情報科学屋さんを目指す人のメモ

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迷惑SMS/詐欺SMSを報告する方法と注意点(docomo、au、SoftBankへの報告)

SMS (296)

宅配業者(ヤマト運輸、佐川急便)や金融機関(三菱UFJ銀行等)、ECサイト(Amazon等)、通信キャリア(docomo、au、SoftBank等)への「なりすまし」SMSなど、迷惑SMS/詐欺SMS(フィッシングSMS)が増えています。

この届いたSMSを、docomo、au、SoftBank利用者が各キャリアへ通報する通報先について調べてみると、似たような窓口や、一見該当しないようにも見える窓口など、窓口を見つけるまでに迷ってしまうようなケースもあるように見えたので、ここで通報先/連絡先について、docomo、au、SoftBankの順に、まとめて紹介します。

※なお、報告を行う際には、各リンク先ページの報告方法の説明や注意書きによく目を通し理解した上で報告を行うようにしてください。

※後半で詳しく紹介していますが、各社の迷惑SMS報告窓口では、「『各社の電話番号から』送信されたSMSに対する報告」を受け付けている、というスタンスのようですが、報告する側としては、電話番号からその契約キャリアを事前に判断することができないため、そこを踏まえた報告を行うことは難しいように思われます。とはいうものの、それでも報告して欲しいというスタンスとも読める部分もあるため(他社への共有についての記載など)、報告するかどうかについては各社のリンク先を確認した上で、検討してみてください。

docomo(+メッセージアプリからの報告、専用メールアドレスへの報告)

docomoでは、「+メッセージ」アプリの通報機能を利用する方法と、「メール」を利用した通報方法の主に2つが、次の専用ページにて案内されています。

「+メッセージ」の場合は、迷惑SMSを送信してきた送信元とのやりとり画面の右上に表示される「i」マークをタップしてその送信元の詳細を開き、「迷惑メッセージ報告」をタップ、報告理由を選択、「送信(紙飛行機)」ボタンをタップ、の順で報告する手順が案内されており、メールの場合は、専用のメールアドレス(リンク先ページ記載)に対し、「受信日時」「送信元電話番号(または送信元名)」「SMS本文」などを、指示通りの形式で掲載して送信するようにとの案内が行われています。

この報告手順を説明しているページ自体には、「広告・宣伝を目的としたSMSおよび+メッセージを利用した迷惑メッセージが対象」との説明があり、偽サイトへと誘導する「フィッシングSMS」が対象にならないように見えて別の通報先を探してしまいたくなるかも知れません。しかし、こちらのdocomo公式のフィッシングSMSへの注意喚起ページにて、次の文章とともに先ほどの通報手順ページがリンクされているため、そちらを窓口として利用する方法で問題なさそうです。

万一、フィッシングSMSを受信した場合、ドコモへの情報提供にご協力お願いします。

引用元

au(専用電話番号への報告、専用フォームからの報告、+メッセージアプリからの報告)

auの場合は、次のページの「迷惑SMS(Cメール)が届いた時にはこちらまで」という見出し以下の部分に、「インターネットにて問い合わせ」および「お電話でお問合せ」の2つの方法が案内されています。

こちらも「対象」の記載がありますが、こちらは「一方的、無差別に送信される迷惑SMS(Cメール)でお困りのお客さま」とされています。

SoftBank(専用メールアドレスへの報告)

SoftBankでは、迷惑SMSの報告方法として、専用のメールアドレスが次のページの「電話番号メール(SMS、MMS)の申告方法」にて公開されており、専用の形式で送信元電話番号や受信日、本文を記載するように案内されています。

なお、迷惑メールの報告にはキャリアメールからの申告しか受け付けていないようなので、docomo/au/SoftBankからの報告を行うようにしてみてください。

各携帯電話事業者が提供するキャリアメール以外からの申告は現在受け付けておりません。

引用元

注意点1:迷惑SMSの報告対象について

auおよびSoftBankの報告ページには、それぞれ他社の電話番号(他社のケータイ)からのメッセージ送信については対応していないとの記載がある点に注意してください(※といってもユーザー側では送信元の電話番号がSoftBankなのかどうか表示されるわけでもないため、実際にこの点を考慮して報告する/しないを判断するのは難しそうです)

ソフトバンク携帯電話以外からの迷惑メールについては、各携帯電話会社の窓口へご相談ください。

引用元


※auケータイ以外からの迷惑メッセージについては、各携帯電話会社の窓口へご相談ください。

引用元

docomoについても、少し間接的な記載ですが、「ドコモの契約約款違反した送信者」というところから、送信者がドコモ利用者であるということについて言及されています。

ドコモの契約約款に違反した迷惑メッセージ送信者に対処するため

引用元

なお、同様の記述はauにも掲載されています。

お客さまからお寄せいただいた情報を基に弊社約款に準拠して違反者に対する処置を実施

引用元

注意点2:送信元が電話番号でない場合について

SMSの場合、送信元が電話番号でない英数字(英語)となっている場合があります。

docomoの報告手順では、「+メッセージアプリ」を利用した報告手順に次の注意書きがあり、「上記以外をご利用のお客様」の手順である「専用メールアドレスへの報告」を利用するようにとの案内が行われています:

※英字を含む連絡先の場合のご報告手順は、下記、「上記以外をご利用のお客さま」をご確認ください。

引用元

一方、auのWebフォームからの報告を行う場合、送信元の入力欄は「迷惑SMS(Cメール)送信電話番号【必須】(例) 0901111XXXX)」となっており、数字以外が入力できないわけではありませんが、対応しているかどうかがはっきりしません(なお、auの場合は報告にau IDでのログインが必要であるため、自然と受信者の電話番号が通知される状況です)。

SoftBankも送信元が電話番号であることを前提に説明されています。

・電話番号はハイフンなしで、数字・カンマ「,」は半角で入力してください。

引用元

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