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iOS15に戻した結果、Safari等の操作方法の違いや、一部のアプリで発生する不調や起動できない問題などが原因で「元のiOS14に戻したい」と感じるユーザーも少なくないようです。
この「iOSを前のバージョンに戻す(下げる、ダウングレードする)方法」については、一般ユーザー向けの公式ヘルプを検索しても、そういった手順を見つけることはできません。
探し方が悪いのか、それともそういった手順が公式ヘルプでは公開されていないのか、そもそもAppleがそういった機能を提供していないからなのか等、判断が付けにくい状態です。
そこで今回は、「公式ヘルプ上のiOSダウングレードの扱いが気になる」と思ったユーザー向けに、公式ヘルプ内で言及されていた「ダウングレード」に対するApple公式の見解について紹介します。
※あくまで通常のiPhoneのヘルプで説明されている、通常版iOSを利用する一般利用者(非開発者)向けの情報を探しました。そのため、開発者へ向けた情報については範囲に含めていません。したがって、開発者としてダウングレードが必要、などといった場合には、開発者向けに提供されている他の公式ドキュメントを参考にしてみてください。
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「iOSのバージョンを下げる」ことに対する公式見解
AppleのiPhoneユーザー向け公式ヘルプや公式ユーザーガイド内では、iOSのアップデート方法についての記載はあるものの、それを元に戻す、バージョンを下げる、ダウングレードする、などといったことに関する情報はなかなか見つけることができません。
しかし、「Apple セキュリティアップデート」というヘルプページに掲載されている文章の中に、補足のような形で次の通り、iOSのダウングレードすることはできない、ということが案内されていることを見つけることができました。
iOS、iPadOS、tvOS、watchOS のソフトウェア・アップデートをインストールした後で、それ以前のバージョンにダウングレードすることはできません。
(引用元)
iPadOSやtvOS(Apple TV用)、watchOS(Apple Watch用)の話もまとめて書かれている一文ですが、アップデートした後のダウングレード(バージョンを下げること)について「困難である」でも「特殊な方法が必要」などでもなく、「できません」とされています(※別途開発者向けには方法を用意しているよ、などの説明もない様子です)。
※この文章の手前には、「iOS および iPadOS の最新バージョンは 15 です。」と、現在の最新版のバージョン番号が案内されています。
ヘルプ上に「ダウングレード」手順は用意されていない
このことから、公式ヘルプを探してもダウングレード手順を見つけられない、というのは、ヘルプに記載するようなダウングレード方法が実際に用意されていないためだった、と考えられます。
したがって、「ヘルプに従ってダウングレードしたい」という場合、こちらがまさにヘルプページでの案内であるため、「ダウングレードすることはできない」、という考え方のもと、アップデート後の最新版のiOSの操作に慣れたり、利用できない/不具合のあるアプリなどの修正アップデートを待つなど、その他の対処方法を検討してみてください。
参考
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