情報科学屋さんを目指す人のメモ

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【Chrome】「STATUS_ACCESS_VIOLATION」エラー頻発の問題急増中(X等、2026年5月14日以降急増)

Chrome (266) Windows 11 (99)

2026年5月15日現在、PC版のChromeにて、X等で「エラー このウェブページの表示中に問題が発生しました。 エラーコード: STATUS_ACCESS_VIOLATION」のエラー画面になってしまう現象が繰り返し発生するユーザーが急増しています。

昨日14日から急増しているこのエラーについて紹介します。

「STATUS_ACCESS_VIOLATION」エラーでページが落ちてしまう

Windows版のChromeからX(旧Twitter)を閲覧している最中などに、次のエラーが発生してしまう現象が急増しています。

エラー

このウェブページの表示中に問題が発生しました。

エラーコード: STATUS_ACCESS_VIOLATION

「STATUS_BREAKPOINT」が発生する場合も

また、「『STATUS_ACCESS_VIOLATION』エラーが発生しなくなったと思ったら『STATUS_BREAKPOINT』エラーが発生するようになった」、といったパターンも発生しています。

「STATUS_STACK_BUFFER_OVERRUN」エラーの発生も

同様に、「STATUS_STACK_BUFFER_OVERRUN」が同時発生するケースも増加中です。

XやYouTube等で発生

特にこのエラーは、「X」や「YouTube」など、動画が埋め込まれたサイトの一部における発生報告が増加しています。

利用しているOSはWindows 11、発生しているChromeのバージョンは、「148.0.7778.97」や「148.0.7778.168」(最新版)にて発生報告があります。

エラーコードの意味

このエラーコード「STATUS_ACCESS_VIOLATION」は、「Access violation」が発生したことを伝えており、この「Access violation」は、プログラムが本来許可されていないメモリ領域にアクセスしようとしたことなどを意味します。

これは通常の利用では発生しないエラーであり、ユーザー側の使い方の問題ではなく、Chrome等のプログラム側の問題であると考えられるエラーメッセージです。

ただしこのエラーコード自体は、様々な幅広い原因によって発生しうる汎用性の高いエラーコードであるため、これだけを見て、対策を特定することは難しいタイプのエラーコードとなっています。

過去にこのエラーコードが発生していた原因があったとしても、今回発生している場合に同じ原因とは限らない、というような性質があります。

原因について

今回のエラー発生は、一斉に多くのChromeユーザーの間で発生報告が急増していることが特徴です。

そこで、Chromeの元となっているChromiumブラウザの不具合管理システム上を検索すると、関連する思われる以下の不具合報告(英語)を発見することができました。これらのような、何らかの不具合やアップデート等の影響によりエラーが発生しているものと考えられます。

特に②や③においては、Google社への問い合わせやコミュニティ投稿が急増している様子にも言及されています。

エラー発生の具体的な原因としては、Chromeのアップデートにより発生した不具合、というだけでなく、Windows Updateの影響や、その他のWindowsにインストール中のソフトウェアの影響など、幅広い要因が考えられますが、特に②と③側の原因については現在も調査中の状況のようで、発生条件についてまだはっきりとしたことがよく分かっていない、という状況のようです。

いずれにしても、一斉に多くのユーザーで急増していることから、ユーザー個別の操作や使い方の問題ではない、幅広いユーザーに一斉に影響が生じるような、プログラム・システム側に起因するトラブルである、と考えられる状況です。

対策について

ここからは、そうした特徴や関連情報、ユーザーからの報告などに基づく、いくつかの対策方法・対策方針について、解説します。

基本的な対策(アップデートを待つ)

現状、何らかのプログラム側・システム側要因で不具合が発生していると思われるため、基本的にはChromeのアップデートやWindowsのアップデート、利用しているその他のソフトウェアのアップデート等により、不具合が解消されるのを待つようにしてみてください。

そのため、最新版が配信された際には、最新版へのアップデートを行うことを検討してみてください。

グラフィックアクセラレーションの無効化

一方で、ユーザー側で行うことのできる対策の中で、通常操作の範囲であり、現在よく利用されている対策方法としては、グラフィックアクセラレーションの無効化、という対策があります。

Chromeの「設定」から「システム」タブを開き、「グラフィックアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」を「オフ」に変更する、という回避方法を試してみてください。

詳しい設定手順やこの設定項目に関する情報については、次の記事を参照してください:

chrome://flags(Experimental Web Platform features)

また、chrome://flags にアクセスし、「Experimental Web Platform features(#enable-experimental-web-platform-features)」が有効になっていた場合には、無効化(「停止中」を選択)することを試してみてください。

こちらが有効化されている状態でエラーが発生してしまうとの不具合登録が行われているためです。

こちらは、chrome://flagsという通常とは異なる設定項目を操作するため、こちらの対策を採用しようとする場合は、特に注意して設定変更を行うかどうかを検討するようにしてみてください。

chrome://flags(Choose ANGLE graphics backend)

同じく「chrome://flags」の設定変更で注意が必要となりますが、「Choose ANGLE graphics backend(#use-angle)」を「Defaultから」「D3D9」もしくは「D3D11」に変更する、という対策も一部ユーザーの間で用いられています。

ウイルス対策ソフトの確認

また、不具合報告の 513028511 や一部のユーザーからは、AVGやNorton等、一部のウイルス対策ソフトのインストールによる再現や、アンインストールによる解消などが言及されており、利用しているウイルス対策ソフトの違いが発生条件となっている可能性があるため、可能であれば、利用しているウイルス対策ソフトを一時的に他のウイルス対策ソフト(Windows標準のMicrosoft Defender等)に置き換えるなどして、問題を切り分けることも検討してみてください。

別ブラウザをしばらく利用する方法も

より強力かつ現時点で確実性の高い対策としては、別のブラウザを利用する、という対策方法もあります。Windowsで標準インストールされている「Microsoft Edge」ブラウザの利用を試してみてください。ただしこちらはChromeと同じChromiumを元にしたブラウザであるため、同じ問題が発生してしまう可能性も考えられるため、より強力な対策として、Chromium系ではない有名ブラウザである「Firefox」の利用も検討してみてください。

追記:復旧へ

本日2026年5月18日昼前頃より、エラーの発生が急激に減少し始めた模様です。

もともと、エラーの発生原因についての切り分けが進み、Chromiumの不具合管理システム上でエラーの発生原因と目されていたAVGやNorton等のGEN Degital社傘下のウイルス対策ソフトに原因があるのではないかと予想されていました。それに帯して、本日日本時間10時過ぎ頃、GEN degital社がアンチウイルスデータベースのアップデートを配信したことをChromiumの不具合管理システム上に報告しており、これにより解消が増加したものと思われます。

We have fixed it on our side for all GEN brands (Norton, Avast, AVG) in the anti-virus database update (VPS) 260517-16 released on 2026-05-18 02:15:06 CET.
引用元

同じタイミングで発生報告が減少したことや、修正したとのGEN degital社からの報告が行われたことなどからも、大規模なエラー発生は、ウイルス対策ソフトに原因があったものと思われます。

そしてその発生メカニズムを回避するような対策で回避できているユーザーもいたものの、今回のウイルス対策ソフト側の修正により、根本解決が図られたものと思われます。

そのため、対策の設定変更を行っていた場合は、それらを元に戻し、復旧しているかどうかを再度確認するようにしてみてください。

付録:英語設定の場合(Aw, Snapエラー)

Chromeを英語設定で利用している場合、エラー画面には次の英語のエラーメッセージが表示されます。

Aw, Snap!

Something went wrong while displaying this webpage.

Error code: STATUS_ACCESS_VIOLATION

参考

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