情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

【2021年版】Chromebook対応プリンター選びと注意点(Canon、EPSON、ブラザー、HP)

Canon (5) Chromebook (66) Chromebook-プリンター (2) ブラザー (2) プリンター (7)

Chromebookからプリンターを利用する際に、プリンターを追加できない等、かなり苦戦したので、その後Chromebookで利用することを考慮に入れて、新しいプリンター選びを行いました。

そのときに「気を付けたこと」や、2021年になって以前と変わること、そしてそれに合わせた「プリンター購入/検討時の注意事項」などを紹介します。

2021年プリンター選びの注意点:Googleクラウドプリント終了

Chromebookからプリンターを利用する際、以前より「Googleクラウドプリント」というクラウドサービスが重要な役割を果たしていました。

というのも、Chromebookとプリンターを直接USBやWi-Fi、LANケーブルなどで接続できなくとも、「Googleクラウドプリント」に印刷したいデータを送信すれば、「Googleクラウドプリント」対応のプリンター側がその内容をダウンロードして印刷してくれて、自然と「Chromebook対応プリンター」として利用できていたためです。

プリンターによっては、「Googleクラウドプリントに対応しているので、Chromebookに対応している」のように、Googleクラウドプリントに依存する形で、Chromebookに対応している場合がありました。

しかしその「Googleクラウドプリント」が、2020年12月31日にサービスを終了する予定です。

注意点1:「Googleクラウドプリント終了後も印刷できるか」

つまりそういった「Googleクラウドプリント経由でしかChromebookからの印刷に対応していない」プリンターは、新しいChromebookのプリンター機能に対応する等の対応が行わなければ、「Chromebook非対応プリンター」となってしまいます。

そのため、「Googleクラウドプリンタ」というキーワードによく注意してプリンターを選ぶ必要があります

Chromebookからの印刷にとって「Googleクラウドプリント」終了の影響は大きく、メーカーによってはChromebookの対応状況に合わせて、Googleクラウドプリントが終了することについての補足説明が行われていたりします

そういった説明に注意して、2021年以降もGoogleクラウドプリントなしで印刷することに正式に対応しているかどうかをよく見極めて選ぶようにしてみてください。

例えば「ブラザー」では次のように、かなり丁寧にクラウドプリントの終了と、その後の対応予定や対応状況についての案内が行われています(※「Chrome OS」とは「Chromebook」に搭載されているOSのことで、ここでは「Chromebook」と読み替えればOKです)

Google社より、Google クラウドプリントは2020年12月31日をもってサポートを終了し、それ以降使用できなくなることが告知されています。
Chrome OSからGoogle クラウドプリントを利用されていた場合、サポート終了後はネイティブ印刷を使うことが推奨されています。現在、ブラザー製品でネイティブ印刷を利用できるよう準備を進めています。
製品の対応状況は「製品対応表」をご覧ください

引用元

注意点2:非対応機能があること

もう一つのポイントは、Chromebookに対応しているプリンターであっても、プリンターに搭載されているすべての機能が利用できるわけではない、という点です。

プリンター搭載機能のうち、Chromebook(Chrome OS)では「フチなし印刷ができない」「スキャナー機能が使えない」「一部の設定が無視される場合がある」などの制限が発生する場合があるため、「使いたいと気に入った機能が実はChromebookでは使えない機能だった」といったことになってしまわないように、各社のChromebook対応状況ページをよく読んで確認するようにしてみてください。

注意点3:「Chromebook対応」以外の観点を忘れないこと

もうひとつ忘れたくないのが、一般的なプリンター購入時の注意事項、例えば「写真中心なのか文書中心なのか」「ランニングコストはどれくらいなのか」などです。

「Chromebookに対応している」ことを重視しすぎるあまり、購入後「印刷の質が悪くて残念」「思っていたとおりにならない」となってしまったり、「iPhoneからも印刷したかった」「Windowsから印刷できれば十分だった」など、Chromebook「以外」からの印刷について考えておくことも大切です。

「Chromebookをサブとして利用している」という場合でそこまでChromebookからの印刷を頻繁に行うわけではない、という場合には、Chromebookからの印刷先に「PDF」を選択してGoogleドライブに保存した後、Windows側からPDFファイルを印刷する、といった方法も利用可能です。

※今回は特に「Windows PCからの印刷ができるから、Chromebookからの印刷にそこまでこだわる必要がない」というところには特に注意しつつ、プリンターを選び、購入しました。

注意点4:プリンター以外の対応状況にも注意

特にこれから新しくChromebookを購入する予定の場合特に注意が必要なのですが、印刷する元のデータを作るソフト(例えば年賀状作成ソフトや画像編集ソフト、イラスト編集ソフト等)がそもそもChromebookに対応しておらず、想定していたとおりの利用ができない可能性についても注意しておいてください。

また、ソフトが使える/使えない、というだけでなく、Chromebook版が使いやすい/使いにくい、といった観点にも合わせて注意が必要です。

各社の「Chromebook対応プリンター」のページを参考に

これらの注意点に配慮しつつ、Chromebook向けにプリンターを選ぶ際は、各社の「Chromebook(Chrome OS)対応プリンター」の一覧を参考にして、プリンターを選んでみてください。

ここからは、家庭用プリンターを提供しているメーカーいくつかについて、ChromeOS対応状況ページや関連する情報を紹介しておきます。

メーカー別:ブラザー

ブラザーはChromeOSの対応状況や非対応の機能について詳しく説明されていることが特徴です。

※そのあたりも考慮して、私はブラザーの新しいプリンター「DCP-J987N(DCP-J987N-B)」を購入しました:

メーカー別:キヤノン

キヤノン(Canon)のプリンター別の対応状況は、次のページにまとめられているのですが、「インクジェットプリンター」や「インクジェット複合機」のカテゴリ内を確認する限り、12/30時点で「Windows、Mac、Android、iOS、その他のOS(Linux)」という構成で紹介されていて、「Chrome OS」の見出しは用意されていませんでした。

ただしそちらとは別の、製品詳細などのページから辿ることができる以下のページには、「機種別ドライバー対応OS」として「Chrome OS」が記載されているので、そちらを参考にしてみてください:

なお、Chrome OSについては次の通りキヤノン製のドライバが提供されていないため、Chrome OS標準の印刷機能の範囲内での利用となるため、機能の制限に注意してください。

Chrome OSではOS標準の印刷機能でのみ印刷可能です。キヤノン製のChrome OS用ドライバーの提供は行っておりません。

引用元

過去のプリンターに関してですが、そちらについてはGoogleクラウドプリントのサービス終了についてのお知らせが11月20日に出されており、Chromebook向けに新しく推奨されている「ネイティブ印刷」に対応することが案内されているので参考にしてみてください。

Google社より「Google Cloud Print(GCP)」のサービス終了は2020年12月31日をもってサービスを終了する。」とのアナウンスがありました。これに伴い同日をもってインクジェットプリンターでの本機能サポートも終了させていただきます。
なお「Google Cloud Print」に変わる手段としてGoogle社推奨のChromeOSネイティブ印刷に対応します。

引用元

メーカー別:エプソン

エプソン(EPSON)では、次のページにて、Chrome OSに対応しているプリンター(機種)が一覧されています。末尾に対応していない機能についての記載(「※」の意味)があるので、そちらも合わせて確認してください。

メーカー別:hp

hp(ヒューレット・パッカード)では、Chromebookでの印刷方法のヘルプページから、各種情報に辿ることができるようです。

このページの「よく寄せられる質問」内に「私のプリンターはin-OS Chrome印刷に対応していますか?」という項目があり、そこが実質的な「Chromebook対応プリンターについて説明している箇所」のようでした。

詳細はそちらを直接確認してみて欲しいのですが、まず最初に「IPP Everywhere Printers」のページが案内されています(ただし英語)。

IPP EverywhereをサポートするHPプリンターの場合、セットアップは不要です。単に印刷の手順だけで済みます。またプリンターは必要に応じて選択できます。お使いのプリンターに互換性があるかどうかを確認するには、「IPP Everywhere Printers」(IPP Everywhereプリンター) (英語) を参照してください。

引用元

また、「HP Linux Imaging and Printing」プロジェクトを通じてサポートしているものもある、との案内もされています。

HPLIPがお使いのプリンターをサポートしているかどうかを確認するには、「HP Linux Imaging and Printing」(英語) を参照してください。

引用元

具体的に新製品である「HP ENVY 6020」を確認してみると、IPP Everywhere Printersの一覧の中に「HP ENVY 6020 All-in-One Printer」の掲載があり対応している様子ですが、日本の製品ページにある「製品仕様」の「PC環境 システム要件」には「Windows」と「Mac」の記載しかされておらず、Chromebook/ChromeOSについての記載を見つけることができませんでした。このあたり、個別のプリンターの対応状況の確認についても注意してみてください。

追記(2021年1月追記):Chromebook対応プリンター一覧

HPより、Googleクラウドプリントの終了に伴って、Chromebookに対応しているプリンターの一覧ページが公開されたようです。画像付きで対応機種が一覧されているため、プリンター選びを行いやすくなっています。

関連:設定方法

コメント(0)

新しいコメントを投稿




  • カテゴリ ナビ
  • 著者紹介

    ブログが趣味で、スマホアプリの利用中に発生するトラブルや不具合の対策手順や障害情報、 設定の変更方法などについて、解説記事をよく書いています。

    自分が困ったことをブログに書けば、次に困る人の参考になって、みんながみんな同じ苦労をせずに済む、というのが原点です。

    最近の関心は、スマホやパソコンが苦手な人の行動や思考、そしてそんな人を手助けする方法です。

    RSS | Facebook | Twitter | About