情報科学屋さんを目指す人のメモ

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「Google お使いのシステムは(4)のウイルスから極度なダメージを受けています」の表示に注意

Android (729) Chrome (235) Google (159) セキュリティ (78)

突然「Google お使いのシステムは(4)のウィルスから極度なダメージを受けています!」というページが表示されて、Google PlayからSharecloudや360 Securityのインストールを要求されるケースが増えています。これを見て、「ウイルスに感染してしまったのでは?」個人情報は大丈夫なの?などとパニックになる人も多いようなので、ここで紹介します。ここのところ、これに似たページが表示される頻度が高くなっています。

※2017年11月5日現在、この警告画面に遭遇している人が多数発生しています:「Google「お使いのシステムは、頻繁に4ウイルスによって破損しています!」画面に注意(2017年11月5日増加中)

「ウィルスから極度なダメージを受けています!」

現在表示報告が増えているのは、次のようなページです(jp.appdownscargo.com / Arrows Z の例)。

malicious-web-page-otsukaino-system-imasugushuuri

Google
お使いのシステムは (4) のウィルスから極度なダメージを受けています!
お使いの Fujitsu Arrows Z は、 28.1%のダメージ 最近訪問したアダルトサイトの (4) の有害なウィルスによって を受けました。間もなく携帯のSIMカードもダメージを受けることになり、連絡先、写真、データやアプリケーションなども破損されるでしょう。

今すぐこのウィルスを取り除かないと、お使いの携帯が極度のダメージを受けることになります。必要な手順はこちらです(ステップごと):

ステップ1:ボタンをタップして、Google Playで"Sharecloud"を無料でインストールします!

ステップ2:アプリを開き、今すぐシステムをスピードアップして修理します。

[今すぐ修理します]

「Googleからこんな通知が来た」「ウィルスに感染したらしい」などと、この表示を怖がったり、動揺し、アプリをインストールするケースがとても多いようです。

この画面が表示される直前には、バイブがブーブー鳴ったり、音が出たり、次のポップアップが表示されたりします。

警告!

この Asus K013はウイルスに感染しており、ブラウザが極度に破損しています。今すぐウィルスを取り除いて修正する必要があります。

今すぐ取り除いて修理する必要があります。

 このウィンドウを閉じないでください。

** このままにしておくとリスクがあります **
[OK]

表示ページのドメインには、以下のパターンがあります。

  • jp.appdownscargo.com
  • jp.capitalapp.xyz
  • jp.onelicnddse.xyz
  • sg.ywxneb11.pw
  • sg.ylvtkq.pw
  • sg.zkgvra.pw
  • sg.h0e9jxbf.pw

また、ダウンロードを推奨されるアプリとしては、Sharecloudのほか、「Avira 2016」があります。

ウイルスに感染したの?

このとおり、「ウィルスに感染した」ように見えるこの画面ですが、まず大事なこととして、「Google」と左上に表示されていますが、この画面(ページ)は、Googleから配信されている内容ではありません

このページを作った人が勝手にGoogleのロゴや画像を利用して、「ウィルスに感染した」というメッセージを信じ込ませようとしているだけです。

そのため、本当にウイルスに感染したわけではないので、安心してください

どうすればいいの?

じゃぁどうすればいいの?ということですが、繰り返し表示されない限り、この画面を閉じて、無視すればOKです。

しかし、ウイルスに感染していないにせよ、この画面が表示されるのには、ある程度の理由(違法なサイトを見ていた・成人向け動画を探していた)があるようなので、今後もそのようなサイトを継続利用すると、同じ危険にさらされる可能性が続くことになるので、利用を止めるなどを検討したほうが良いかと思います。

このページは何者?

最初の話に戻りますが、このような悪質な画面を表示して、「ウイルスに感染したと思い込ませる」のには目的があります

それは、ウィルスに感染したと思い込ませて、ウィルス対策ソフトをインストールさせるという目的です。

つまり、このページは、ウィルス対策ソフトの「広告」だったわけです。

昔からパソコンでは「よくある手法」ですが、ここ最近、急激にスマートフォン向けサイトなどでこの種類の広告が増加しており、注意が必要です。

togetterから転送された?

最近このページについて、togetterを見ていたら突然転送された、という声が目立っています。詳細を別ページにまとめました。

また他のページとしては、占ツクやpixivなど、さまざまなページでの遭遇報告があります。

関連:この警告が表示される仕組みと表示されないようにする対策について

こちらの記事を参考にしてください。

コメント(1)

  1. 信楽の狸
    2017年3月16日(木) 17:51

    具体的な対策はどうすればいいのか

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