LINEの仕組み from did2memo.net

LINEの仕組みや使い方などについて詳しく解説します

iPhone版LINEアップデートで「LINE電話」搭載も 日本が対象国外に

LINE (1627) LINE 4.2.0 (10) LINE 4.3.0 (19) LINE-アップデート (176) LINE電話 (5) iPhone (1733)

3月5日の4.0.1アップデート以来、更新がなかったiPhone版LINEが、一気に4.2.0にアップデートしました。Android版LINEは4.1.0で「LINE電話」が搭載され、iPhone版LINEも次回のアップデートでLINE電話が出来るようになると思われていましたが、LINE電話機能の追加はお預けになってしまったようです

追記:LINE 4.3.0 アップデートが5月3日に公開され、日本でもLINE電話が利用できるようになりました。

最近のLINEアップデート

iPhone版 LINE4.0.1 が最後のアップデートで、それ以来、iPhone版はアップデートされていませんでした。

3/17にAndroid版 LINE 4.1.0 が公開され、「LINE電話機能」が追加。

4/15にはAndroid版 LINE 4.2.0 が公開され、「Sticon(新顔文字)」が追加。

4/27にはAndroid版 LINE 4.3.0 が公開され、「LINE電話の認証機能の改善」や「スタンププレビュー」機能などが一気に追加されました。

LINE電話追加は幻に?

こういう経緯で、iPhone版LINEの次回アップデートでは、きっと「LINE電話」が搭載されるだろうと思われていました。

さて、実際にLINE 4.2.0 へのアップデート画面を開いた結果、表示されたアップデート内容がコチラです。

- LINE電話の追加
タイ、フィリピン、スペイン、アメリカ、メキシコ、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、メキシコ、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、マレーシア、オーストラリアの10カ国でご利用いただけます。
対象国の電話番号でLINEを利用している方は、一般の固定電話、携帯電話、国際電話へ格安の料金で通話できます。
- 新しい絵文字を約1000個追加
- その他バグの修正

line-4-2-0-iphone-update-details

実は、現在iPhone版LINEのページを見ても、「LINE電話の追加」という項目は表示されていません

line-4-2-0-iphone-update-details-web

元々アップデートの予定があったので書いたままだったのを、慌てて削除したのでしょうか

アップデート内容をよーく見てみると

そこで、キャプチャしていた先ほどの画像のアップデート内容をよく読んでみました。。。

すると、日本が対象国から外れていることに気が付きました。

日本がLINE電話機能提供の対象国から外された

まさか、と思い、英語版のiTunes StoreでLINEのアップデート内容を確認してみました。

するとそこには、

What's New in Version 4.2.0 - LINE Call added Available in Columbia, Mexico, Peru, the Philippines, Spain, Thailand, Argentina, Australia, Malaysia and the U.S.A. All LINE users in the supported regions who have registered their mobile phone number can make cheap domestic and international calls to landlines and mobile phones. - Added around 1,000 new Emoji - Minor bug fixes

LINE Call(LINE電話)が追加されたと書かれているではありませんか。

つまり、単純に日本がLINE電話の対象外の国として、iPhone版LINE電話がリリースされたということのようです(※実際私はまだ海外版のiPhone版LINE4.2.0を使ってLINE電話をする、ということはできていません)

line-4-2-0-iphone-update-details-web-en

仮説:日本でのトラブルで審査に通らなかった?

ここまでが、調べて分かった範囲なのですが、ここでどうしてこんなことになったのかを考えてみたいと思います。

以前から、Android版LINEのほうが機能追加が早く、iPhone版が遅れる、ということがありました。

以前着せ替え機能アップデートが遅れたとき、「iPhone版はまだか」という質問に対して、LINEサポートは「iPhoneにはApple社の審査があるので、審査にかかる日数次第で公開日が変わります」と公言していたことから、LINEでは、iPhone版の審査が終わる前にAndroid版をリリースする方法を採用していることが分かります。

今回のLINE電話の遅れも、このApple社の審査が原因だと私は思っていました。

そして今回、1カ月以上LINE電話対応アップデートがiPhone版LINEで公開されないままになっていたのですが、この間にLINE電話にはいろいろな問題がありました

参考:LINE電話の「電話番号偽装」と言われた問題について

また、LINEの中の人へのインタビューでは、「海外ではこの問題について懸念の声が今のところない」と4/4の記事で述べられていました(このインタビューのこの部分が印象的で、覚えていました)

――LINE電話は海外市場攻略のためにも重要というお話しがありましたが、海外ではこういった点に懸念の声は上がっているのでしょうか?

舛田氏
 いまのところ無いですね。 引用元

これらを総合すると、Apple社の審査にLINE電話を搭載したiPhone版LINE4.2.0が通らず、最終的に日本をサービス対象国から外すことで、審査を通過することができて、今回のリリースに至った、という仮説が有力なのではないかと考えられるのではないでしょうか。

あくまで仮説ですが、「日本を外す」というのはどうもやはり「電話番号偽装」と呼ばれた問題の存在が関係していると考えずには居られません。

追記

「LINE電話」のボタンが表示される環境であっても、日本では

LINE電話を使用できない国です。

というメッセージが表示されて使えないようです。

コメント(0)

新しいコメントを投稿