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Chromeアップデート後に太字フォントの表示がおかしい(フォントが変わった、太い、見にくい、アンチエイリアスがかかる等)問題発生中

Chrome (239) Chrome-アップデート (20) Windows 10 (262)

Windowsユーザーの間で、最新版Chrome(バージョン96)へのアップデート後に「アップデートしたらフォントが変わった」と困惑するユーザーが増えています。

具体的には、特に「太字(ボールド)」のフォントの表示に関する問題で、「文字サイズがおかしい」「ぼやける」「アンチエイリアスがかかるようになった」「フォントが違う・変わった」「Microsoft Edgeと表示が違う」などの反応が発生しているようです。

今回は、Chromeアップデート後に発生しているフォントの違和感に関する情報を紹介します。

「Chromeアップデート後にフォントが変わった」の声

数日前に安定版(Stable)となったばかりの「Chromeバージョン96」へのアップデート以降、以下のような、一部のサイトの一部の表示に関して「フォントが変わった」等の反響が増えています。

  • 「フォントが変わった」
  • 「フォントが変わって見にくい」
  • 「フォントがぼやける」
  • 「フォントが太い」
  • 「太字フォントが変わった」
  • 「太字だけアンチエイリアスがかかるようになった」
  • 「フォントがおかしくなった」
  • 「勝手にフォントが変更された」

不具合登録

この問題について、Google Chromeの元となっているChromiumブラウザの不具合登録システムを確認してみると、日本語や韓国語に関して、以下の登録が行われているのを見つけることができました:

これらの登録では、「font-weight: bold;」が指定された文字のフォントに関する描画(表示)の問題が指摘されており、Issue 1258378 にて修正が進められているようです。

※実際に不具合登録されている日本語フォントの表示差違は、Windows 10 Pro 21H1 + Chrome 96.0.4664.45 にて確認することができました。

対策について

その修正の進捗を追うと、少なくとも韓国語フォントにおける問題に対しては修正が作成され、バージョン96の今後のアップデートに取り込まれる流れとなっているようです。そのため、日本語に関しても同様に不具合として修正が行われ今後のアップデートにより修正版が配信されるのではないかと思われます。

そのため、Windowsの設定やChromeの設定などを慌てて必要以上に変更してしまうのではなく、今後の修正アップデートを待つことを検討してみてください。

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参考

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