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マイクロソフトの検索サービス「Microsoft Bing」にチャットAI機能が提供されたことが話題となっています。
今回はこの「Bing」の「読み方(カタカナ表記)」に関する周辺情報を紹介します。
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公式の「読み方」
まず結論的なものを紹介すると、マイクロソフト公式は「Bing」の読み方を「ビング」としています。
Bing日本語版公式Twitterアカウントでも次のように、カタカナ表記を「ビング」としています:
ちなみによく聞かれるのですが、Bing(カタカナではビング)という名前は、"sound of found”、「見つかった!」という時の音をイメージしています。http://cot.ag/a45NdD
— Bing 日本版 (@BingJP) July 12, 2010
他の読まれ方
一方でこの「マイクロソフトが案内している読み方」以外に、以下のような読み方を行うユーザーが多いようです。
- ビーイング
- ビン
英単語としての発音について
この「Bing」ですが、マイクロソフトが公式に案内している「カタカナ」での読み方は「ビング」であるものの、英単語「bing」の「発音」は、発音記号で「biŋ」です。
これは、日本語にする際に、「ビング」とされる場合もありつつ、「ビン」とされる場合もある発音です。
ポイントは末尾の「ŋ」の部分で、この部分は「ン」とも「ング」ともカタカナ表記されるため、「ビング」とは別に「ビン」と読めるのではないか、というのは自然な読み方です。
実際、アメリカ(US)での「Bing」の発音を動画で確認すると、「ビン」の後に小さく「グ」を感じるような、いわゆる「ŋ」の発音記号の発音で、「ビン」と「ビング」の中間のように聞こえます。
「ン」or「ング」の例としての「ping」
同様の問題がITの分野では「ping」にて発生しており、これを「ピン」と読む(カタカナ表記する)人と、「ピング」と読む人とで分かれます。これも末尾が「ŋ」です。
身近な「ング」
この「ping」は意見の分かれやすいものです。
その一方で、同じ「ŋ」という発音記号に対しては、「song」のように、日本語で「ソング」とは表記するものの「ソン」とは表記しないものがいろいろとあります。「キング」や「リング」なども末尾は「ŋ」ですが、「キン」や「リン」と表記することはまずなく、「ング」側が馴染んでいます。
その逆として有名なのは「香港(ホンコン)」で、これは2つある「ン」はどちらも「ŋ」ですが、「ホングコング」とは読みません(書きません)。
「ビング」とすることを表明している
このように、発音記号「ŋ」に関しては、カタカナ表記(これが実際の「読み」として扱われる)が分かれてしまいます。
マイクロソフトが公式に「ビング」という読み方・カタカナ表記を表明しているのは、この「ビン」と「ビング」とどちらなのか、という問題をハッキリさせている、とも言えそうです。
「英語の発音をどう記述するか」だけで言えば「ビン」でも間違いではないものの、公式がカタカナ表記を提示している以上、「bingの読み方をカタカナで書く」際は、「ビング」、となりそうです。
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