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【ゲーム用語】「クロスプログレッション」の意味と「クロスプレイ」との違い

Apex Legends (218) オーバーウォッチ2 (42)

ゲーム用語に「クロスプログレッション」という言葉があります。

最近では、オーバーウォッチ2が「クロスプログレッション」対応であることや、Apex Legendsが「クロスプログレッション」に対応するのかしないのか、などが話題となっています。

一方、似たゲーム用語に「クロスプレイ」という言葉があります。

どちらも「クロス」で始まりますが、意味は大きく異なるものの、で紛らわしく覚えにくいかもしれません。

今回はこの2つの言葉、「クロスプログレッション」と「クロスプレイ」の意味や違いについて紹介します。

「クロスプレイ」の意味

比較的身近なのは、話題になる機会の多い「クロスプレイ」という用語のほうです。

少し具体的に言えば、

「クロスプレイ」とは、例えば「PC版」の人と「PS4版」の人とが、一緒にプレイできること

を指します。

特によく言われるのは、「対人戦」があるゲームで、「PC版のプレイヤーとPS4版のプレイヤーとが対戦することがある」「PS4版の人がPC版の人と戦わなければならない(またその逆も同様)」のような文脈です。

これをより専門的に言えば、

異なるプラットフォーム(PC/PS4/Switch等)でプレイするユーザーが、一緒に戦うことに対応しているゲームのこと

で、「クロスプレイに対応しているゲーム」などと呼ばれます。

「クロスプレイ」に対応していると、PCしか持っていない人が、PS4しか持っていない人と一緒にゲームができるなどの利点があります。

その一方で、PC版とPS4版との間でどうしても埋められない操作性の違いや機能の違いなどが発生してしまい、一緒に戦う際の「有利・不利」や「不公平感」が発生してしまう可能性がある、というデメリットがあります。

「クロスプレイ」は設定で「オフ」にできることが多く、オフにすると同じプラットフォーム(PC同士、PS4同士など)だけで対戦が組まれるようになります(※ゲームタイトルによって、クロスプレイがオフになっていてもPS4とSwitchとは区別しないため、PS4とSwitchとは対戦することがある、などの場合もあります)

「プラットフォーム」の意味

「クロス○○」の話をするときによく出てくる「プラットフォーム」という単語について詳しく説明しておきます。

ゲーム用語としての「プラットフォーム」とは、「どんな機器(やソフトウェア)からプレイできるか」を表します。

具体例のほうが分かりやすいのですが、先ほどの「PC」や「PS4」、「Switch」なども「プラットフォーム」と呼ばれます。

よくゲームの詳細情報に、「対応プラットフォーム」と書かれた欄があり、そこに「Switch」と書かれていたら、「Switch版がありますよ」「Switchからプレイできるゲームですよ」のような意味となります。

なお「PC」には、同じPCでも様々なプラットフォームがあり、例えば「Steam」や「Origin」、「Battle.net」などがあります。これら1つ1つも「プラットフォーム」と呼ばれます。

「クロスプレイ」は「『プラットフォーム』を『クロス(またいで)』して一緒にプレイできる」のような意味を持ちます。「クロス」しているのは「プラットフォーム」です。

「クロスプログレッション」の意味

よりマイナーな用語が「クロスプログレッション」ですが、こちらの「クロス」も、「クロス(またぐ)」するのは「プラットフォーム」です。

しかし、「クロスプレイ」とは違って、この話に複数のプレイヤーの話は登場せず、ここで話題となるのは、1人1人のセーブデータです。

「セーブデータ」と呼ぶと少し当てはまりにくい場合もあるのですが、もっと言い方を変えれば「ゲームアカウントの進捗情報(この英訳が『プログレッション』です)」、つまり、サーバーに保存されているアカウントの「レベル」であったり「所持アイテム」、「戦績」などのイメージです。

そして、

「クロスプログレッション」とは、プラットフォーム(PC・PS4等)が違っていても、同じアカウントでログインすれば、同じ進捗情報(プログレッション)が利用できる

ことを意味します。

例えば、PS4版でゲームをプレイしてレベル10になったアカウントを使って、そのまま同じゲームのPC版にログインしたら、そちらもレベル10になっている、というのが「クロスプログレッション」です。

クロスプログレッションに対応していると、例えば最初はPS4版でプレイしていたものの、より高画質/高FPSの綺麗な画面でプレイしたくなってゲーミングPCを購入してPC版に移行した際に、「続きから」プレイできる、というのが利点となります。

また、複数のプラットフォームでプレイする際に、アイテム・スキンなどを片方で購入すれば両方で利用できるため、有料アイテムの課金や、アイテムを得るためのプレイ時間などを節約できるという利点があります。

一方で、PC版とPS4版との間に操作方法の違い・練度の違いがあっても同じセーブデータとなってしまうため、PC版で初めてキーボードとマウスを使うから、いきなりPS4版基準の高いランクから始まると敵が強すぎるなど、進捗状況以外の差違が進捗状況に反映されないことによる問題が発生してしまう場合もあります。

また、従来クロスプログレッションに非対応だったゲームを途中からクロスプログレッションに対応させた場合に、複数のゲームの進捗状況をどう統合するか、両方のプラットフォームそれぞれで同じ有料アイテムを購入していた場合に返金すべきなのかなど、ややこしさを発生させてしまう可能性もあります。

最近話題となっているゲームタイトル「オーバーウォッチ2」は、クロスプレイに対応しているため、PS4ユーザーとPCユーザーとが一緒に対戦することが可能であることに加えて、クロスプログレッションにも対応しています。

一方、人気ゲームタイトル「Apex Legends」は、クロスプレイには対応しているものの、クロスプログレッションには対応していません。そのため、同じアカウントを使ってPC版・PS4版にログインすることは可能なのですが、それぞれレベル1から始まり、スキンや実績・ランクなども、プラットフォームごとに保存されます。そのため、当初PS4版でプレイしていたが、ゲーミングPCを購入したからPC版へ移行しようと思う、となると、レベルがリセットされ、これまでに獲得していたスキンも使えなくなり、始めから、となります。

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