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iPhoneアプリ上に「○○が他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティの追跡することを許可しますか?」が表示され、「Appにトラッキングしないように要求」か「許可」かを選択するように表示されます。
このダイアログ表示および、選択を間違ってしまいやすいため、間違えてしまった場合の訂正方法について紹介します。
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Appトラッキング許可ダイアログ
アプリを開いた直後などに、次のようなダイアログが表示されるケースが増えています。こちらは、2021年2月20日時点のiOS14.4端末でYahoo!天気アプリ最新版を開いたときに表示されるダイアログの例です:
“天気”が他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティの追跡することを許可しますか?
「許可」を押すと、他社のデータも活用し、よりお客様に適した広告が掲出されます。「Appにトラッキングしないように要求」を押すと、他社のデータを活用した広告は掲出されなくなります。※詳細はプライバシーをご覧ください。
[Appにトラッキングしないように要求]
[許可]
次は、「ローソン」アプリの例です:
“ローソン”が他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティの追跡することを許可しますか?
許可することで、興味のある商品のクーポンやお知らせが届きます。
[Appにトラッキングしないように要求]
[許可]
冒頭とボタン名はiOS14.4が提供している文言であり、共通していることが分かるかと思います。
しかし説明の内容や構成、分量はアプリの開発者次第となり、大きく異なることが分かるかと思います。
選択する際の注意
このダイアログが表示された場合、「Appにトラッキングしないように要求」か「許可」かの2択でどちらかを選択することになります。
このとき注意して欲しいのは、「上に表示された文字数が多いボタンのほうが『拒否』であり、下にある短いほうが『許可』側である」、という点です。
こういったOSからのダイアログが表示されたとき、反射的に「キャンセル」をタップする感覚でいると、「許可しない」つもりで下にある「許可」側をタップしてしまうなど、少しうっかりしやすいダイアログの構成となっているため、注意してください。
※なお、この機能について開発者向けに概要を紹介しているページに表示されているサンプル(英語)では、上に「Allow Tracking(トラッキングを許可)」が短めの文言で表示され、下に「Ask App Nort to Track(トラッキングしないように要求)」となっており、上下の意味が逆転しているようです。
※また、以前は「許可」ではなく「トラッキングを許可」と表示されていたようで、そこから「許可」に変更された模様です。
どちらを選べば良いの?
その注意点を踏まえた上で「どちらを選べば良いのか」ですが、こちらについては、どのアプリでも共通してこちらを選択すれば良いというものではなく、アプリごとに判断することとなります。
機能的な違いについてこのダイアログ中に説明されているため、「許可した場合にどうなるか」や「許可しなかった場合にどうなるか」に注目しつつその説明を読み、判断に役立ててみてください。特に「広告をユーザーの興味に合わせて配信する」あたりへの影響が大きいため、その点にも注目してみてください。
また、プライバシーポリシー(App Storeから開くことができます)に記載されている内容も参考にしてみてください。
なお「よく分からない」という場合には、後でプライバシーポリシーなどを読んでから有効にする、という方法もあるため、ひとまず「Appにトラッキングしないように要求」を選択していく、という方針も選択可能です。
この仕組みについてより詳しい内容を知りたい場合には、次のページ(開発者向けページ)が参考になります:「ユーザーのプライバシーとデータの使用 - App Store - Apple Developer」
設定を後から変更する方法
間違えて選択した場合や、後からやっぱり変更したくなった、といった場合は、
この設定を後から変更するのは、アプリ内からではなく、「設定」アプリから行います。
「設定」アプリを開いたら、「プライバシー>トラッキング」の順に開きます。すると個別のアプリ名が並んだ「トラッキング」画面が表示されるので、そこでアプリごとの「オン(許可)」「オフ(拒否)」を選択してみてください。
その他の例
“TikTok”が他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティの追跡することを許可しますか?
あなたのデータは表示される広告を含め、ユーザー体験のパーソナライズと最適化を目的として使用されます。
[Appにトラッキングしないように要求]
[許可]
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