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docomoキャリア決済の「処理中」の意味について(Google Play spモード/iTunes spモード)

docomo (266) キャリア決済 (4)

Google PlayやAppStoreのアプリに対して、docomoのキャリア決済(spモード消さし)を利用して課金した際に「不承認」などのエラーが発生し、「ご利用履歴」を確認してみるとそこには「Google Play spモード決済」や「iTunes spモード決済」の履歴が残っており、「エラーが出たのに課金されてしまっている」と困ってしまう場合があります。

このときポイントとなるのが、ご利用履歴内に表示される「処理中」や「完了」などといった文字です。

特にこの「処理中」と表示されている履歴が請求対象なのか、それともまだ課金が確定していない状態で請求対象というわけではないのか等がその場では判断できずに困ってしまいがちですし、そもそもこの「処理中」との表示には注目せず、「履歴にエラーになった支払いも登録されている」というところばかりが目に入ってしまうかも知れません。

今回は、GOogle Playからの支払いがエラーになってしまった後、docomoのキャリア決済の履歴を確認したところそこに「Google Play」に対する支払い履歴が残っていたものの「処理中」と書いてあった場合にどういう意味なのか、ということに関するdocomo公式の情報を紹介します(以前一度発見したものの、改めて探してみるとかなり見つけにくかったため、この「処理中」の意味についての公式情報を改めて紹介します)。

課金エラーの例

Google Playでは、次のような課金エラーが発生する場合があります(2021年1月1日になった直後より、Google Playでの課金エラーガ相次いでいます)。

エラー

取引は不承認となりました

履歴を確認すると「Google Play」の支払い履歴あり?

このエラー発生を受けて多重支払いなどを心配してdocomoのキャリア決済(spモード決済)の利用履歴を確認してみると、次のような形式で、「ご利用履歴」が表示される場合があります:

2021年 1月購入分

[2021/01/01 01:00]
Google Play
spモード決済
処理中 [都度決済] ¥xxxx円 [詳細]

ポイントは「処理中」

ここで注目したいのは、各履歴1件1件の左下に表示される「処理中」や「完了」「減額」「キャンセル済」などの表示(決済処理状態)です。

そしてその中でも特にエラー発生時に問題となりやすいのが「処理中」です。

「処理中」の意味

この処理中の意味について、「docomo キャリア決済 処理中」などで公式情報を探してみてもなかなか見つけにくいのですが、「spモード コンテンツ決済サービス」のサービス説明ページにて、次の記載を確認することができます:

ご利用明細内のステータスが「処理中」の決済は、お客さまの請求対象となりません。お客さまの請求対象となるのは、ステータスが「完了」となった決済のみとなります。

引用元

この記載、ページを開いても見落としやすいのですが、「Google Playでのご利用について」もしくは「iTunesでのご利用について」のタブを選択したときに表示されるページ内容の注意書き内に記載があります。

ここで案内されているとおり「処理中」の決済は請求対象とならない、とのことです。

そのため、エラーが発生してアイテムを入手できなかったのに利用履歴に何度も登録されてしまっている、といった場合にその処理状態が「処理中」であれば、まだ請求は発生(確定)していないため、この後キャンセル相当の処理が行われることが考えられる状況(つまり、エラー発生時の正常処理の範疇)と考えられます。

したがって「処理中」の状態が最終的にどのようになるのかをしばらく待ってから改めて確認するようにしてみてください。

「完了」の意味

一方で、「完了」は請求対象となる、との記載があるため、「完了」になっていた場合で購入結果がアプリ側(支払先側)に反映されていないようなことが合った場合は、何らかの問い合わせが必要と考えられます。

キャンセル処理について

ただしこの「完了」が表示されていても、同じ金額が「減額」で打ち消され、実質キャンセルのような処理が行われる場合があります(※単純な「キャンセル済」表示も用意されています)。

そのため、「完了」表示があった場合には、周囲に「減額」など、打ち消される支払い履歴が登録されていないかを確認するようにしてみてください。

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参考

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