情報科学屋さんを目指す人のメモ

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「きみのブラウズ中に感染している可能性があります!」警告が突然表示されるユーザーが増加中

Google (152) ウイルス (36) セキュリティ (78)

2018年7月13日現在「きみの ○○ ブラウズ中に感染している可能性があります! 次の手順に従って、リスクを止めて ○○ 保護された」で始まる警告ダイアログが突然表示されるユーザーが増加しています(※「○○」の部分には、利用中の端末の機種名(型番)が表示されます)。

この警告が表示された場合の対処法などについて。

「きみの SO-01H ブラウズ中に感染している可能性があります!」

現在突然表示されるユーザーが増加しているのは、次のようなポップアップ表示です(機種名部分は利用中の端末に応じて変化します):

警告
きみの SO-01H ブラウズ中に感染している可能性があります!次の手順に従って、リスクを止めて SO-01H 保護された

SO-01Hアンドロイド () あなたの携帯電話を保護するためにVPNアプリが必要です。

問題を解決するには「OK」をタップします。

[OK]

※機種名の表示パターンとしては、「SO-01H」「SO-02K」「HTV33」「SHV39」「SOV35」などの型番であり、「Xperia Z5」のような販売宣伝に利用されている機種名であったり、「docomo、au、SoftBank」といったキャリア名は表示されないことが特徴です。ただしこのあたりは今後変わる可能性もあります。

偽の警告ポップアップ

このポップアップを閉じると、Googleのロゴが左上に表示された「必須アクション」という警告と対策の詳細画面が表示され、VPNアプリをインストールするように促されます。

しかしこの警告ポップアップは、Google社が表示しているものではありません

Googleロゴを表示して画面の信頼性を高めた上で、VPNアプリをインストールさせることが目的であり、言わば「広告」ページです。

対策について

そのため、Googleが言うことだからと指示に従うのではなく、そのままそのページ表示を閉じてしまうようにしてください。

心配であれば、ウイルススキャンしておくことも有効です。無料で利用できるものもあります:Android用ウイルス対策ソフト「Yahoo!スマホセキュリティ」の導入・初期設定方法

「どうして機種名が知られているの?個人情報がバレているの?」について

この画面では、突然自分の機種名が表示されて驚くかも知れません。

しかし実は、インターネットでウェブサイトを表示する際、実はもともと「私はiPhoneです」であったり、「私はAndroidのXperi Z1です。バージョンは○○です」のように、自分の機種名などの情報を送信した上で、ページのデータを届けて貰っています

そのおかげで、同じURLを開いても、パソコンからアクセスしたときはパソコン用のページ、スマートフォンからアクセスしたときはスマートフォン用のページを表示することができます(※スマホ用ページ表示の仕組みはこのパターンだけではありませんが、代表的な例です)。

したがって、この偽の警告ポップアップに機種名が表示されたからといって、怯えたり、怖がったり、驚いたりする必要はありません

また、あくまで機種の名前を伝えているのみで、その他の例えば名前だったり電話番号であったり住所であったりが送られているというわけではないので、「個人情報がもう盗まれてしまったのかも」などと思い込んでしまわないように注意してください。

そもそもどうして突然画面が切り替わったの?

そもそもウェブサイトを見ていたはずなのに突然画面にポップアップが表示されたのはどうしてなの?という部分についてはまたややこしい(難しい)話なのですが、次のページでその概要を紹介しているので読んでみてください(前半のパターン紹介は読み飛ばしても大丈夫です):

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