情報科学屋さんを目指す人のメモ

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【iOS14】時計ウィジェットの時間がおかしい原因/時刻がズレる不具合について

iOS (377) iOS 14 (79) iPhone (1723)

iOS14のアップデートにより「ウィジェット」機能が一新され、アプリアイコン同様、ホーム画面上に配置できるようになりました。

この新しいウィジェット機能を早速使ってみようと「時計」のウィジェットを配置してみたものの、「全く時間が違う」というケースや、「時間がずれる・狂う」といった問題が発生しています。

実は時計ウィジェットの表示に関する問題が2点あり、それぞれ原因は大きく異なるのですが、それぞれどちらも「実際の時刻と違う」ということが発生しているため、その2つの問題をまとめて紹介しておこうと思います。

問題1:時計ウィジェットの初期設定が「日本の時刻じゃない」

まず1つ目の大きな問題点(知らないと見逃してしまうポイント)が、時計ウィジェットの初期設定です。

どういうわけか、時計ウィジェットを配置した直後、iPhoneの設定で指定されている地域の時刻ではなく、固定の地域(クパティーノ)になってしまっているため、日本の時刻を表示してくれていないという点です。

時計ウィジェットには「CUP」や「-16」と、表示に時差があることを示す表示があるのですが、そちらに気が付かないと、「でたらめな時刻が表示されている」ように見えてしまうようです。

そのため、日本の時刻を表示するためには、一度配置した時計ウィジェットを長押しして「ウィジェットを編集」を選択して、そこから「東京」を検索して選択する必要があります。

設定後、表示は「TOK(東京)」に切り替わります。

問題2:だんだん時刻がズレる(遅れる)

実はこうして時差の問題を解消しても、もう一つの問題が残ります。それは、その後どんどん時刻がずれて行ってしまう、という問題です。

どういうことかというと、どうやら時計ウィジェットの表示(長針・短針・秒針)が、iPhoneの画面を暗くしている間などに進まず止まってしまい、その結果、どんどん時刻が遅れていってしまうようなのです。

実際に、iPhone画面左上のデジタル時計、時計アプリ、時計ウィジェットと並べ、しばらくディスプレイをスリープにして待ってから確認してみると、次のような時間差が発生してしまいます:

こちらもズレが大きくなると先ほどの時差の問題なのではないかと思ってしまうほどなのですが、時差の設定を行ってもなおこの問題が残るため、時計ウィジェットの利用には注意してください(環境によっては遅れる現象が発生しないことも考えられるので、そういった状態であれば利用できると思いますが、頻繁にズレてしまう状態では実用にはしにくいのではないかと思います)

対策

ユーザー側で簡単にできるような対策は分かっていないため、問題2に関しては、何らかのApple側のアップデート(iOS14.1リリースなど)を待つようにしてみてください(ひとまず様子を見て見てズレるようであればこの問題の可能性が高いため、時計の見間違いによるトラブルを避けるため、修正されるまで利用しない/配置しないようにするなどの対応が必要かと思います)。

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