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Microsoft Edge の新しいタブに表示される検索キーワード入力欄「Webを検索」にアルファベット(英語)を入力しようとした際に、大文字で入力しても勝手に小文字になってしまう、大文字を入力したいのに大文字が入力できないと困ってしまうユーザーが発生している模様です。
この挙動についての情報を紹介します。
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自動的に小文字になる
2021年8月14日現在、最新版のMicrosoft Edgeバージョン92にて、「新しいタブ」を開いた際に表示される検索キーワード入力欄にアルファベットの大文字を入力すると、入力直後自動的に小文字に変換されてしまう現象が発生しています。
少し遅れて大文字が小文字に切り替わるため、入力を進めるごとに大文字が小文字に切り替わる様子が見て取れます。
この挙動について、「勝手に小文字になる」「大文字が入力できない」と困っているユーザーが発生しています。
Windows 10 Pro バージョン 21H1 + Microsoft Edge バージョン 92.0.902.73 + MS-IME/ATOK/Google日本語入力、にて、大文字が自動的に小文字に変換されてしまう動作を確認しました。ただし、キーボード入力に限らず、コピー&ペーストで大文字を貼り付けた際にも、小文字に自動変換されるようで、IME側の挙動ではなく、Edge側の挙動であることが分かります。
なお、同様の挙動はbingのサイトやアドレスバーなどでは発生せず、新しいタブに用意されている検索窓でのみ発生することが特徴のようです。
ただしMicrosoft IMEの利用中(ひらがな入力状態)、正確な発生条件は不明なのですが、アルファベットの大文字を入力した際、小文字に変換されるだけでなく、それまでに入力した文字(の小文字)が二重に入力されてしまう現象が発生する場合もあるようです。例えば「ABC」と3文字を入力すると、自動的に「abc」へと小文字変換されてしまうのですが、この2重に入力されてしまう現象が発生した場合には、1文字入力するごとに「a」「aab」「aababc」のように入力されてしまいます。
Chromeでは発生せず
なお、Chromeにも「新しいタブ」には同様に検索窓が用意されていますが、こちらでは大文字は大文字のまま入力することができ、自動で変換される挙動は発生していないようです。
Chromiumの不具合登録
この問題は、ChromeやEdgeの元となっているChromiumブラウザの不具合登録ページに報告されてしましたが、不具合かどうかを判別する以前に、対象がEdgeであることから、そのまま「Wont Fix」ラベルが付けられ閉じられてしまっており、特に詳しいことは分かりませんでした。
修正・変更待ち
検索窓を使用して検索を行う際、一応大文字であっても小文字であってもおおよそ同様の結果が得られることから、この変更が意図した仕様変更である可能性もありつつ、意図したわけではない変更であり不具合である、という可能性もあり、どちらであるか断定し切ることは難しそうです。
しかしながら、ユーザーの利用しているIMEの問題、PCの故障、などではなく、多くのユーザーに共通して発生している動作であるため、ユーザー個人の問題と考えてWindowsやIME等の設定変更や、Windowsの初期化などを行ってしまうのではなく、今後の修正(不具合の修正、や、仕様を元に戻す変更、等)が行われるのを待つようにしてみてください(修正されない可能性も考えられますが、周囲との挙動の差違から、元に戻す可能性のほうが高いものと個人的には想像しています)。
それまでこの挙動が発生する検索欄を利用したくない場合は、新しいタブの検索窓を利用する代わりにアドレスバー(URLの入力欄)に検索キーワードを入力して検索するか、もしくは、Edgeの設定の「プライバシー、検索、サービス」タブの「アドレスバーと検索」の「アドレスバーで使用する検索エンジン」でBing以外を選択し、すると表示される「新しいタブでの検索、検索ボックスまたはアドレスバーを使用する」の設定を「アドレスバー」に変更することで、新しいタブの検索窓に検索キーワードを入力した瞬間自動的にアドレスバーに入力が移動し、この場合であれば自動的に大文字から小文字への変換も発生しないため、この設定変更の実施も検討してみてください(設定をもとに戻せるように現在の設定や設定の変更内容をメモしておくことをおすすめします。また、新しいタブの検索窓の入力機能を利用しなくなるため、問題の解消に気が付けなくなる点に注意してください)。
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