情報科学屋さんを目指す人のメモ

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Nintendo Switchをドックに差し込んでもテレビに映らない問題と解決した対策について

Nintendo Switch (86)

Nintendo Switch(スイッチ)が突如、ドックに差し込んでもテレビに出力されず、何も映らない状態になってしまいました。

ドックにSwitchを挿しても反応しない状態で、充電すらされません。

このときの症状の詳細や、成功した対策について紹介します。

Switchがテレビに映らない

Nintendo Switchをドックに差し込むと、自動的に充電が開始され、接続しているTVに映像の出力先が変更されます。

しかし突如として、ドックに差し込んでも何も起こらない状態になってしまいました。

ドックに差し込んでも、Switch本体の画面に表示されたまま、何も起こりません(本来であれば、本体の表示が消えた上で、テレビに出力先が切り替わる)。

充電も開始されない

また、Switchをドックに差し込むと給電されるため、本来であれば充電も行われるはずなのですが、充電すら開始されません

調査

ここから、いろいろと試して、原因についての調査を試してみました。

差し込んだときにしっくり来ない?

まず最初に気になっていたのが、「ちゃんとドックにSwitchを差し込めているか」「接触不良ではないか」といった接続まわりの問題です。

特に、何となくSwitch本体をドックに差し込んだときにしっくりこないというか、差し込んでもガタつくように感じてしまいました。

そこで、Swith本体とドッグとの間の接触不良をまず疑い、エアダスターを使ってゴミを取り除く努力をしてみたのですが、特に状況に変化はなく、改善されませんでした。

また、ドックにSwitchを差し込むと、USB-Cのコネクタが飛び出してくる機構などを観察しながら注意深く差し込んでみましたが、特に改善されず、接続そのものにも問題があるようには見えませんでした。

※しかしこの後、この「ガタツキ」は、特に関係なかったことが分かります(もともとだった?)。

別のUSB-Cケーブルをドックに接続してみる

そこで、接触不良が原因なのかどうかをはっきりさせるため、電源からドックへ接続しているUSB-CケーブルとACアダプタをドックから抜いて、その代わりに、モンスターボールPlusに付属していたUSB-Cケーブルを、給電されているUSBに接続した上で、ドックに差し込み、利用してみました。

すると、ドックに差し込んだSwitchの画面は引き続き消えずにテレビへの出力は行われなかったのですが、今までとは異なり、「テレビに写せません。付属のACアダプターをお使いください」と表示されてしまいました。

別のACアダプターでは利用できないようです。

しかしその際、充電は開始され、充電開始の表示が画面左上に表示されました

このことから、ドックとSwitchとの間の接触不良で完全に接続が断絶されてしまったわけではない、ということは分かりました。

USB-Cケーブル無しを試す

USB-Cケーブルを挿さなければテレビに映ったりしないかな、と思い、USB-Cケーブルを一切ドックに接続せずに、HDMIケーブルだけで接続してみたのですが、さすがにこれでは全く映らず。TVに移すためには、電力供給が必須のようです。

USB-Cケーブル(ACアダプタ)を別ものにしてみる

ここで、「USB給電だったから、ACアダプタではないと判定されてエラーが出た?」と考え、別のUSB-Cケーブルでの接続を試してみました(純正以外のUSB-Cアダプタの接続はそもそもサポート外だと思われるため、推奨しません)。

すると、ちゃんとテレビに出力されることが分かりました

つまりどうやら、ドックが故障しているのかと思ったのですが、ACアダプタ側が故障しているのではないかという仮説が立ちました。

ドックを介さず直接接続すれば充電できる

しかし「故障しているのでは?」と思われたACアダプタですが、ドックに挿さずに直接Switch本体に接続する分にはちゃんと充電される、ということが確認できました。

ここだけ見れば、ACアダプタは故障していないようにも見えます。

解決策

最終的に、純正のNintendo Switch ACアダプターをAmazonで購入し、ACアダプタを交換することで、正常にTVに映像を出力できるようになりました。

今回、一見ドックが故障したように見えたため、ドックの交換が必要なのかと思っていたのですが、最終的に高価なドック(ドック、ACアダプタ、HDMIケーブルのセットで販売)の交換ではなく、ACアダプタのみの交換で済み、費用を小さく抑えることができました。

ただしこれは今回のケースのみで、似たような症状であっても本当にドックの交換が必要なケースもあるかと思います(そもそも交換しても直らず、本体の不具合が原因、というケースもあるかもしれません)。

ドックセットを購入するとACアダプタも付属してしまうため、「ACアダプタを購入して交換してみてだめだったら次はドックを購入しよう」という買い足しをしようとするとACアダプタを2つ購入することになってしまうため、ACアダプタを購入するか、ドックを購入するかは上手に検討してみてください。

ACアダプタを一度友だちに借りて、友だちのを接続したら直らないかを試す、といった方法がもし利用できるのであれば、そういった手段で「ACアダプタを交換したら直りそう」という確認をとることがおすすめです。

そうでなければ二重購入を避けられるドックの購入が無難かもしれません。

気が付いたこと:今回購入したACアダプターの特徴

今回購入したACアダプターと、昨年購入したNintendo Switchに付属していたACアダプタとでは、ACアダプタ部分の印字内容/部品製造メーカー名の表示などの細かいところが異なっていました(MITSUMI・HOSIDEN)。また、元のものにはMADE IN CHINAとありましたが、今回届いたACアダプタにはMADE IN THE PHILIPPINESとなっていました。複数の供給元があるようです。

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