Video Decode」と表示されていました。

なぜこの「GPU 0」の表示が気になったのかというと、「GPU 0」は、「パフォーマンス」タブの「GPU」で確認する限り、2枚目グラフィックボードの「RTX 2060」のほうだったためです。

そこで、「設定」>「システム」>「ディスプレイ」>「グラフィック」を開き、「グラフィックスの詳細設定」の「既定の高パフォーマンスGPU」の設定を確認してみたところ、「Windows で自動的に選択する (NVIDIA GeForce RTX 2060)」と、「RTX 2060」が選択されていました。

2枚目グラフィックボードを交換するまでは、PCI_E2スロットの「RTX 4060」ではなく、PCI_E1スロットの「RTX 5060」が選ばれていましたが、それがどういうわけか、PCI_E2スロットの「RTX 2060」になってしまっていたようです。

そこで、自動選択をやめ、設定を「NVIDIA GeForce RTX 5060」に変更しました。

そして反映のために再起動を行い再度確認してみたのですが、それでも変わらずGPU 0が多用されていました。

そこで、設定を確認し、まず「NVIDIA コントロールパネル」の「Surround、PhysX の設定」にある「PhysX 設定」で、なぜか自動設定でもなく「NVIDIA GeForce RTX 2060」が選択されていたので、「NVIDIA GeForce RTX 5060」に切り替えました。

また、同じ「NVIDIA コントロールパネル」の「システム情報」を確認してみたところ、なぜか「RTX 5060」よりも、「RTX 2060」のほうが上に表示されていました。

「RTX 4060」を接続していたときは「RTX 4060」が下になっていたのになぜ入れ替わったのか、と困惑したのですが、もしかして、と、Windowsの「設定」で、メインのグラフィックボード(RTX 5060)に接続されているディスプレイを「メイン ディスプレイ」に設定しました。配線変更等により、プライマリディスプレイが、RTX 5060側でなくなっていたようでした。

すると、「システム情報」も、上が「RTX 5060」、下が「RTX 2060」になりました。

そこからChromeを起動すると、「GPU2 - Video Decode」となっていることが確認できました。「RTX 5060」のメインGPUのほうに紐付けられたようです。

再起動すると、「デスクトップウィンドウマネージャー(dwm.exe)」なども、「GPU2」と表示されるようになりました。

設定変更だけで対応すると、プライマリディスプレイの位置が変化してしまうため、配線を変更し、再度元のディスプレイにプライマリディスプレイを移動し、再度再起動を行いました。

再起動後、画面が固まってしまう問題は解消されました。

複数GPUを利用している場合、片方のGPU の結果があるメモリの内容を、表示対象のディスプレイが接続されているもう片方のグラフィックカードのメモリにコピーしてから表示する、といった処理が行われるようなのですが、この処理するGPUかつコピー元のグラフィックカードが、転送速度の弱いPCI_E2に接続したグラフィックボードでは、かなりの負担になってしまっていたのかもしれません。

そこから、やはり関係がなさそうな「PhysX設定」については「初期設定に戻す」をクリックしたところ「自動選択(推奨)」になったので、そちらで「適用」しました。

ノイズが発生しない?

その後、しばらく様子を見ましたが、ノイズの発生が大幅に抑えられていることが分かりました。

というより、しばらく利用しても、ほぼノイズが発生しません

わずかにノイズを感じるようなタイミングがあるものの、よく分からない程度であり、今までで最も頻度が低く、程度も小さいように感じられました。

しかも、複数グラフィックボードのマルチディスプレイに戻しているにもかかわらず、です(これより前で最もノイズが少なかったのは、グラフィックカードを1枚取り外した状態でした)。

何の効果が大きかったのか

直前の、メインディスプレイ(プライマリディスプレイ)の選択でメインのGPU(RTX 5060)を選択する、というのは元に戻しただけに相当するため、それ自体は、元と比べたときに、ノイズ対策にはなっていないはずです。

となると、メインディスプレイの接続先がRTX 5060ではなくなってしまっていたタイミング以降で行っていた対策に効果があったものの、メインディスプレイの問題で画面が固まる問題が生じてしまっており気が付きにくくなっており、そこからそのメインディスプレイ問題を解消したことで、効果が発現した、といった流れが考えられます。

すると、メインディスプレイ問題が発生するよりも前から試していた対策や、発生する前に戻すような対策(AfterBurnerのアンインストール)はもともと効果がなかったと言えるため、効果があった対策の有力な候補は、それらに該当しない、グラフィックボード交換以降に初めて試した以下の対策あたりになります:

  • グラフィックボード交換自体
  • MSI Centerのアンインストール
  • 「既定の高パフォーマンスGPU」設定を自動のRTX 5060から手動のRTX 5060への変更(元々自動でRTX 5060になっていたため)
  • (その他の、あまり意識していない操作・意図しない設定変更・時間的変化などの可能性も)

ここで、「既定の高パフォーマンスGPU」を自動から手動にした変更は、メインディスプレイ問題の解消後、自動選択の結果が「RTX 2060」から「RTX 5060」に戻っていたため、自動に戻してみることにしました。

しかし問題なし。悪化せず。なので、こちらは効果があった対策ではなかったようです。

となると候補は以下に減ります。

  • グラフィックボード交換自体
  • MSI Centerのアンインストール
  • 「既定の高パフォーマンスGPU」設定を自動のRTX 5060から手動のRTX 5060への変更(元々自動でRTX 5060になっていたため)
  • (その他の、あまり意識していない操作・意図しない設定変更・時間的変化などの可能性も)

より手軽にできる、MSI Center(2.0.63.0)のインストールを行ってみます。

インストール後、初回起動を行うと、MSI Center内でのインストール処理が実施されます。

そこから再起動した後、様子を見てみましたが、インストール前には発生していなかったような、動画の引っかかりがたまに発生するものの、これまでのノイズ問題のような音声ノイズの発生は増加せず、でした。

となると、グラフィックボード交換の効果が有力となってきます。

ノイズ復活

しかしグラフィックボード交換を行う前に長時間の利用を試していたところ、ノイズが繰り返し発生し始めてしまいました。

解決したのかもしれない、と思ったのは勘違いに過ぎなかったようでした。

MSI Centerをアンインストールしても同様です。

さらなる対策についての検討が必要となりそうです。

ノイズを発生させる方法?

ここで、なぜノイズが復活したのか、ノイズが発生していなかった時間帯と、発生がする現状、何が違うのか、分析してみました。

いろいろと動作を試してみたのですが、ひとつ大きな違いが、起動しているソフトウェアの違いでした。

そして、いろいろ試した結果、サブGPU側に負荷がかかる操作をするとノイズが発生しやすくなることが分かりました。

具体的には、サブGPUのグラフィックボードに接続されているモニタ上にソフトウェアを表示して、そこで描画の負荷が掛かるようにマウスカーソルを動かし続けると、ノイズが発生します。そのソフト自体のハードウェアアクセラレーション設定はオフにしつつ、メインディスプレイ変更の影響でそのプロセスのタスクマネージャーの「GPUエンジン」はメインGPU側になっているのですが、それでもそのウィンドウに表示されているソフトの描画更新に伴い、タスクマネージャーの「パフォマンス」のGPUのグラフは上下し、負荷が掛かっていることが分かります。その負荷が上昇すると共に、ノイズが発生します。

メインディスプレイをサブGPUに接続したモニタに設定していたとき、ノイズの多発や画面の停止が発生してしまっていましたが、それはまさに、サブGPUに特に強い負荷が掛かってしまっていた影響で、今回のようなそこまで強くない負荷であっても、負荷をかけさえすれば画面が固まらないまでも、ノイズの発生には至る、のように考えることができそうです。

遂に、かなり安定した再現手順らしきものが分かってきました。

※原因が1つとは限らないため、別種の要因で発生するケースがあることも考えられ、この再現手順での発生を解消できたとしても、本当に解消できたのかは分からない、という点には注意が必要です。

また、同じディスプレイでYouTube動画を流していても「パフォーマンス」のグラフ上の負荷は高まるものの、ノイズは発生せず、単なる負荷パーセントだけで測れるものではなく、負荷の種類によっても、影響の大小に違いが生じるようでした。

ディスプレイの接続先グラフィックボードを変更してみる

ここからまず手軽にできそうな工夫として、サブGPUのグラフィックボードに接続するディスプレイを、極力描画不可が高いソフトウェア利用をしにくいディスプレイにする、という工夫が考えられました。

そこで、各ディスプレイをどちらのグラフィックボードに接続するか、という対応関係を変更して、利用頻度が高く負荷が掛かりやすいディスプレイをメイングラフィックボードに、そうではないディスプレイをサブグラフィックボードに接続しました。

また、もともと内蔵GPUを利用して、ディスプレイを1台接続していましたが(HDMI接続)、マザーボード上にはディスプレイ出力できるUSB Type-C端子がまだ2つあったので、そのうちの1つに、サブグラフィックボードに接続していたディスプレイのうちの1台を接続先変更しました。

このようにしてサブGPUに対する負荷を回避するように構成変更を行ったのですが、それでも思ったよりもノイズが発生してしまうことが分かりました。

サブGPU接続のディスプレイにウィンドウを配置しない

さらに実験として、サブのグラフィックボードに接続しているディスプレイに1つもウィンドウを配置しない場合にノイズが発生するかどうかを試しました。

しかし、ノイズは発生してしまうようでした。

再現手順に近いことを避ける方法ですが、それだけではノイズの発生を避けきることはできないようです。

Windows Updateで「Realtek - Net - 11.19.602.2025」がインストール

Windows Updateに「Realtek - Net - 11.19.602.2025」という項目が表れ、インストールされました。

「Realtek PCIe 5GbE Family Controller」に当たるドライバかと思ったのですが、デバイスマネージャーでの表示は「10.79.50.1003」のまま変わっていませんでした。

そこで周囲を見てみると、「Realtek USB GbE Family Controller」のバージョンが「11.19.602.2025」となっており、USB接続でのEthernet接続用のドライバの更新だったようです。

そしてどうやら、ディスプレイ(EIZO FlexScan EV2795)をUSB Type-C接続に変更した影響で、USB Type-CにEthernet端子があることで、それがデバイスとして新たに認識され、アップデートに至ったようでした。

音の種類でノイズが発生?

いろいろ試している中で、再生している音楽に破裂音のような音があるところの通過直後にノイズが発生しやすいことが顕著に感じられました。

そして試している中で、Chromeでページ内検索をして、何もHitしなかったときの効果音を連打すると、ほぼ確実にノイズを発生させられることが分かりました。音としては、「C:\Windows\Media\Windows Background.wav」の音だと思われますが、この音をループ再生してもノイズは発生せず、前回の再生に重なるように連打する、音を連続で上書きするような操作がノイズ発生を起こすようでした。

ただしこちらに関しては、全く別の、特に問題が発生していないWindows 11のノートPCでも発生したため、また別の問題であり、実際この連打に相当するケースが多くないため(ノートPCで問題が気になったことがないため)、ここは深追いしないことにしました。

dwm.exeのGPU割り当てを変更する

dwm.exe(デスクトップウィンドウマネージャー)の「GPUエンジン」がサブGPUになっていることが目立ったため、これがメインGPUになるように設定変更することにしました。

Windows 11の「設定」>「システム」>「ディスプレイ」>「グラフィック」>「アプリケーションのカスタム設定」で「デスクトップアプリの追加」から「C:\Windows\System32\dwm.exe」を追加し、「特定のGPU 1:NVIDIA GeForce RTX 5060」を選択しました。

しかし、ノイズは発生。

というより、「GPUエンジン」はGPU 1になったりGPU 0になったりGPU 2になったりと、ここの指定の影響とGPUエンジンの表示で意味が異なるのか、指定を実感すること自体が難しかったとも言えます。

ウィンドウゲームの最適化をオフに

Windows 11の「設定」>「システム」>「ディスプレイ」>「グラフィック」にある「ウィンドウゲームの最適化」を「オフ」にしてみました。

「Microsoft Device Association Root Emurator」を無効化

デバイスマネージャーで、「ソフトウェアデバイス」内にある「Microsoft Device Association Root Emurator」を右クリックから無効化しました。

「Device Association Service」を無効化

また、「サービス」を起動して、「Device Association Service」が実行中かつ「手動(トリガー開始)」だったので、プロパティを開き、「スタートアップの種類」を「手動」から「無効」に変更しました。

そしてWindowsを再起動しました。

しかし、数分に一度、10秒程度ノイズが入る時間帯が生じる、という状態になってしまいました。

「OpenGL GDIの互換性」を「パフォーマンスを優先」に

NVIDIAコントロールパネルの「3D設定の管理」の「グローバル設定」にて、「OpenGL GDIの互換性」を「パフォーマンスを優先」にしました。

「バックグラウンドアプリケーション最大フレームレート」を「30 FPS」に

同じ「グローバル設定」の「バックグラウンドアプリケーション最大フレームレート」を「オフ」から「オン」に変更しました。

再起動後、ノイズ発生は継続。

NVIDIAのドライバを最新版にアップデート

バージョンを下げていたNVIDIAのドライバを改めて最新版(GeForce Game Ready ドライバー 591.74)にアップデートしました。

「Precision Boost Overdrive」を無効化

UEFI BIOSから、「PBO(Precision Boost Overdrive)」を「Disabled」に変更しました。

BIOSで「Global C-State Control」を「Disabled」に変更

以前「Enabled」を試した「Global C-State Control」の設定を、元に戻していた「Auto」から「Disabled」に変更しました。

しかしノイズが発生してしまいました。

再度HDMI経由の出力を利用する

ここで改めて、グラフィックボードから出力しているHDMIが繋がっているディスプレイに音声を出力し、そこのイヤホン出力端子を利用する方法を試してみることにしました。

するとノイズの頻度はあまり変化がないものの、ノイズが発生し始めた際に、ノイズがあまり長時間にわたって発生せず、ノイズの規模(音の大きさ・煩わしさ)も小さく収まることが分かりました。解決ではありませんが、ヒントになりそうです。

ノイズ発生時のイベントビューアーを監視

ある程度定期的にノイズが入る時間帯が来るように感じたため、そのタイミングで何かが実行されていないかと、ひとまずイベントビューアーに「情報」まで表示するカスタムビューを作成し、ノイズが発生したらすぐ前後に何かイベントが発生していないかを確認してみることにしました。

当初、次のイベントが近いタイミングで発生しており、関連しているのではないかとも思われましたが、その一度だけで、その後数回チェックしてみたものの、特に何も発生していないこと多数、でした。

ストリームが開始されました。
アプリ ID: Microsoft.Windows.ShellExperienceHost_cw5n1h2txyewy!App
PID: *****
オーディオ ストリーム カテゴリ: 5

ストリームが停止しました。
アプリ ID: Microsoft.Windows.ShellExperienceHost_cw5n1h2txyewy!App
PID: *****
オーディオ ストリーム カテゴリ: 5

約9分に一度発生する?

イベントビューアーを調べる中で、ノイズの発生が、定期的のように感じたため、そこに注目してみたところ、約9分~10分ほどの周期でノイズが発生する時間帯(10秒程度)がやってくる状態になっていることが分かりました。

現時点で高頻度にノイズが発生している状況かで約9分ごとに発生しており、これまでずっと9分ごとということではなかったものの(数十分以上発生間隔が空くことも普通だったため)、何かこちらもヒントとなりそうでした。

タスクスケジューラを確認

そこで、10分や9分ごとに行われている何かがないかを探すべく、タスクスケジューラに設定されているタスクの中をまず探してみました。

ノイズの発生タイミングと、次回の実行時刻を見比べながら該当するものを探しましたが、タイミングと頻度が一致するものは見つけることができませんでした。

ただし、起動タイミングと負荷が掛かるタイミングとにズレがある可能性も考えられたため、起動タイミングは合致しないものの、頻度が一致するものがないか、という点に注目すると、10分ごとに繰り返すタスク「AtokRn35」がありました。

こちらはATOKリフレッシュナビのタスクであり、ATOKリフレッシュナビの無効化およびタスクの無効化を行ってみました。しかしノイズが10分ごとに生じるところに改善は見られませんでした。

audiodg.exeの優先度を高に

タスクマネージャーの「詳細」から、「Windows オーディオ デバイス グラフ アイソレーション」(audiodg.exe)のプロセスを右クリックして、「優先度の設定」を「通常」から「高」に変更し、加えて、「関係の設定」についても、「すべてのプロセッサ」から「CPU2」のみに変更し、様子を見てみることにしました。

また、タスクマネージャーの「サービス」タブにある「Audiosrv」の「PID」(プロセスID)が合致する「svhost.exe」(Audiosrvを右クリックして「詳細の表示」からも表示可能)にも、同じ優先度と関係の設定(こちらは「CPU4」に設定)の設定変更を行いました。

ノイズが弱くなっているように感じられるものの、ノイズは発生。ここで再起動により設定はクリア。

「すべての音の明瞭化設定を無効にする」にチェックを入れる

HDMI接続のスピーカーから音を取るようにしたため再生デバイスが変わっていました。

そこで「拡張設定」の「すべての音の明瞭化設定を無効にする」にチェックを入れ適用後、再起動しました。

※具体的な「低周波の保護」「室内音響補正」「ラウドネス イコライゼーション」には元からチェックが入っておらず、全体無効化、に効果があるのかは不明。

Chromeを起動せず試す

Chromeを利用せず、他PCからのマイク入力をそのまま再生する(聞く)設定にしてノイズが発生するかを試しました。しかしノイズが発生したため、Chromeが起動していることが原因、ではなさそうです。Chromeに限定した対策では解決が難しそうだと分かります。

スタートアップの無効化

タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」から、有効になっていたものをすべて無効化し、再起動しました。

しかしそれでもノイズは発生してしまいました。

Bluetooth無効化

追加で、Bluetoothを「オフ」にしました(Windows上)。

「可変リフレッシュレート」を「オフ」に

「設定」>「システム」>「ディスプレイ」>「グラフィック」>「グラフィックスの詳細設定」>「可変リフレッシュレート」を「オフ」にしました。

簡易水冷CPUクーラーのUSB接続解除

簡易水冷のCPUクーラー「Corsair iCUE LINK TITAN 360 RX RGB LCD」のマザーボードへのUSB接続を2カ所とも外してみました。

有線LANの無効化

デバイスマネージャー上で「ネットワークアダプター」>「Realtek PCIe 5GbE Family Controller」を無効化してみました。有線LANが無効化され、オフライン状態となります。

すると、10分に一度のノイズ増加が発生しない、もしくは、目立たない(発生しているのかよく分からない)状態になりました。

ただしこれは、LANコントローラーの問題を示唆するとは限らず、ネットワークの接続が切られたことで動作が変化し、そもそもの負荷が掛かりにくくなった可能性や、問題発生のトリガが発動しなくなっただけ、といった幅広い可能性が考えられます。

USB接続のLANアダプタでインターネットに接続

そこで、USB接続のLANアダプタを接続し、そこにLANケーブルを接続した有線LANでインターネット接続を再開することとしました。

サウンドカードの利用を止める

対策のために利用していた、サウンドカードを取り外し、オンボードのオーディオの利用に戻してみることにしました。

オンボードのPCI Express用の8ピン電源も、干渉が解消されるため、再度接続し直しました。

起動時、BIOSの「HD Audio Controller」も、「Disabled」から「Enabled」に戻しました。

再起動後、マイク入力の音が非常に音質が悪い状態になっていましたが、サウンド設定の「録音」で「マイク」(Realtek USB Audio)のプロパティを開き、「詳細」タブで「オーディオ機能拡張を有効にする」を「オフ」に変更することで、通常の音質に戻すことができました。

ノイズ発生原因が途中で変化していた?(Mac側にもノイズ発生元?)

ここで、ASTRO Gaming MixAmp Proを経由して試していた際に、Windowsからの音声出力をMacを経由させてAirPods Proから出力する方法ではノイズが発生したものの、久しぶりにMacを経由しない、直接MixAmpに有線イヤホンを接続して音を聞き続けたところ、ノイズがほぼ解消していることが分かりました。

また、他のノートPCに音声ケーブルを接続してMacに音を入力して聞いた際にもノイズが発生し、現在発生している、10分に1度ほどの周期で発生するノイズが、Macを経由することによるもののようでした(ただし、ノイズの種類は近いが、10分周期よりも滅多に発生しない、という傾向の違いがありそう?)。

Macに外側から入力した音ではなく、Mac自体で鳴らした音を聞いてノイズが発生するかも試したところ、ノイズの一部の特徴が現れたため(少し止まるような聞こえ方)、純粋にMac側にもまた、新たなノイズの発生要因があるようでした。

当初から、Macを経由しない直接接続についてもノイズが発生することを確認して、切り分けながらいろいろと試していましたが、解消したと思えばまた別のタイプのノイズが発生する、といったことの発生を繰り返しつつ試行錯誤している中で、今回注目している10分に1度ほどの周期で発生するノイズに関しては、Mac側も、ノイズの発生原因に関わっているようでした。

とはいえ、Windowsに接続したときのほうが頻度が高いように思われるため、ノイズのきっかけとなる種類の小さいノイズがWindowsからもたらされ、それがMac側で増幅されているような関係が考えられます。

また、何度も改善したように感じつつ結局再発(発生間隔がとても長い等)、といったことを繰り返しているため、まだノイズが解消し切れていない(Windows側に残っている/対処し切れていない)のではないかとは思ってしまいます。

効果的だった対策まとめ

以上の試行錯誤の結果、様々な原因の異なるノイズに対処する形となりましたが、最も効果があった対策・影響が大きかった対策は、以下となりました。

  • NVIDIAコントロールパネルで「電源管理モード」を「標準」から「パフォーマンス最大化を優先」に変更する
  • メインのGPU以外への負荷を減らす(ディスプレイの接続先やレイアウトを見直す)

特に1つ目の、GPUの省電力機能の変更が、定番対策の1つでありつつ、実際に効果も大きかった、と言えます。

その他、以下は、現在採用していない対策(回避策)ではあるものの、大きく状況が変わった、区切りとなった対策でした。

  • グラフィックボード経由の音声出力を利用する(PCに直接イヤホンを接続せず、「HDMI→ディスプレイ→イヤホン端子」を利用する)

こちらは、Realtekのドライバを利用せずNVIDIAのドライバを利用する点が大きかったものと思われます。

また、全般対処していく上で注意点として大きかったのは、ノイズの発生原因は複数重なることがあり1つとは限らない、という点で、またそれが対処している中で入れ替わったり、同時に異なるタイプのノイズが発生する可能性がある、という点でした。

また、ノイズ系はあまりに対策方法の候補が多いことと、エラーメッセージが表示されるわけではなく、ノイズの種類が同じであることをユーザー間で確かめることも難しいことから、情報を参考する際に注意深く行う必要がある、というのも大きい注意点でした。

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参考

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